クリスマス直前1時間スペシャル
冬だ! ゲンカイザー!
第十六話 立ち上がれゲンカイザー!! 思い出の限界
病院に運ばれるやぶる。
その姿は、全身が包帯で巻かれていた。
じいちゃん「やぶる! しっかりせいやぶる!」
男「やぶる! おぉおきろおおぁああ!!」
伝「やぶる君!」
突破「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
こうして生死の限界をも突破した。
その頃、皇帝リ・タイアの間。
皇帝「……顔をあげろ、エクシード」
エクシード「……はっ」
皇帝「……突破は、面白かったか?」
エクシード「……………」
皇帝「そうか、だが奴を刺激しすぎるな。 もしゲンカイザーが本当の力を発揮されたら……大変なことになるのでな」
エクシード「………はっ」
皇帝「わかればよい……下がれ」
皇帝の間の扉がしまる。
エクシード「……あれ以上の、本当の力……か。 ふ……ふふふ……ふははははははははは!! 見たい、感じてみたい……それが、いかほどの限界なのか……。 臨界を越えるものか……」
再び皇帝の間。
皇帝「……フ・カノー。 私の作ったマシン……ゼンカイダーの力はどうだ?」
フ「はっ! あのゲンカイザーを貫いた奴ですね、素晴らしい力です」
皇帝「一機、やろう。 その力存分に発揮し、地球に残ったヨユウダーを破壊しろ」
フ「ははっ!」
ギリギリ遊園地地下。
ゲンカイザードック。
ここでは涼茂財閥のスタッフが破壊されたゲンカイザーの修理を行っていた!
男「ゲンカイザー、どうです」
じいちゃん「うむ、ハッサンとリンカーの消耗はいつも通りじゃが、やはりトッパーが……な」
秀一「確実に胸を貫かれたが、幸い突のじいさんが20年前に改造したっていう部分が殆どだった。 ヨユウダーの中に残されていたデータを基に、プラスパーツは完成していたからな、時間はかからん 」
じいちゃん「……ん? やぶるはどうした?」
秀一「あれ、あいつ……」
男「いや、なんでも上を見てまわるんだとか」
秀一「自分の家の遊園地に、今更か?」
じいちゃん「……まさか、あそこに…」
伝「……司令! 敵です!」
じいちゃん「こんな時にか……!」
秀一「私が行く、時間は稼ぐさ……」
そのころ突破は、遊園地のあるアトラクションに来ていた!
突破「……繁盛してねぇな」
そこは客一人いないゴーカート乗り場。
避難しているからではない。まるで何年も忘れ去られたような人気のなさが不気味だ。
突破「……ん?」
突破の頭上を飛び去る涼茂財閥の飛行船!
つかえ「目標、確認しました。 ヨユウダー、投下準備完了! 総帥のコールと同時に投下!」
秀一「――いくぞ! カモン! ヨユゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥダァァァァァァァァァァァァァ!!」
空から降り立つ巨人!
フ「ふはははは! ヨユウダー、貴様のその面を、恐怖に歪ませてやろう!」
秀一「さて、どうかな? (あの時のロボットか……!)」
フ「いけぇい! ゼンカイダー1!」
先頭に立ったロボットが動き出す!
秀一「くっ……早いか!」
組み合う二体!
秀一「……しまった!」
ゼンカイダーの胸が光り、そして……
秀一「ぐ、ぐぁぁああああ!!」
ビームがヨユウダーに直撃する!
フ「ふはははは! もう終わりかヨユウダー!」
秀一「……なんてね」
フ「な、なに!?」
ビームはヨユウダーに当たっているように見えた、しかし!
フ「し、シャクトゥソードが、馬鹿な!」
秀一「シャクトゥ……ランサー!」
二本の剣が合わさり、一本の槍となって、ビームははじかれたのだ!
秀一「さて、私は取り乱すことなく戦いを再開するわけだが。 特別だ、取って置きを見せてやろう」
フ「な、なんだこの態度は……まるで……」
――ZENZENYOYU
ディスプレイに輝く、10文字!
その瞬間、その場に冷たい風が吹いた!
秀一「……瞬きの間に、走る閃光……。 一瞬ですら、無限大……これが!」
バラバラになるゼンカイダー!
しかも三機も!
フ「な、にぃぃぃ……!!」
秀一「シャクトゥソード………メテオォォォォォォル!!」
全身を真っ赤に燃やし、剣を収めるヨユウダー。
秀一「余裕……綽々」
――爆発―!
見事勝利したヨユウダー
戦え涼茂秀一!
余裕綽々、ヨユウダー!
最終更新:2009年11月24日 22:31