第3話「受け継がれる力」
賢人「じっちゃん、何言ってんだよ…
何のジョークだよ…」
重蔵「真実じゃよ」
賢人「じゃ、俺は人殺しの力があるってことかよ。俺はっ!」
重蔵「違う、違うぞ賢人。ブルーナンバーズの力は本来人を守る為にあるんじゃ、230年前のあの大災厄はしかたなかったんじゃ」
賢人「何でそんな事、今じゃなくたって。わけわかんねーよ」家を出て行く賢人
重蔵「賢人…」
現在
重蔵「お前の親父もブルーナンバーズの力を持っていた、そしてBVBに初めて乗った男でもある」
賢人「親父があのメカに?」
重蔵「そうじゃ、あれは二十年前ワシらが海洋連邦軍に所属していた頃の話じゃ、ワシは上官でやつは部下じゃった。ワシらはある任務を上から任されておってな、内容は海底調査。それ程危険な内容ではなかった。じゃが事故が起きた、整備不良でな。
艦のコントロールがきかなくなりワシらは絶体絶命のピンチに陥った、その時奇跡のような現象が起こった。潮の流れが変わり、艦は上昇し始めた。それはやつがブルーナンバーズとして覚醒したという事じゃよ。
ワシらは難をのがれ無事アトランティスに帰る事ができた、しかし軍の上層部がやつを拘束した。軍はブルーナンバーズの事を知っていたんじゃ、そこで初めてワシは歴史の真実をしった」
賢人「それが230年前の大災厄…
軍は隠蔽していたのか」
重蔵「人には知らない方が良いこともある、そしてあの任務の後、宗谷は何事もなく帰ってきてな、ワシはあえて何も聞かなかった。それからまもなくしてやつはワシの娘と結婚してお前が生まれた」
賢人「その二年後、二人は事故に巻き込まれ帰らぬ人となった」
重蔵「そうお前に教えたが真実はこうじゃ、家族旅行に行ったお前たち三人は海流の激しい流域に入ってしまってな、やむなく脱出艇でお前だけを逃がし二人の乗った潜水艇は大破。
ブルーナンバーズの最後の力を使いお前を安全地帯まで送り、散っていった…、
お前を引き取った時お前の首にそのオーシャンハーツが掛かっていた」
賢人「……」
重蔵「昨日の一件でワシは確信した、お前は宗谷の血を色濃く受け継いでおる。今度はお前がやつの意志を受け継ぎ人を守る番じゃ」
賢人「俺は…」
『緊急事態発令、緊急事態発令。至急青羽小佐は基地に戻ってください』
重蔵「例のアンノウンか。賢人、最早何も言うまい。今自分が何をすべきかよく考えろ!」
賢人「じっちゃん、答えがでるまで待ってくれ。頭がごっちゃごちゃして何がなんだかわからないんだ」
重蔵「よかろう、しかし時間はあまり待ってくれんぞ、賢人や」
サヴァイブシフト
重蔵「敵襲か!?」
マスタ「はい、敵は広域に展開しています」
デク「ただちにこれを全滅する、サヴァイブシフト発進!!」
賢人『待ってくれ』
重蔵「賢人!」
賢人『はぁはぁ、主役は遅れてくるものだろ?』
重蔵「ばかもんが!早くのらんか」
サヴァイブシフト格納庫
アレハンド「整備は完璧だぜ」
賢人「サンキューおっちゃん。
じっちゃん聞いてるか」
重蔵『なんじゃ賢人』
賢人「親父は…親父はこのブルヴァンブルーを上手く扱えてたのか?」
重蔵『当たり前じゃ、お前の親父だからな』
賢人「親父は立派な最後だったのか?」
重蔵『あぁ、命を掛けて息子を救ったお前の親父は立派じゃったぞ』涙を払う賢人
賢人「へへっ…そうか、ここは一つ命を掛けるとしますか!
ブルヴァンブルーでるぜ!!」
戦闘海域
賢人「こりゃあすげぇ数だな、だけど数が多くたってー!!」アンノウンに切りかかるBVB、一つまた一つと打ち落としていくが孤軍奮闘も虚しくいっこうに数は減らない
賢人「きりがねぇ!」
サヴァイブシフト
デク「こう数が多くてはなしかたない、ダイブユニットを射出しろ」
沙弥「わかりました、ダイブユニット射出します、賢人君これからダイブユニットをそっちに送ります」
賢人『ダイブユニット?何だそれ、俺はどうすりゃいいんだ』
沙弥「操縦桿をにぎってるだけでいいの、喚装のタイミングはこちらで合わせます」
賢人『わかった!』
沙弥「ダイブユニット射出!」サヴァイブシフトからダイブユニットが射出され喚装完了
賢人「これがダイブユニット、パワーがだんちだぜ。これならいける、うぉぉお!ソニックダイブ!!」敵の懐にBVBが突撃、みるみるうちに数が減るアンノウン
デク「よし我々も攻勢にでるぞ、コードスプラッシュ」
重蔵「ギュスト任せたぞ」
ギュスト「了解コードスプラッシュ」サヴァイブシフトから無数の水圧波が発射される、サヴァイブシフトを囲んでいたアンノウンは全滅
賢人「急に散らばりやがって、それなら!ダイブネット発射」ダイブネットに絡まってぶつかり合うアンノウン
賢人「大漁だぜ!!」周辺の機体は一掃、そして…
賢人「そこらへんのはだいたい片づけたぜ」
デク『待機だ、新手がくるかもしれんからな』その時海面付近から轟音が聞こえる、それはまるで不吉な予兆を告げる音のようだった…
つづく
最終更新:2010年01月15日 07:57