概要
石川県は、日本海に突出した能登半島と、加賀百万石の城下町として栄えた加賀地方からなり、歴史と現代が調和した地域である。 県都・金沢には日本三名園の一つである兼六園や、風情ある茶屋街が残り、今もなお江戸時代の息吹を感じさせる洗練された文化が息づいている。 能登地方では、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」が育む豊かな自然と、輪島塗などの伝統技術、独特の祭礼文化が大切に守られてきた。 加賀地方には山代・山中・片山津などの歴史ある温泉郷が点在し、九谷焼の美しさや豊かな食とともに訪れる人々を魅了し続けている。 日本海から揚がる新鮮な海産物や加賀野菜を活かした食文化は、四季折々の深い味わいを提供し、観光の大きな醍醐味となっている。
基本情報
- 面積: 約4,190.94km2
- 人口: 約1,090,000人(2025年12月現在の推計)
- 人口密度: 約260人/km2(2025年12月現在の推計)
- 県庁所在地: 金沢市 かなざわし、Kanazawa City)
- 隣接都道府県: 富山県、岐阜県、福井県
- 県の木・花・鳥: それぞれアテ(アスナロ)、クロユリ、イヌワシ
観光情報
地方
富山県の市町村は19(11市8町)で構成される。このガイドでは、県を以下の5つの地方に分けて説明する。
- 金沢近郊(金沢市、野々市市、かほく市、河北郡(内灘町、津幡町)): 加賀百万石の伝統文化が息づく金沢市を中心に、洗練された都市機能と歴史的な街並みが融合した県内最大の人口集積地である。兼六園や茶屋街、21世紀美術館といった新旧の観光名所が集中し、国内外から多くの観光客を惹きつける文化・経済の拠点となっている。
- 白山(白山市): 日本三名山の一つである霊峰白山を最高峰に、手取川の扇状地が日本海へと広がる、海・山・街が一体となった広大なエリアである。白山比咩神社などの古社や豊かな山の幸、登山やウィンタースポーツを楽しめるアウトドアの聖地としての魅力が凝縮されている。
- 加賀(小松市、加賀市、能美市、能美郡(川北町)): 山代・山中・片山津などの歴史ある温泉郷が点在し、九谷焼の産地としても知られる、石川県を代表する工芸と癒やしの地域である。ものづくり産業が盛んであるとともに、那谷寺などの名刹や小松空港を擁し、伝統と技術、そして空の玄関口としての役割を併せ持っている。
- 能登南部(羽咋市、七尾市、羽咋郡(宝達志水町、志賀町)、鹿島郡(中能登町)): 日本で唯一車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」や、国内屈指の温泉地である和倉温泉を有する、自然とレジャーが魅力の地域である。能登半島の付け根に位置し、穏やかな七尾湾の景観や、古くから開けた歴史・信仰の拠点としての落ち着いた情緒が漂っている。
- 能登北部(輪島市、珠洲市、鳳珠郡(穴水町、能登町)): 「奥能登」とも呼ばれ、世界農業遺産に認定された里山里海の原風景と、輪島塗に代表される力強い伝統技術が今も大切に継承されている。2024年の震災から復興へと歩みを進める中で、キリコ祭りに象徴される独自の文化や人々の絆が、訪れる者に深い感銘を与える地域である。
現地へのアクセス
飛行機で
石川県内には、以下の2つの空の玄関口がある。目的地に応じて使い分けるのもよい。
小松空港
(こまつくうこう、Komatsu Airport、IATA:KMQ)
南部・加賀地方にあり、石川県の主要空港である。東京(羽田)、札幌(新千歳)、福岡、那覇の国内主要都市からの国内線の定期便が就航しており、各地からの所要時間は概ね1時間から2時間程度である。また、ソウル、上海、台北、香港などの東アジアからの国際線も運行されている。
空港からのアクセス
- 北鉄バス
による小松空港のリムジンバスが便利である。金沢駅東口まで約45分、1300円であり、飛行機の到着時刻に合わせて1時間に1本程度運行している。途中、松任海浜公園(徳光PA)と北陸松任(白山IC)にも停車する。1日1便は香林坊まで直通する便もある。
- 小松駅まで北鉄バスの一般路線バス(約12分、280円)を利用し、そこから金沢駅まで北陸新幹線(約11分、3310円)またはIRいしかわ鉄道
(約35分、580円)を利用する方法もある。
- 片山津温泉を経由して加賀温泉駅まで、加賀周遊バス キャンバス(CAN BUS)
が1日5往復乗り入れている。加賀温泉駅まで約30分、500円。
能登空港(のと里山空港)
(のとくうこう、Noto Airport、IATA:NTQ)
北部・能登地方にあり、能登方面のアクセスに便利な空港である。東京(羽田)より全日空(ANA)が1日2往復運航しており、所要時間は約60分である。
空港からのアクセス
- 北鉄バス
による能登方面特急バスが乗り入れ、能登半島各地まで乗車できる。輪島まで約30分、590円、1日6往復。珠洲まで約50分、1300円、1日3往復。九十九湾(能登町)まで約55分、1150円、1日3往復。ただし、飛行機と接続しているわけではないので注意すること。
- 前日の15時までの予約で、能登半島各地までの乗り合いのふるさとタクシー
を利用することができる。通常のタクシーより割安に利用できる。
鉄道で
各地からの鉄道アクセスは北陸新幹線がメインとなる。県内の新幹線駅として「金沢」「小松」「加賀温泉」の3駅が設置されており、金沢、加賀地区は東京駅からの直通の新幹線が目的地まで乗り入れている。一方、大阪・名古屋方面からは在来線特急の「サンダーバード」「しらさぎ」に乗車し、敦賀駅で北陸新幹線に乗り換えて訪れることになる。詳しくは
JR西日本おでかけネット
を参照。
なお、能登方面へは金沢駅が入り口となっており、金沢駅からJR七尾線などを利用して訪れることになる。
金沢まで
- 東京から:速達タイプの北陸新幹線「かがやき」で約2時間30分、14,780円。「はくたか」と合わせて1時間に1~2本程度運転。
- 名古屋から:特急「しらさぎ」と北陸新幹線「つるぎ」で約2時間50分、9,480円。1~2時間に1本程度運転。米原まで東海道新幹線を利用してもよい。
- 大阪から:特急「サンダーバード」と北陸新幹線「つるぎ」で約2時間30分、9,810円。1時間に1~2本程度運転。
- 福井から:北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「つるぎ」で約30分、4,140円。1時間に2~3本程度運転。ハピラインふくい
とIRいしかわ鉄道を利用して約1時間20分、1,660円。1時間に1本程度運転。
- 富山から:北陸新幹線「かがやき」「はくたか」「つるぎ」で約20分、37,90円。1時間に2~3本程度運転。あいの風とやま鉄道
とIRいしかわ鉄道を利用して約1時間10分、1,290円。1時間に1~2本程度運転。
バスで
石川県内(金沢)へは、名古屋・大阪・新潟方面からの高速バスが運行されている。新幹線と比較して時間はかかるが、安価なのが魅力である。
- 東京から:Willerやジャムジャムエクスプレスが夜行バスを運行。その他、各種ツアーバスなどが夜行便を運行している。
- 名古屋から:高速バス「金沢・名古屋線」が北鉄バス
、名鉄バス
、JR東海バス
、西日本JRバス
で共同運行している。名古屋から金沢駅西口までは約3時間50分、3600~5800円(時期により異なる)。1日10往復(1~2時間に1便程度)運行。途中、「松任海浜公園(徳光PA)」「北陸小松(小松IC)」にも停車する。
- 白川郷・高山から:高速バス「金沢・白川郷・高山線」が北鉄バス
、濃飛バス
で共同運行している。金沢駅西口まで白川郷から約1時間20分、2800円、1日10往復運行。高山濃飛バスセンターから約2時間20分、4200円、1日2往復(直行便のみ)運行。春~秋には「五箇山菅沼」にも停車する便がある。
- 大阪・京都から:近鉄バスが昼行便の高速バスを1日2往復、西日本JRバス
が昼行便「北陸道青春昼特急大阪号」を1往復、夜行便の「百万石ドリーム大阪号」(3列シート)と「青春北陸ドリーム大阪号」(4列シート)をそれぞれ1往復運行している。大阪から約6時間、京都から約4時間30分で、運賃は2,800円~で、時期によって異なり、割引運賃もある。
- 新潟から:高速バス(昼行便)が北鉄バス
、新潟交通
で共同運行している。金沢駅西口から新潟まで約4時間30分、5600~6400円(時期により変動)、1日2往復である。
- 仙台から:高速バス(夜行便)の「百万石ドリーム政宗号」をJRバス東北
が運行している。金沢駅から仙台駅まで約9時間、9900~10800円(時期により変動)、1日1往復である。チケットは早めにWebで購入すると安くなる場合がある。
船で
石川県内を発着する他県へのフェリーの定期便は現在は存在しない。
車で
県内には高速道路、高規格道路として以下の道路が存在する。(主要なICのみ掲載)
- E8 北陸自動車道 (福井県)-加賀IC-小松IC-金沢IC-(富山県)
- E41 能越自動車道 (富山県)-七尾IC【この間事業中】田鶴浜IC-のと里山空港IC-のと三井IC【輪島方面は未開通】
- E67 のと里山海道 内灘町・千鳥台出入口-高松IC-徳田大津JCT(能越自動車道接続)
主要都市からの距離・所要時間
- 東京から: E17 関越自動車道→(藤岡JCT)→ E18 上信越自動車道→(上越JCT)→ E8 北陸自動車道経由で、金沢まで約490km、約6時間30分。
- 名古屋から: E41 東海北陸自動車道→(小矢部砺波JCT)→ E8 北陸自動車道経由で、金沢まで約230km、約3時間20分。
- 大阪から: E1 名神自動車道→(米原JCT)→ E8 北陸自動車道経由で、金沢まで約305km、約4時間20分。
- 福井から: E8 北陸自動車道経由で、金沢まで約85km、約1時間30分。
- 富山から: E8 北陸自動車道経由で、金沢まで約65km、約1時間10分。
県内交通
鉄道で
県内では、以下の鉄道路線が運行している。県の中心の金沢を中心とした運行である。
- 北陸新幹線:(富山県)~金沢駅~小松駅~加賀温泉駅~(福井県)。「かがやき」「はくたか」「つるぎ」が1時間に2~3本程度運行されている。
- JR西日本
:七尾線((金沢~)津幡~七尾~和倉温泉)を運行している。本数は普通が1時間に1本程度の運行。金沢~津幡間はJRではないが、すべて金沢まで直通している。また、特急「能登かがり火号」が金沢~和倉温泉を1日5往復運転している。
- IRいしかわ鉄道
:大聖寺(福井県境~加賀温泉~小松~金沢~倶利伽羅(富山県境)を運行。旧北陸本線。日中は金沢~小松間は1時間に2本程度、それ以外は1時間に1本程度の運行。
- 北陸鉄道
:石川線(野町~野々市~鶴来)、浅野川線(北鉄金沢~内灘)を運行。日中は石川線は1時間に1~2本程度、浅野川線は1時間に2本程度の運行。
- のと鉄道
:七尾~穴水間を運行。2024年の能登地震で大きな被害を受けたが、今は全線で運転している。日中は1時間に1本程度の運行。
主要都市間の所要時間・運賃など
- 金沢~加賀温泉:IRいしかわ鉄道で約50分、880円。北陸新幹線で約20分、3570円。
- 金沢~小松:IRいしかわ鉄道で約35分、580円。北陸新幹線で約11分、3310円。
- 金沢~七尾:JR七尾線の普通で約1時間30分、1230円。特急「のとかがり火号」で約50分、3120円。
バスで
県内では、主に以下の事業者が路線バスを運行している。また、各市町村のコミュニティバスも運行されている(コミュニティバスについては、各市町村のページを参照のこと)。
- 北陸鉄道バス
:能登地域を含めた県内全域での路線網を有している。金沢~能登間の特急バス、定期観光バスなども運行している。
- 西日本JRバス
:県内では金沢市内中心部を通るの名金線(金沢駅~兼六園~茶屋街~森本駅)などを運行。北陸鉄道バスとの共通の金沢市内1日乗車券も発売。
歩いて
金沢市中心部は道が細く渋滞も多いので、車での観光よりも徒歩の観光が適する。
以下の長距離自然歩道が整備されている。市町村ごとのウォーキングコースは、各市町村のページに掲載。
観光名所など
各市町村のページを参考にすること。
現在、まだ作成中です。しばらくお待ちください。
最終更新:2026年01月05日 05:21