これまでのあらすじ!
俺は突破! ギリギリ遊園地にじいちゃんと住んでる高校生だ!
ひょんなことから涼茂秀一と、男たちと地球を守ることになっちまった!
敵の狙撃を庇って秀一の親父さんが死んだりしたけど、特に変わらずにいくぜ!
第十五話 ヤブル敗れる!?機体限界爆発全壊!!
地球から離れた宇宙空間、リ・タイアはその王座の上で怒りに打ちふるえていた!
フ・カノー「も、申し訳ございません……皇帝リ・タイア……」
皇帝「地球落札作戦は失敗……ギバップも敵となったヨユウダーに敗れた……えぇい……誰かおらんのか……、奴を倒せる者は……」
そのとき、王座に響き渡る足音!
フ・カノー「……な、何奴! 皇帝リ・タイアの前だぞ!」
皇帝「構わん……」
フ・カノー「は?」
皇帝「……紹介しよう、エクシードだ。 そういえばまだ貴様がいたなエクシード……、気分屋の貴様が動くとは、よほどゲンカイザーが気に入ったな……」
無言のまま居る、エクシード。
その表情は、仮面に隠れてわからない。
皇帝「……ゆくか、エクシード。 貴様のリンカイオーなら、奴らも楽勝だろう……」
エクシード「……………」
立ち去るエクシード。
皇帝「……遊びがすぎるなよエクシード、貴様を助けたのは、他でもない私なのだからな……ククク……」
地球、ギリギリ遊園地。
突破「……そんなわけでさぁ、俺親父の顔を知らねえんだ…」
男「なる程、わかるぞやぶる……うんうん…」
じいちゃん「なに昼間っからせんべいかじって談笑してんじゃ」
突破「じじい……これが笑いに満ちた話題に聞こえるかよ」
じいちゃん「ふん、貫(トオル)の話はやめるんじゃ。 音鹿サーキットの三連ヘアピンなんかでずっこけおって……」
突貫(ツキトオル)。
やぶるの父であり、じいちゃんの実の息子。
秀一「しんみりしているところ悪いんだが、これを……おい、つかえ」
つかえ「はい、秀一様」
尽楠つかえ、秀一の遠い親切で、代々涼茂財閥の世話係をする一族だ。
秀一「僕はもう、総帥だよ……」
数枚の写真をテーブルに広げる秀一。
じいちゃん「これは……」
突破「まさか、奴らの戦艦……!」
つかえ「我が財閥の望遠カメラが捉えました」
秀一「奴らはここから敵を投下するらしい」
突破「逆に言えば……」
秀一「……飛び込むことも、可能だろう」
突破「だったらさっさとやっちまおうぜ、秀一!」
???「……笑止、突破」
秀一「な、なに!?」
管理室を飛び出す一同!
そこには……
突破「げ……ゲンカイザーだとぉお!!」
???「……否、これは我がマシン……リィィィィィィィィンカァァァァアアアアアアアイオォォォォォォォォ!!」
秀一「馬鹿な……ゲンカイザーやヨユウダーのように感情を使うロボットを操れるのは、人間だけじゃ……」
エクシード「……俺は、エクシード。 臨界を超える、男……」
突破「へっ、なんだかしらねぇぇえええええがあああああああああしょおおおおおおおおおおおおおおぶ!!!」
秀一「…やぶる、叫べばいいと言うものでは、ない気がする」
じいちゃん(こ、この声は………)
突破「何はともあれ、エクシード……いくぜ! トップッ! インッ!」
秀一「つかえ、行ってくる……」
つかえ「総帥、お気をつけて……」
秀一「……よし、カモン! ヨユゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥダァァァァァァァァ!!」
飛び上がる三機のマシン!
現れる巨大飛行船!
突破「うおおぁああああああああっ……ゲェェェェェェェンカァァァァァイザァァァァァァァァァァァ!!」
秀一「まずは、余裕綽々といこうか……シャクトゥゥゥゥゥゥソォォォォォォォォォォド!」
二本の剣で切りかかるヨユウダー!
しかし!
秀一「ぬんっ………ぬぅぅ! 馬鹿な…!」
白刃取り…!
リンカイオーは指で、二本の剣を受け止める!
エクシード「余裕という割には、焦った顔が伺えるな青年」
秀一「くぅうっ! でぇぇぇい!」
なんとか振り払い逃れるヨユウダー!
飛びかかるゲンカイザー!
突破「おぉおおお!!」
エクシード「ぬぅぇぅぅああああ!!」
組み合う二機のロボット!
しかし、押されているのはゲンカイザー!
突破「くっ……うああああああ!!」
そのまま弾きとばされるゲンカイザー!
エクシード「……どうした、自慢の余裕も限界も、この程度か」
秀一「……フッ…!」
突破「うるせぇぇえ!! ここからが限界だ、こっからてめえを倒す!!」
エクシード「……ふん、これはまだ私の力のほんの一部だ。 本気ってぇのは……!!」
突破「ぐっうう!!?」
秀一「なっ……?」
二体のロボの頭を軽々とつかみあげるリンカイオー!
エクシード「こおぉおいうことだぁああああああああああああああああああ!!!」
衝撃!
二体のロボの頭を、叩きつける!
地面に埋まる二機!
エクシード「……ふんんんっ!!」
リンカイオーが一度地に脚を打ち込むと、そこに砂塵が生まれ、コンクリートは崩壊し、二機のロボットが衝撃で空に吹き飛ぶ!
秀一「ば、馬鹿な……このパワー……」
宙に浮くゲンカイザーを追うように、飛び上がるリンカイオー!
空中で二体が並ぶ!
エクシード「……ふ、ふはははは、はははははははははは!!」
突破「ははははははははははは、だはははははははははははははははははは!!」
秀一「……何! やぶる!?」
エクシード「ははははははははは!! わかる、わかるぞ。 貴様と俺は同類の人間だな……突破」
突破「ひゃははははははは!! ああ、そうだなエクシード……俺もあんたも、この時を……!」
モニターに映し出されるやぶるの顔は、まさに笑顔!
秀一「……楽しんでいるのか、やぶる……!」
エクシード「貴様のような奴は初めてだ。 よし、もう一回いこうか……!」
突破「ああこいよ……エクシィイイイイイドオオオオオオオオオオ!!!」
遥か上空から、落下しながら二人の戦いが始まった!
確かにやぶるの攻撃はすべてはじかれ、さばかれる……しかし!
二人は楽しんでいた!
まるでこのギリギリ感をあざ笑うかのごとく!
エクシード「ふはははははははははあはははははは!!」
突破「ぎゃははははははははははははははは!!(……慣れてきた、ぜ………いまだぁぁぁ!!)」
それは一瞬のこと!
リンカイオーが生んだ、たった一滴の隙!
エクシード「……!」
突破「もらったああああああああああああああああ!!」
だが!
突破「……………か………はっ……」
エクシード「……!? こ、皇帝リ・タイア……!」
上空、いや宇宙からやって来る複数のロボット!
その一機から放たれたビームに、ゲンカイザーは……無残にも貫かれた…!
秀一「……や、やぶる!!」
皇帝「遊びがすぎたな、エクシード……もうよい、戻れ」
エクシード「……………」
皇帝「戻れ、エクシード」
しばらくの沈黙。
そして、飛び去るリンカイオー。
エクシード「……このままでは終わらん。 この勝負預けたぞ、突破……」
秀一「やぶる、返事をしろ……やぶるぅぅぅう!!!」
はたして彼らの運命は……
負けるな突破!
限界突破だゲンカイザー!
最終更新:2009年11月24日 22:31