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第7話「静かな痛み」



市民公園、ウォーターサッカー球場 

ユーガ「今日はコンビネーションフローの練習だよ、なんてったって夏の大会はすぐそこなんだからね、行くよー」 
賢人「(なんか引っかかるんだよな)あいたっ!」 
ユーガ「賢ちゃーん!真面目にやってよ!賢ちゃんにはレギュラーとしての自覚が…」 
賢人「…悪いユーガ、やっぱり俺行ってくる。この埋め合わせは水たこ焼き(学生の間で流行っているお菓子)奢るから勘弁してくれ」 
ユーガ「ちょっと賢ちゃん!ったく色男は大変だね」 


現在 
賢人「許さねぇー!!」 
マスタ『奴は光学ステルスを使用している、レーダーは使い物にならないと思え。肉眼で奴を捉えろ!』 
賢人「関係ねぇぜ!」ガキン!ブルーアンカーを的確に命中させるBVB 

サヴァイブシフト 
ギュスト「なぜ当てられるんだ!?」 
重蔵「野生の感じゃな」 
マスタ「野生の?」 
沙弥「感?」 
重蔵「それとも、ブルーナンバーズは五感を研ぎ澄まし、驚異的な集中力を産み出す事ができるのか?」 

アトランティス 
賢人「うぉー!」終始圧倒する賢人、口のような物が開口し熱線を照射するゲートロム 

賢人「こんな口!」ガガッ、バキッ!口を握り潰すBVB、そして距離を置くゲートロム 
賢人「これで終わりだ!!」構わず突撃するが… 
AI「ミラージュシステム作動」ゲートロムが消え空振りするBVBのブルーアンカー 
賢人「何!?どこだ!!」一変し沈黙が辺りを覆う 
賢人「はぁ、はぁ…」 
沙弥『大丈夫?賢人君』 
シャオリン『出血が致死量に至る前にお医者様に見て貰わないと、取り返しのつかないことになります』 
賢人「へへっ、あいにく俺の体は鈍く出来てるみたいでちょっとやそっとじゃ死なない造りになってるんでね」服の一部を破り出血箇所に巻き応急措置をする賢人 
賢人「これで少しはましになったぜ…」ゲートロムの体当たりがBVBを襲う 
賢人「うぁー!野郎、狩りをしてるつもりかよ」再び襲撃 
賢人「ぐあー!」BVBの装甲も賢人も限界に近い 
賢人「(このままじゃ駄目…だ、何とか…しない…と)」ふと頭の中にシバの言葉がよぎる 

シバ「君と同類さ」 

シバ「ブルーナンバーズの力が人殺しの力じゃなかったら一体何だって言うの?」 


賢人「駄目だ!あんな力にもう二度と頼らない」首に掛けてあるオーシャンハーツに手をあてる賢人 
賢人「はぁ、はぁ…親父、俺はどうすればいいんだ」再びゲートロムの襲撃 

賢人「うわぁー!」一環の終わりかと思われたその時 
花「けーんと」 
賢人「(花…)」 

ドクンッ! 

重蔵「しっかりせんか賢人!」 
賢人「(じっちゃん…)」 

ドクンッ!ドクンッ! 

デク「賢人」 
ギュスト「賢人」 
沙弥「賢君」 
シャオリン「賢人さん」 
マスタ「賢人」 
ユーガ「賢ちゃん」 
ギア「賢ちゃん」 
ウイナ「賢ちゃん」 
リーファ「賢ちゃん」 
アンリス「賢人さん」 
賢人「(皆…)」 

ドクンッ!ドクンッ!ドクンッ! 

BVBに青い衣が纏う 
賢人「しょーがねぇな、みんなまとめて守ってやらぁ」集中力が増し、意識を研ぎ澄ます賢人 
賢人「ふぅー…、(感じる)そこだぁー!!」ブルーアンカーのフルスイングが直撃、ミラージュシステムが解除されゲートロムの姿が現れる 
賢人「これで、フィニッシュ!」更にブルーカッターを突き刺し留めをさす、ゲートロム撃墜 
賢人「終わったのか…」しかし非情にもゲートロムが更に5機出現、どうやらミラージュシステムで姿を消していたらしい 
賢人「うそだろ…」 

デク『伏兵か!』 
重蔵『引けぃ!賢人!!』 

賢人「(敵の狙いはブルヴァンブルーか?ならこのまま街の中で戦ったら駄目だ、海中にでないと) 
こっちだアメンボ野郎」BVBが隔壁のハッチを開け海中へ、賢人の策に乗りゲートロムも後を追う 
賢人「よし、ここならドンパチやっても街に被害が及ばないはず…」一斉にBVBにゲートロムが飛びつき身動きがとれなくなる 
賢人「はなせっ!こんにゃろう!!」その間にゲートロムは移動を始める、BVBを捕獲し扉の向こう側に連れていこうとしているようだ 
賢人「はなせ!こうなったら、アンカーユニットパージ」装甲がはじけ飛びゲートロムが剥がれる 
賢人「これで終わりじゃないぜ!ブルーショット!!」怯んだ隙に2機撃墜するがまだ3機残っているため楽観視はできない 
賢人「もう消えさせねぇぜ!」海中のBVBは水を得た魚状態だった、最早BVBを止められる物はない 
賢人「遅い遅い!」ゲートロムは熱線を一斉に放つもBVBに当てる事ができない、そしてお返しとばかりにブルーショットで1機撃墜、残り2機 
AI「ミラージュシステム発…」 
賢人「うぉー、させるかー!」消えかける瞬間ブルーカッターで真っ二つに、残り1機 
賢人「ラストォ!」ゲートロムは戦線離脱を計る 

賢人「逃がすかぁ!」近くの岩盤をえぐり取りゲートロムに向けて投げ飛ばす、ゲートロム全機撃墜 
賢人「流石にもういないよな…?」 
沙弥『賢人君、基地に帰還してください』 
賢人「わかった」 
シャオリン『あれっ?賢人さん怪我はもう大丈夫なんですか?』 
賢人「あれ?そう言えば何ともない」 
重蔵『(なんじゃと!?まさかブルーナンバーズは治癒能力まで兼ね備えいるのか?むぅ、どうにもブルーナンバーズの力は賢人自身を守護しているようにも見える…)』 

青羽家 
アンリス「賢人さん、無事だったんですね!?」 
花「賢人ぉー!」賢人に抱き付く花 
賢人「おっと!もうなんともないぜ」 
重蔵「ワシが常日頃から鍛えてやってるおかげじゃな」 
花「お祖父様、お邪魔してます」 
重蔵「はっはっ、賢人を心配してくれてありがとうのう。ほれ賢人もお礼せんか!幼なじみを心配させおって」賢人の頭を無理矢理下げさせる 
賢人「花、アンリス。心配かけさせてごめん、ありがとう…」 
花「ったく、バカァ…」 
アンリス「うふふ」 


アンリス「そういえばまだ聞いてませんでしたね、お二人の初めて出会った時の話」 
賢人「なんだよそれ、何でそんな話になったんだ?」 

花「あっ、あんたには別に関係ないでしょ。初めて賢人と出会ったのは私が初めて公園で遊んだ時、私は箱入り娘だったから外に出たことがなかったの」 
賢人「花は名家の一人娘で両親に大事にされてたんだ」 
花「それで私は甘やかされて育てられたせいで、子供の頃はよくずけずけと物を言う性格だったの」 
賢人「今もな」 
花「おだまり!初めての公園は私にとって新鮮だった、同時に私だけの物と誤解していたの。 
遊具を独占して周りの子共達に批判されたわ、そして耐えかねた男の子がスコップを振り上げて殴りかかろうとした時、ある男の子が私を庇ってスコップで殴られた、血を出しながらもその男の子は言ったの」 
男の子『スコップは殴るための物じゃないぞ!』 
アンリス「その男の子というのは賢人さんですね」 
花「うん…、それから私は賢人とよく遊ぶようになって今に至るっていうわけ」 

アンリス「素敵です、まるで今日の賢人さんみたいですね」 
花「私がピンチの時はいつも私を助けてくれるのよね、口にはださないけど賢人は人が困ってると見過ごせないのよ」 
アンリス「お姫様を守るナイト様のようですね、とっても素敵です」 
賢人「そんなんじゃないよ、俺はただのしがない高校生さ」 
花「うふっ、謙遜しちゃって!」 
賢人「ばっ!別に謙遜なんかしてねぇよ」 
アンリス「(このお二人ならきっとお似合いのカップルになれますね。いいなぁ、私も…)」 


アトランティス近海 
?「中々やるじゃねぇか。無断でこっちに来た甲斐があるってもんだぜ、ははっ!ははははは!あっはははは!!」 


続く



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最終更新:2010年01月15日 08:02