「さすがに、何も出来ないあいつが…俺みたいに湖にあがれる事はないだろ、死体は確認できないが、助かるわけあるまい」


 私が意識を手放すほんの数瞬前、ゼルさんのその一言だけが、私の耳に届いていた。多分私はもう助からないと思う、さっきまで聞こえていたアトワイトの私を呼びかける声ももう殆ど聞こえない、ただ、ゼルさんの言葉だけが聞こえた。


 最後くらい、もうちょっと…頑張りたかったなぁ

 私は…もうだめです。今そっちに行きます。待ってて…おかあさ…


 しかし、この時、誰も知らない、長月コトナは、助かるべくして助かるのだと、ゼルガディス=グレイワーズの一言は、彼女の命素のものを救ったと…
 いわゆる、死亡フラグの数倍立てにくい…『生存』フラグに…


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「さて、服も乾いたことだし、着替えるか」

 ゼルガディスは自分の服を手に取りながら呟く、かわいらしい(むりやり)出で立ちの彼の顔に笑顔が宿る。長月コトナは、思わずうっとりと見とれるが(中は非常に興奮している事だろう)それで直にゼルガディスの言ってる事に気がつき、必死で叫ぶ


「え、ゼルさん着替えちゃうの、可愛いからそのままが良いのに!」
『コトナ…男に可愛いって…』
「女装してるんですよ、この可愛さが解らんのですか!」

 思わず熱く語ってしまう。
 ゼルガディスは、それを五月蝿そうにするが、何とか無視して女装している服を脱ぎにかかる。暫くお待ち下さい


 そして、ゼルガディスは、長月コトナが目の前で涙して手を伸ばしているのを無視して、ゼルガディスは着替えを終了させる
『コトナ…』
 アトワイトは長月コトナに哀れみをもった声をかける。長月コトナはorz



『…それで、ゼルガディスはコレから如何するの?』
 アトワイトが喋り始める。ゼルガディスは特に悩む様子も無く


「決まってるだろ」

 そういって

 長月コトナは、湖に落ちた

 ゼルガディス=グレイワーズの手によって

 アトワイトは、驚いて、ゼルガディスに叫ぶ

『な、何を』

「決まってるだろ?ゲームにのったんだよ・・・俺は」

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「さすがに、何も出来ないあいつが…俺みたいに湖にあがれる事はないだろ、死体は確認できないが、助かるわけあるまい」


 私が意識を手放すほんの数瞬前、ゼルさんのその一言だけが、私の耳に届いていた。多分私はもう助からないと思う、さっきまで聞こえていたアトワイトの私を呼びかける声ももう殆ど聞こえない、ただ、ゼルさんの言葉だけが聞こえた。


 最後くらい、もうちょっと…頑張りたかったなぁ

 私は…もうだめです。今そっちに行きます。待ってて…おかあさ…


「                」
『             』
 いきなりこえがした。だれだったかは、しらない、たぶん、わたしには、かんけいないこと、だって、わたしもうしぬもん、そうね、おかあさん、まてて、わたし、そち、いくから


【F4 草原・昼前】

【名前・出展者】長月コトナ@リアクション学院の夏休みエピローグ
【状態】気絶中
【装備】ソーディアン・アトワイト@テイルズオブディスティニー
【所持品】基本支給品一式 拡声器
【思考】
基本、早く帰りたい、ゲームには乗らない
1、気絶中
2、まってて、そっちいくから
※長月コトナを救ったのは誰か…かはお任せします。
※ルルさんセットはゼルガディスのところにおいて来ました。

【名前・出展者】ソーディアン・アトワイト@テイルズオブデスティニー
【思考】
1:コトナ…しっかりして…
2:今後の方針を決めたい
基本:出来る限り助言はする。また、もし持ち主が殺し合いに乗ったらなんとか説得する
※ロワ内では誰でもソーディアンの声を聞くことができます
※また、威力は落ちるもののソーディアンさえ持てば誰でも晶術を扱えます


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「さて、何処へ行こうか…それにしても」

 ゼルガディスは自分の目の前にあるルルさんセットに頭を悩ませるのだった。


【C4 湖のほとり・昼前】

【名前・出展者】ゼルガディス=グレイワーズ@スレイヤーズ
【状態】健康
【装備】無し
【所持品】支給品一式、お料理セット@テイルズオブデスティニー2、ロリポップ@テイルズオブジアビス
マジカルポット@テイルズオブデスティニー2、ルルさんセット@スレイヤーズ
【思考】
基本、優勝して、願いをかなえる
1、この服どうすれば良いんだ
2、さて、何処へ行こうか
※ルルさんセットの行く末は次の書き手にお任せします
※何処へ行くかは次の書き手にお任せします


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最終更新:2008年11月19日 19:33