「…禁止エリアも、死者の方も。殆ど関係のない話だったな」
ガローが呟く、他の五人もそれについては頷いていて、反論は帰ってこない、ペンで禁止エリアと死者を書きこんでゆく
D3、街内部、丁度午後を開始する時間で、本来ならば太陽がその眩しいい日差しを照り付けるのだが、どうやら今日いっぱいは雨の降りそうな雲行きで、太陽は也を潜めている。
ファンタジー風のレンガの家と石畳の町に鶺鴒達は歩きつづけていた。
辺りに同考えて人はいないのだが、何時来るか解らないため、ここを拠点にしながら、暫く移動しようと言うのだ。
そして外に出ようとしているところで…放送がなった。
余談であるが、刹那・F・セイエイのところから、ZIPライターとダイナマイト、
シン・アスカの所からオートマチックの銃が出てきた。
また、ステラアアアアアアアア(byセネルの中の人)のピンクの貝殻は、シン・アスカに手渡された。
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いきなりだった。目の前に、鴉と表するべき黒が現れたのは、皆驚いた。
しかしからくりは簡単、ただたんに飛んできたのだ、特にこれと言った。びっくりなイリュージョンも、マジックも何もない、ただの出現
しかし鶺鴒は驚いたし、他の皆も驚いた。
ここで、ガローだけがすぐさま黒を察知し、前に出て、銃口を向ける。
「逃げろ!コイツからは異様な殺気がする!」
ガローが叫ぶ!
他のもの達は、どうする事も出来なくて、言われたとおり逃げるしかなかった。
ガローと黒を残し、その場に誰もいなくなる。ガローは緊張を顔に出しながら、黒は笑いを顔にだしながら、ガローは汗をこぼし、黒は笑みをこぼす
対照的なメロディを奏でるかのように、対照的な、2つの表情は、コレからの踊り狂った予兆を、あらわしているのかもしれなかった。
「…く!」
ガローがリボルバー銃を撃てるようにして構える。緊張の色をもったまま
「はは、ありがとう、あの女性を逃がしてくれて、ああ、それにしても美しかった。さて、そんな事は後でもいい、そうだな…」
黒は笑ってから、鶺鴒を美しいと思ってから、それを逃がした事を感謝しながら、発動した。
『泥棒』
他人の道具を奪う技
「ふむ、性能はまぁまぁだな、貰っておこう」
黒はそういってリボルバー銃を構える。ガローが自分の手から、愛用している拳銃がなくなっている事に気がつく頃には、黒の銃弾は、ガローの肩を撃ちぬいていた。
「があああああああああ」
思わず叫ぶ、痛みと――――悔しさから
黒は再び笑いながら話し始める。
「さてと、銃弾ももったいないしな、ここは一つ賭けて見るか」
黒はそういって、息を吸う
「俺の名前はレイヴンだ…覚えておきな」
黒…レイヴンはさらに技を放った。
『吹き飛ばし』
相手を吹き飛ばして、戦闘から離脱させたり、メンバーを交代させる技
ガローは思いきり吹き飛ばされ、見えなくなった。
レイヴンの『賭け』は、ガローが吹き飛ばされ、そして何処へ行くか…運が悪ければ死亡するし、運がよければ生き残る。
しかし、レイヴンはこの時、ガローを吹き飛ばした事を、酷く後悔する事になるのは、まだ少しだけ先の話
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シン・アスカは追いかけられていた。シン・アスカや、鶺鴒達が『黒』と認識したレイヴンに、レイヴンは地上をスレすれに飛行しながら、シン・アスカを追いかけて行く、拳銃を構えてはいるが、それを撃とうとはしない、殺しは極限まで避けたいのだ、ならば逃げるが吉…である。
レイヴンは少しずつシン・アスカに詰め寄っているが、コイツをどうしようか…と言うことを決めかねていた。殺しても言いが、何か暴走するような鍵でも有ればイイのだが…
ドス!
暫く、やっと追いついて
レイブンの拳が、シン・アスカを襲う
「あああああああ」
背骨が折れたかもしれない勢いで吹き飛び、壁にぶち当たる。拳銃は拳が当った瞬間に落してしまった。レイヴンは倒れこもうとしたシン・アスカの首を掴み、デイパックを漁る・
「…コレは?」
そういってレイヴンは貝殻を見つける
「…そ、れは……」
シン・アスカは思わず呟く、レイヴンはそれを聞いて、笑みを浮かべた。
シン・アスカを首を掴んだままにして、少し後ろに下がる。そして貝殻を親指と人差し指で掴み、それをシン・アスカに付きつける。
パリン…貝殻は2つに割れて、地面に落ちる。そしてレイヴンはとどめ…と足でそれを踏み潰した。
足がどけられると、こなごなになった貝殻の残骸が散らばっていた。
レイヴンはシン・アスカの首から手を離す。
レイヴンはそして、これで十分だろうと、飛びあがり、去って行く
「…そんなに…まだ…戦いがしたいのか…アンタ達は・・・!だったら…いいだろう…戦いに乗ったやつらを…俺が………」
シン・アスカはオートマチック拳銃を握り、その場に立ち尽くした。
【C3 街・昼過ぎ】
【名前・出展者】シン・アスカ@ガンダム(ry
【状態】背中に痛み(背骨が折れてるかもしれない) 怒り
【装備】拳銃(種類不明)
【所持品】基本支給品一式
【思考】
基本、ゲームに乗った奴を殺す
1、…畜生
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「…お前は、ゲームに乗りたいんじゃないか?」
拳銃を付きつけたまま、レイヴンは呟いた。
…少し前に遡る。
最初に襲ったのはレイヴン、
シン・カミナギはレイヴンの拳をとっさに避ける。この時、スバルは「あー、戦闘モード入っちゃったヨー…と呟いたが、レイヴンの耳には入らなかった。
レイヴンはそのまま振り下ろした左手とは反対の右手で裏拳を決めようとする。
剣で受けれればイイのだが、若干出すのが間に合わない、仕方ない…と判断したシン・カミナギはさっと後ろに飛んで、剣を構える。
そしてレイヴンは『
スバル・カミナギ』に拳銃を付きつけた。
「え?俺?」
思わず呟いていた。勿論反応なんて出きるわけがない。
「…お前は、ゲームに乗りたいんじゃないか?」
拳銃を付きつけたまま、レイヴンは呟いた。
目は、シン・カミナギの方を向いていた。
「……」
「…ま、直感だけどな…」
レイヴンはそういって、再びスバル・カミナギの方を見る。
「そうだ…よ」
「………え」
言った本人、レイヴンが驚いている。スバル・カミナギはそこまで驚いていない。
「…スバルがいるから、乗れなかった」
「……それなら…そのスバルも…お前か?お前もゲームに乗れば良いじゃねぇか」
レイヴンはスバル・カミナギを見ながら…呟く
「いいかもなぁ」
スバル・カミナギは呟く、シン・カミナギは驚いて…
「いいの?」
と呟く、スバル・カミナギは頷いた…
そこに既に黒の鴉いなかった
【D3 街内部・昼過ぎ】
【名前・出展者】シン・カミナギ@ラry
【状態】健康
【装備】剣
【所持品】基本支給品一式 魔術本
【思考】
基本、ゲームに乗り、優勝する
1、そうなんだ
【名前・出展者】スバル・カミナギ@ラry
【状態】健康
【装備】セブンソード
【所持品】基本支給品一式
【思考】
基本、シン・カミナギと共にゲームに乗り、シン・カミナギを優勝させる
1、さて、どうしよう
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逃げた…といってもそれぞれはそれほど遠くへ行っているわけではない、相当高く飛ばされたガローが落ちてくるまでに、もしかしたら全員相手できるかもしれない距離…そして、刹那・F・セイエイもそれは変わらない
レイヴンはいきなり刹那・F・セイエイの前に現れた。刹那・F・セイエイはとりあえず拳を構える。
最初に動いたのはやはり…と言うべきか、レイヴン、下から上へのアッパーを繰り出して行く、しかしコレを刹那・F・セイエイは身を左にひねってかわす。
そのまま直に態勢を立て直し、今度は刹那・F・セイエイが右ストレートを繰り出す。レイヴンはコレを伏せてかわし、拳を繰り出す。
これがいいようにヒットし、レイヴンは更に一発、二発、三発とあてていく、特に名前もない普通の攻撃かもしれないが、もし、これに名前をつけるとしたら「レイヴンアサルト」がしっくり来るような感じだった。
刹那・F・セイエイは大きく吹き飛ぶ、レイヴンはそれを追撃し、襲いかかるが、そこに思わぬ壁が立ちはだかる。
鶺鴒が手を広げて立ちはだかる。レイヴンは思わず手を止めてしまい、少し見とれる。
「うわああああああああああ」
刹那・F・セイエイは飛びかかる。鶺鴒は驚いて、庇うように手を広げたままだ。
そして、刹那・F・セイエイはレイヴンを押し倒し、叫ぶ
「逃げろ!」
「で、でも」
「でもじゃない、早く逃げろ!」
刹那・F・セイエイは相当な大きな声で、叱責するように叫び、鶺鴒は1歩後ろがり、何かを決心したように頷く、そして、走り出した。
「よし…行ったか」
「…なにをする……つもりだ?」
押し倒された状態のレイヴンが聞く、刹那・F・セイエイはデイパックから2つの道具を取り出す。ダイナマイトと、ZIPライター、ダイナマイトって導火線式だったっけ、などと言う事はおいておき、レイヴンが叫ぶ
「や、やめろ……!」
導火線に火をつけ、それをレイヴンの心臓のあたりに押しつける。
直後、すさまじい爆発がした。刹那・F・セイエイは炎に消える一瞬の間に、こう思考した。
―――ありがとう…涼音…短かったが、中々楽しかった…ぞ、せっちゃんと言う呼び名………
その後、刹那・F・セイエイが何を思ったのかは解らない、否定か、肯定か…しかし、炎に消える一瞬、刹那・F・セイエイは満足げな表情をしていた。それだけは…確かだった。
【刹那・F・セイエイ@機動戦士ガンダム00 死亡】
※刹那・F・セイエイの持ち物は全てダイナマイトの爆発に撒きこまれて焼失しました
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「ハァ、ハァ、助かった…のか?」
いまいち信じられなかった、しかし自分のやった好意で生き残っているのだ、それは喜んでいい、レイヴンは心底そう思った(ただし、思考の9割は鶺鴒の事についてでいっぱいなので、実際はそれほど心底思っていないのだが)
―――あのとき
レイヴンは『自分の体』を吹き飛ばし、その後、更に飛んで、爆発から逃れた。
一瞬の出来事だったが、確かにレイヴンはそれで生き残ったのだ。
そして…直にレイヴンは鶺鴒を追いかけた。
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不安は深かったが、しかしそれでも走った。
いきなりだった。目の前にガローが落ちてきたのは、鶺鴒はそれを体で受け止める形となり、更に押し倒される格好になる。
「うー、見つかったらやばそうな……」
因みに、鶺鴒自身はそう
感じただけで、それ以外には何も感じなかった。というか
「…重くて動けない」
しかしガローは気絶していて動かない、中々困った状況であった。
―――この時、レイヴンがそれを見て、涙目になりながら湖の方向に飛び去ったのは…もはや必然とも言える事であった。
【C3 街・昼過ぎ】
【名前・出展者】鶺鴒涼音@リアクション学院の夏休みエピローグ
【状態】健康 動揺
【装備】なし
【所持品】基本支給品一式
【思考】
基本、主催者を倒す
1、この状況…どうしよう
2、せっちゃん…大丈夫かな…爆発があったみたいだけど
【名前・出展者】ガロー@反乱
【状態】肩を撃たれている 気絶中
【装備】なし
【所持品】基本支給品一式 手鏡 アロエ
【思考】
基本、なるべく敵にみつからないように、見つかったら戦う
0、気絶中
【名前・出展者】レイヴン@反乱
【状態】健康 涙目
【装備】リボルバー銃(残り5発)
【所持品】基本支給品一式 命の玉@ポケットモンスターDPt
ジューダスの仮面@テイルズオブデスティニー2 カエルグミ(緑)@マジカルバケーション アヒルの玩具@テイルズオブエターニア
【思考】
基本、降りかかる火の粉を払うため、ゲームを早々に終わらせる
1、うわあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁん
※湖の方へ移動中です
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最終更新:2008年11月27日 18:19