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最終話 限界ギリギリ!! 終わらない限界!!


皇帝「……なんということだ、ついに……ムゲンカイザーが……」

皇帝の間。
地球を一望できるその場所。
今、地球の一点が光り輝いている。

皇帝「……あれが目覚めた以上、この私が直々に……奴らを破壊してやる……。 恐怖に打ちふるえるがいい……人間どもよ!!」


――そして、最終決戦が始まった。


つかえ「……地球へと降下した異星人艦隊の数は、約6000。 敵ロボットの数は、確認できただけで……約500000」

司令室。
涼茂財閥の望遠カメラや、世界中の映像が、ディスプレイに映し出されている。

突破『ちくしょおぉ……!! きりがねぇぜ!!』

秀一『ああ、まだまだ余裕だが……物量じゃこっちが不利だ』

ディスプレイには、外で戦う二体の姿がある。
シャクトゥソードを構えるヨユウダー。
同じく、シャクトゥソードの模造品で戦うゲンカイザー。

益子「各国の軍でそれぞれ応戦してますが……押されています」

じいちゃん「くぅぅ……!」

突破『……何か、手はねぇのか……邪魔だこらぁあああ!!』

ゲンカイザーがシャクトゥソードで、飛来した敵ロボットをぶったぎる。

秀一『このままでは、圧倒的に不利だな……』

ヨユウダーが飛びかかってきた敵ロボットを両断する。
二体は圧倒的だ、だがそれだけではこの戦力差は縮まらない。

つかえ「……! き、緊急通信! 東京に……巨大な戦艦が!」

男「映像、出せるか!」

益子「涼茂財閥の衛星『洛将』にアクセス。 出ます!」

ノイズがかった映像が映し出される。
それはまさに天を覆う雲のように巨大な戦艦だ。
戦艦から声が世界中に流れ出す。

皇帝『……脆弱な地球上どもよ。 私が宇宙を束ねる帝……リ・タイアである』

突破『来やがったか……』

皇帝『私は今まさに、地球を破壊する。 するだろう。 この戦艦アキラーメ……これから放たれる一筋の光……それで地球を、……両断する!!』

映像がズームされる。
戦艦の下方についた巨大なハッチが開く。

じいちゃん「き、巨大ビーム砲か……!」

皇帝『……だが、もし降伏するのなら、それはやめてやろう。 美しき青き星を、そう簡単に破壊することもないものなぁ?』

秀一『降伏だと……!』

皇帝『……二時間、待とう。 よく、考えるのだな』

突破『……しるかよぉおおぁあああああ!!!』

司令室の静寂を破り、突破の声が響く。
ディスプレイには、駆け出すゲンカイザーの姿があった。

男「……益子君、後は頼む」

益子「はっ?……し、司令?」

益子の声には振り返らず、司令は部屋を出る。
その背中から、撃鉄を起こす音が聞こえたような気がした。

秀一「まてやぶる! この遊園地をほおって置いては……!」

突破「くそっ……どうすりゃいいぃ!!」

敵の攻撃は、明らかに激しくなってきている。
このままじゃ、東京へ向かうことはできない。
空からは未だ、無数の敵ロボットが現れる。

突破「……うっとぉおしぃいぜぇえ!! プラズマァアアアアアアエフェクトォオオォォ!!」

ゲンカイザーのフロントアーマーから稲妻がかける!
稲妻によって、胴をぶち抜かれた敵ロボットは、すぐに爆発した。

秀一「えぇい……『洛将』ッ! 展開! つかえ……頼む!」

ヨユウダーに司令室からの通信が入る。

つかえ『了解、洛将の展開、及び標準指定完了。 1.01に目標に……』

通信の途中で空から無数の何かが降り注ぎ、敵ロボットの体をかすめる……

降ってきたのは、シャクトゥソードだった!

秀一「財閥が作ったレプリカに過ぎんが……真の技、見せてくれる!」

瞬間!
ヨユウダーが風になる!

降り注いだ剣は、貫くためにあらず…即ち!

秀一「シャクトゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥソォォォォド!!」

斬る。
斬る。
斬る。
ヨユウダーは斬り続ける。
突き立て、斬り飛ばす。
刃が折れ、斬れなくなると剣を変え、また斬れなくなると変える…!

残ったのは、33本の砕けた剣と、無数の敵ロボットの無残な姿。

秀一「……はぁ……はぁ……くっ、まだ居るのか…」

突破「これじゃ…くそぉおお!!」

その時!
敵ロボットの集団が、爆発する!

男「うおおおおおぉぉぉぉぉぉお!! 現役軍人を舐めるなぁあああ!!」

突破「だ、ダン!?」

ゲンカイザーの足元に、バズーカを担いだ男がいた。
バズーカの口は、煙を噴いている。
男は、その体にいくつもの弾丸、カートリッジ、ライフル、グレネードを抱えていた。

秀一「男司令!! 無茶だっ!!」

男「無茶は承知の上ぇええ!! 早くいけぇえええ!!」

突破「男……、うぉお!?」

油断したゲンカイザーに迫る敵ロボット、しかし!

秀一「な、なに……あれは!」

敵ロボットは、ビーム砲によって木っ端微塵になった。
噴煙が消えるその先にいたのは、以前戦いを挑んだ……

メダ「やっほー♪ やぶる♪」

突破「ロ、ロリ女!? なんでだぁあああ!!?」

メダ「べ、別に……やぶるのことなんかどうでもいいけど……、た、ただ遊園地が好きだから……か、勘違いしないでね? 別に、あんたが心配だからじゃないんだからっ!」

分かりやすい奴。

突破「なんにせよ……いくぜ秀一ぃいいいいいい!!」

秀一「おぉおお!!」

東京へ向かって駆け出すゲンカイザーとヨユウダー。
それを追う敵ロボットの視界が遮られる。
――いつの間にか、ロボットの頭に男がいた。

男「こっから先には、いかせねぇええええええ!! はぁああああああああああああ!!」

そう叫びながらロボットのカメラアイにアサルトライフルの弾を浴びせ、手榴弾を投げ入れる。
――爆発!

メダ「……やぶる……、べ、別に好きなんじゃないんだからぁぁあああ!!」

メダのロボットから赤い閃光が放たれ、敵ロボットを貫いていく。

じいちゃん「……やぶる、頼んだぞ」

つかえ「……秀一様…」

益子「やぶる君……!」

メダ「やぶる…っ」

男「やぶる、秀一……任せたぜ」


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最終更新:2009年11月23日 16:17