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第3話「力」


ズシンッ、と地面に降り立つ。
衝撃が体に伝わるほど機体が振動する。
?「これが……バンパイオー」
??「そうだ。元来私が乗るつもりだったが、いかんせん私にはもう体がない。だから、すまない。君を巻き込んでしまって……」
初めて謝られた。
?「いや、いいよ。とりあえず、あのガイコツ……ぶっ倒すぜ!!」
バンパイオーはマントをはためかせ瓦礫の山となった町を駆け抜ける。
?「どぉおおりゃああぁあ!!」
ガイコツに拳を打ち込む。
が、
ガイコツ「ぐぅあ?」
簡単に回避される。バランスを崩し、転倒。
ガイコツ「げぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
三体のガイコツはまるで意志があるかのように腹をおさえて笑う。
?「おい!どういう事だよ!?避けられたぞ!!」
??「バンパイオーで殴り合いか……。野蛮だねぇ」
機体に軽い衝撃がはしる。
ガイコツに捕まれ、持ち上げられた。目の前にガイコツの不気味な顔が広がる。
ガイコツ「げぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
?「おい……」
??「なんだい?」
?「どうすれば、いい……?」
??「簡単さ。武器を念じてくれ。それがバンパイオーの武器となる。最も、媒介が必要だがね……」
媒介?なんだそりゃ?
まぁ、いい。武器を、念じる。
ガイコツ「ぐぅあ?」
バンパイオーの右手から、何か赤いものが流れだす。
それは外気に触れ、ゆっくりと凝固していく。
?「んっ……くぅ……」
体から何かが抜けていく感覚。逆に、心地いい。
ガイコツ「ぐ、ぎゃ?」
瞬間に振りぬかれた何かによって、ガイコツはばらばらと地面に散らかる
??「剣…。さしずめブラッディーブレード」
?「ブラッディー…ブレード」
バンパイオーの右手から流れでた赤の液体は凝固し、剣をかたどっていた。
ガイコツ「げぎゃ!!」
ガイコツ「ぐぎゃ!!」
途端、残っていた2体のガイコツが襲い掛かる。
しかし、
?「こんな、感じか…?」
バンパイオーは飛び上がって回避。さらにマントから赤の液体が吹き出る。
マントが中央から裂け、二枚に。それらは赤の液体によって凝固し、あたかも翼の様に変化した。
??「飛行能力か。やるな」
ガイコツ「ぎぎゃ!!」
ガイコツは地上から自らの体の一部を投げ付ける。
しかし、当たる筈もない。
?「さんざん、笑ってくれたな……終わり、だぜ!!」
一気に急降下。ガイコツ2体はばらばらと空中に、舞い散らばった。


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最終更新:2009年11月23日 14:28