B Part
機平、水田の外へ、視点変更、木々の向こうに煙が見える。さらに巨大な何かが動き回っている。
もう一度、悔しそうにしている機平を映す。
と、機侍の重たい足音、機平振り向くと、機十郎がキャノピーを空けて、顔を出す。
機十郎「機平!黄の3号で、機一と一緒に援護してくれ。」
機十郎が何か投げる、機平キャッチ。
機十郎「ハンガーの7番ボックスに対機グレネード二挺!黄の4号と黄の3号で使え!」
機平「わかった!」
機十郎「俺はトラップを動かして、出来るだけ食い止める!急げよ!」
機平、村の中を走る。
背景では、少女が設置型の対機機銃に乗り込んでいたりする。
村人も案外戦い慣れしてる感じ。
機平、森の中のハンガーに到着。遠くから破壊音がいくつも響く。
ハンガー内、5機ほどの機侍が立ち並んでいる。
黄の3号:重作業兼戦闘用機侍、大分古く、ツギハギの機体。
原型になったのはユーラシア系企業製作の「イェロン・A&W-mk4」
黄の4号:黄の3号にほぼ同じ。ただし片腕に削岩パイルバンカー。
黄の2号:黄の1、3、4号の予備パーツ取りに使われている同型のポンコツ、起動不可。
緑の1号:読籠村で、10年ほど前に使われていた機侍。
アメリカ系企業製作の「グリッド・W-type3・Fcus」…ほぼガラクタだが動く事は動く。
機平、まず7番ボックスの鍵を開ける。
機一走りこんでくる。
機平「グレネードが…!」
機一「インカムで聞いた!」
機平・機一、それぞれ黄の3号と黄の4号に乗り込む。
コクピット内に灯がともる。コンソールの明かりが機平の顔を照らす。
全方位モニターが起動、一気に明るくなる。なんとも形容しがたい、旧式ホムラドライブの音。
(いかにも古い、ディーゼルエンジン風の、ボロボロボロボロといった音)
黄の4号は既に歩き出していて、7番ボックスへ。
黄の3号危なげなく、ズシュン、ズシュンと歩き始める。
ハンガーの外に、グレネード装備の黄の3・4号が並んだところで、流れ弾が近くで爆発。
機一「3~4人は死人が出る!糞ォ!」
機平、死人という言葉に反応し、表情に少し影を浮かばせる。
機一「早く行くぞ!」
機十郎の駆る黄の1号、山賊機侍2機相手に戦っている。鬼のように強い。
山賊機侍の一機を捕まえて、腕をへし折り、
相手が持っていたハンド機関砲を取り上げて、それを使って捕まえた機体の下半身を撃ち、行動不能に、
さらにその潰した機体を盾にして、「飛び道具をくれてありがとよ!」と怒鳴ったあと、
潰した機体越しに、もう一機をハンド機関砲で蜂の巣に。
更に機関砲で遠方の地面を薙ぎ払い、白兵の山賊を牽制する。
と、機十郎機の後方アラートがけたたましく鳴る。
斧型の武器をもって迫る山賊機侍が一機迫ってきて、
しかし、いきなり大爆発。
機十郎「遅いぞ!」
機平「不平言うなら普段からグレネード所持の訓練をさせてくれ!機体バランス崩れてんだ!」
機一「右に同じ!」
100mほどの後方に黄の3・4号並立。
機十郎「あと3機…!!!!!」
機十郎の黄の一号がいきなり大爆発。
周辺、爆煙に包まれる。
機一「親父!?親父!!!」
機平「親父!!!!」
一瞬の沈黙。
機十郎「ガガッ…やかましぃ…ガッ…死んじゃいねぇ!脱出したよ!ポッドはお前達の前方15m!」
機平「…!脅かすな糞親父!(微妙に涙声)」
機十郎「気をつけろ!対機・小型ミサイルだ!…あー、機一!黄の4号を貸せ!」
黄の4号、前に進み出てポッド回収。機体の上で乗り換える。
機十郎「機一!万が一に備えて村西のレールキャノンを起動してこい!後方支援頼むぞ。」
機一「わかった!機平、親父の足引っ張るなよ!」
機一、物凄いダッシュで村の方へ消えてゆく。
山賊機体が2機、進み出てくる
機平、何かに気がつく
機平「親父!米倉の方に近づく奴が!」
機十郎「米倉を爆弾代わりに人質を取るつもりか!?機平おまえは米倉のほうを!」
機平「了解!」
黄の3号ローラーダッシュで米倉へ。
が、米倉に向かっている山賊機侍は、他の機体に比べて何やら重武装。
しかも自信満々に、外部スピーカーで
「ガッハッハッハ!その程度のポンコツでこの“ナマハゲ”に敵うかよ!」
直後“ナマハゲ”の両肩のミサイルポッドが火を噴く。
ミサイル、黄の3号を直撃。黄の3号、持ち堪える。
が、次の瞬間、脱出ポッドが射出。
脱出ポッドは地面に叩きつけられて…
B Part END
最終更新:2009年12月05日 15:35