城の中、トラップが張り巡らされ、たとえば忍者とか、そう言うのでもないと…ほぼゼ絶対にトラップにかかってしまうような…そんなとてつもないトラップ
 つまりは、それはしかけた人間でも例外ではないのだ
 解っていてもやってくるトラップはすでに100を越えた…要の思考は既にカロリーメイトと、何でこんなにトラップをしかけたんだろう…という思考だけだった

「ああ、もう駄目かもしれません」


 既に59分三十秒が経過し、後は死を待つだけだ、何故か城に出ようとしていたのに、城の奥へ奥へといってしまう。
 そして遂には…玉座の間に来てしまった。
「あれ?スタートは玉座の間だったはずだから…」

 要が疑問に思うのも無理は無い、この城には『玉座の間が大量にあった』のだから
 要が最初にトラップを這ったとき、玉座のまに辿りつき、そこが最後だろうと踏んで、動こうとしなかったのだ
 相当短い通路なのだが、途中で道を間違えて、そこでトラップは途切れた。
 因みに要がしかけたトラップは(何故か)500を越えて居たそうな…


 後十秒、要はその場に倒れこみ、そして呟く
「カロ…リー…メイ………ト」
 0秒、瞬間、首輪が一度光る。
 警告、なのだろう…そして…二度目…輝きが増していた。
 更に三度目…輝きが増し…四度目…そして五度目の輝きは相当のものだった。個々までに要する時間は…10秒、警告には十分といったところだろうか

 ―――そして…爆発した。


【吹留要@カロリーメイト 死亡】


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最終更新:2008年12月16日 15:48