D5の森手前、向こうには湖が見えて、眼前には緑の木々が沢山生い茂っている。
とりあえずこれだけは言わせれくれ。ふざっけるな☆ふざっけるな☆ふざっry
本当にふざけてるだろうが。みろるん作った奴誰でェ。…書き手ですか、さいですか…。
とりあえず合宿終った翌日ぐらいにバトロワヤルヨーって言う神経がおかしい。
…まあ、何だ。生き残ればいいだけのゲームなんだし、人付き合いさえしなけりゃ生きられるってワケで。
…ところで、自分は一体どうすればいいのやら。
人付き合いさえしなければって言われてもさびしいよね。無想封印寂!(たぶん違う
「とりあえず支給品確認…っと」
リュックをひっくり返して確認する。うわ、地図とかデテキター。本気かよ…
何かしらと、食料ではない袋包みがあった。それをまるで子供のように即座に、不器用に開ける。
袋から顔を出していたのは――…波導の勇者の杖。無論、中に誰も居ませんよ(どっかで聞いたボイスで
それを取り出して次に出てきたのは、その勇者が身につけていた手袋。
そして……何故かルカリオの耳としっぽ。しかも耳にはご丁寧に房までついてやがる。
袋包みを見れば『はどうのゆうしゃセット・きみも今日からはどうのゆうしゃだ!』だなんて、子供っぽい字で書かれていた。
「………本気かよ」
――…明らかに死亡フラグですね、わかりますよん
大体杖でたいした攻撃なんかできるワケないし、中に誰も(主にルカリオあたり)居ないってこと自体死亡フラグですよねー。
手袋は確か波導を高めることができるって聞いたけど、一般人が使うのにはムリがありすぎる。
そしてルカリオの耳は……、明らかにコスプレとかで使うようなもんだし、手触りからしてそれは大いに分かる。
要するに、右京そらこの死亡フラグはもう目の前にある、と…。
…でも、考えてたら早くくだばった方が身の為じゃね?いやだって戦いなんかしないで済むし…
だったら、早くこの首輪をいじっちゃえば一瞬でしねるって事だよね…、
オープニングで爆死してた人居たし。
…どうしよう。あたいってば天才過ぎてやばいようべべべべべ(今すぐ逝ってください
「……よし、これが夢だと思って首輪思いっきり引っ張るヨー、そ――」
首輪を傷つけようと爪を立て(いやだって刃物なかったんだもん、支給品に)て、引っ掛けようとしたその時…
「ちょっとそこ危ないぃーーー!!!!」
木の上から、なんかよく分からないけど声がした。
さてそらこ、そいつをどうする?
イエアアアア(だくおんしょうりゃく) にア よけれるわけない フタエノキワry
「なんかキタアアアアアアアアアア!!!」
「うわああああああっっっ」
そんな衝動に避けられるはずも無く、“よく分からない声”の主は、無事着地した。…そらこの背中に。
そんな馬乗り状態で、しばらく会話が続いた。
「ヴ、痛ったー……」
「そんなのキミがどけば良かったのに」
「そんなのあんたが行き成り降りてくるからアルヨー……」
「うっさいな~。グダグダ言っても仕方ないじゃん。口より体動かして行動しないと」
「それは一般人には即座にできないヨー。……それより、さぁ」
「今度は何?」
「そろそろ降りてくれない?本気で重いんだけど」
「あ」
その言葉で、紅い髪した少年(にしてはちょっと顔立ちが女っぽい)は、やっと背中から降りてくれた。
「…で、お前は誰なのヨー」
「え?ああそういやまだ名乗ってなかったね。ボクはフレイアだよ」
フレイアと言う少年は、適当に自己紹介した。
「ふーん、フレイア君ねー。あたいはそらこアルヨー。よくゆとりって言われてるヨー」
「いや、ボクは女なんだけど」
「あ、ごめんごめんアルヨー」
「初対面だから間違えられるのはよく多いけどね。ところでゆとりって何?」
……あ、まずい。こいつゲームのキャラだな。
「んー、何でもないヨー」
「ふーん……」
適当に挨拶らしきことを交わした後、色々と会話を楽しんだ。
「それでね、今ルイス達を探してるってとこだったんだけど。飛ばされた位置があの木の上だったんだ」
とりあえずフレイアの連れの話を聞いた。目的はルイス達を探してるみたいらしい。
「そりゃあ木の上だから落ちるのも当たり前、か…」
「でさぁ。今ソラコが持ってるのって何?」
持ってるもの…?ふと右手を見ると、さっきの波導の勇者の杖を握っていた。
そして無意識のうちに着けたのであろう、その勇者の手袋、そしてルカリオの耳まで着用してあった。
うわっ…これ恥ずかしいな。
「んー、多分戦闘には役立てれないものカナー」
「ふーん。でも、支給品にそんな役立たずなもの、入れるものなのかな」
「よく分からないー。…でも、もしかするとー」
「もしかすると?」
興味本位で、波導弾を出すあの構えをやってみた。そしてそれに集中してみる。
集中した時間はほんの一瞬だった。その一瞬のうちに……
ドォン!!!!
「「!!??」」
…眼前に映ったのは自分が波導を出して発射させる瞬間瞬間。聞こえた音は、あの波導弾の音だった。本気かよコレ……。
「……もしかするとの内だったね、ソラコ」
「う、うん……」
「と、とりあえず何か探してみようか」
「あ、うん」
そして辺りを(変な奴らに見つからない程度に)散策してみた。フレイアと一緒に。
湖辺りまで行くと、西にあるもう一つの森に行く二人(あたり)を見つけた。
そいつらを、見つからない程度に追っかけてみることにした。
【場所・時間帯】D5森の前→D4湖(現在位置)→B3森(今ここに向かおうとしている)
【名前・出展者】右京そらこ@リアクション学院の夏休み
【状態】ほんのちょっと疲労(フレイアが乗ったから)、支障なし、ほかはまったくの健康
【装備】はどうのゆうしゃセット@ミュウと波導の勇者ルカリオ
【所持品】支給品一式、はどうのゆうしゃセット@ミュウと波導の勇者ルカリオ、不明支給品
【思考】基本:早く展開がほしい
1:背中だりぃ
2:波導弾SUGEEEEEEEE!!!
3:ルイスってどんなんだろう
【名前・出展者】フレイア@テイルズオブコンチェルト
【状態】健康、少し不安
【装備】不明
【所持品】支給品一式、不明支給品
【思考】基本:出来れば戦いたくは無い
1:背中のおかげで助かっちゃった
2:超人だね、ソラコ
3:ルイス達、何処にいるんだろう…
※フレイアの不明支給品は一つは武器で、他は武器じゃないのでお願いします
※そらこの武器は三点セットで一つの武器と化します。いっこでも盗られちゃったらおしまいです
※そらこの不明支給品は武器ではないのでお願いします
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最終更新:2008年11月15日 18:06