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英雄兵器ヴァーンサイク第4話「大地揺れて」



ブルルルルルルル・・・・・
立ち入り禁止の看板が立っている森の入り口からバイクが出てきた。克哉が運転し明日美が後ろに乗っている。
バイクで年下の女性を後ろに乗せて走るのは小恥ずかしいものがあるが鈍感な克哉は気にもとめていなかった。
克哉「博士めパシリやがって。で、マーケットは何処だ?」
明日美「・・・。」
克哉「はぁ・・・。まだ遠くってことだな・・・。」
克哉は異性に対しては鈍感だが人間観察は得意であった。明日美がまだスーパーは遠くで教える必要がないため喋りたくないのだと考察したのだ。
木々の隙間から町の様子が徐々に見えてきた。田園が広がっている。マーケットなどの店は一部に密集しているようだ。
克哉「田舎だなぁ・・・。」

兵士「ヴァーンサイクは目立った動きを見せておらんようです。」
ユギオン「防戦を繰り返しているだけか。こちらの基地を攻めるような動きは微塵も見せてはいないようだな。地球軍にしては妙だ。」
ザック「軍の兵器ではないのではないか?」
ユギオンの前に長いマントを着てインド地区のタリバンのようなものものを頭にかぶる男が現れた。
ユギオン「ザックか、長旅ご苦労だった。」
ザック「たいしたことはない。我らの地球征服を邪魔するヴァーンサイクを狩るための作戦をいくつか練ってきた。」
ユギオン「ほぉ・・・。お手並み拝見といこうか。」

店員「ありがとうございましたー。」
克哉と明日美は買い物を終え帰ろうとしていた。大型バックには日用品などや牛乳好きの見羅国博士の頼みにより5本の牛乳が入っていた。
克哉「はぁ。博士の牛乳好きには困ったもんだ。荷物が重いぜ。」
グラグラグラ・・・
明日美「地震・・・。」
克哉「地震?ああちょっと揺れてんな。早く帰ろうぜ。」
ブゥンブゥンブゥン・・・ブルルルルルル・・・

―その頃研究所では
グラグラグラグラグラグラグラグラ・・・
ヴァーザス「うあっとと・・・地震か?ちょっと大きいなぁ。」
翔「わぁートランプ崩れたぁ!もう少しでタワー完成するところだったのにぃ・・・。」
見羅国「おかしいな・・・。ここらの地域ではあまり地震は起きないはずだが。」
チェイン「・・・いつもそうとは限らん。」
克哉たちが出かけている間、研究所のメンバーは休憩時間となっており博士達はくつろいでいた。しかし平穏は一気に崩れた。
ガガァン!バゴォン!ドガガン!
ヴァーザス「う・・・わ!こりゃ地震どこじゃないぞ!」
見羅国「翔!テーブルの下に隠れなさい!」
翔「お父さん大げさだよ・・・うわ!隠れる!」
チェイン「これは・・・地震じゃぁない!外のカメラを回してくれ!」
研究員「は・・・はい!あ・・・これは・・・敵です!敵ロボットです!」
見羅国「くっ!克哉君がまだ帰らんというのに・・・。よぉし!チームヴァーンサイク出撃だ!」

研究所の外ではモグラ型機怪獣ゴゥップが研究所の周辺で暴れまわっていた!
ガイゲン「ギャアッハッハァ!地震と見せかけてレーダーを狂わせ研究所を直接襲うぅ!おぉもしれぇ作戦だぜぇ!」
ゴゥップの頭部から伸びたドリルが木々をなぎ倒し研究所に迫りつつあった!その時!
ヴァーザス「させないぞ!オープンケルベロス!ヴァーンサイク!」
ケルベロスの超高速移動によりゴゥップに追いついた!
ヴァーザス「チェーンワイヤー!」
ビュィィィィィィィン・・・ガキィン!
ケルベロスのチェーンワイヤーがゴゥップに絡まる!ゴゥップは動きを止めた!
ヴァーザス「どうだ!」
ガイゲン「フッフッフ・・・。ゴゥップのパワーを舐めるなぁ!」
ググググ・・・ガガァン!
突然ゴゥップがフルパワーで起動する!強烈に振動でケルベロスは倒れ引きずられる!
ヴァーザス「うわぁ!引っ張られる!こうなればワイヤーカット!」
ケルベロスのチェーンワイヤーが解除されケルベロスの腕から離脱する!
ヴァーザス「今だ!ドッキングオフ!ちぃ克哉がいないから出力が上がらないか!」
チェイン「何をしている克哉は!まだ戻らないのか!」
ガイゲン「フン!思ったより強くないじゃねぇか!ウワッハッハッハッハァ!」

その頃克哉のバイクは土砂崩れで立ち往生していた。
克哉「ちくそ!岩が邪魔で通れねぇ!」
明日美「・・・。」
明日美は突然バイクを降り走り出した。
克哉「どこ行くんだ!おい待てよ!」
克哉もバイクを降り明日美を引き止めた。すると明日美は克哉に振り向く。
明日美「・・・近道知ってる・・・。」
克哉「マジか!助かったぜ。上が騒がしい・・・早く行かなければ!」

ギュィィィィン・・・!グググググググググググ・・・
研究所へ向かおうとするゴゥップをヴァーンサイクブルが必死に押さえ込んでいた。
チェイン「出力が上がらんからぁ・・・止めることしか・・・出来ん!克哉・・・早く来い!」
その時木々の深いところから・・・!
ガサァン!ブルルルルルルルルル・・・
克哉のバイクが勢いよく飛び出してきた!相当酷い道だったらしく克哉も明日美も泥だらけだ。
克哉「うし!間に合ったぁ!」
ヴァーザス「あいつ!来た!」
チェイン「遅いぞ!早く乗れ!」
克哉はバイクを降りるとヴァーンサイクの下部進入ハッチからヴァーンサイクに搭乗した。ヴァーンサイクの出力が上がっていく!
チェイン「だああああああああ!」
バキィン!
ガイゲン「ぎゃあああああああ!くっそ!」
チェイン「ドッキングゥオーッフ!」
ギャキィィィィィィィン!
克哉「ドッキン・・・サーイク!」
ギュィィィィィィィィン・・・ガシィン!ガシィン!ガシィン!
克哉「オープンナイトォォ!ヴァーンサァァァイク!」
ギャキィィィィィン!ギュィィィィィィィン・・・
3機が変形を始め腕、脚が組みあがる!
グィィィィィィン・・・ドゥン!
頭部がせり上がり目に瞳が灯る!
シュキィィィィィィィン!
3本のブレードアンテナが立ち上がった!ヴァーンサイクナイトの登場だ!

ガイゲン「く・・・くそぉ!あれがナイトかぁ・・・!こっちも変形だ!トランスメカ!」
ゴゥップは変形をはじめ人型となる!トランスゴゥップの出現だ!
頭部のドリルは二つに割れ両腕に移っている!
克哉「んなろぉ!ショットブレェド!」
ビュゥッン!ガキィン!ガキィン!
ショットブレードとトランスゴゥップのドリルの激しいぶつかりあい!
克哉「くそ!このままじゃらちがあかない!何か手は・・・?」
通信が入る!明日美だ!
明日美「・・・ショットブレードキャノン・・・。」
克哉「何だそんなのもあんのか!よぉし!何だか分からんが撃ってやる!ショットブレェド・・・キャノン!」
ショットブレードの刃の先にパワーが集まっていく!そして電撃が走る!
ビィィィン・・・バチィン!
剣から超音速のスピードで高威力のエネルギーがトランスゴゥップの動力部に直撃した!
ガイゲン「ぎゃああああああああああああああああああ・・・やぁーらぁーれぇーたぁー・・・!」
ドッゴオオオオオオン!!

克哉「ハァ・・・。今日は疲れたぜ・・・休むわ・・・。」
ヴァーザス「おい!克哉!博士が怒ってるぞ!」
克哉「え!?」
見羅国「牛乳がないとはどういうことだ!頼んどいたはずだぞ!」
克哉「あ・・・やべぇ・・・重いから置いてきた・・・。で・・・でも大変だったんだし・・・戦闘終わったから・・・ね?ね?許してくださいよぉ。」
見羅国「戦闘終わったならいいだろ!今から取りに行ってこぉい!」
克哉「えええ!荷物置いていこうって言ったのは明日美だぞ・・・。」
戦闘が終わっても研究所はいろんな意味で揺れまくっていた。


英雄兵器ヴァーンサイク第4話完 次回に続く!


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最終更新:2010年01月12日 13:11