『彼ら』は眠っていた。
否、それは太古の呪法によって形作られた土人形に過ぎぬもの。眠る必要は
ない。彼らはただ余計なエネルギーを消費せぬよう、休止状態にあるだけだ。
敵が現れれば忽ち一群足並みをそろえて動き出し、無慈悲に叩き潰す。その内に
封じられ、歪められ、捻じ曲げられ、あらゆる苦痛と呪詛と怨嗟とを絞り出される
だけの魂たちは、その力を吸い尽されるまで地獄から解放されない。
彼らの願いはただ一つ。一刻も早く無に還りたい――消滅だけが救済。
遥かな過去より時の橋を越えてきた同類どもが、ある情報を伝える。
――敵が来る。
膝を突いていた無数の同類が同時に動き出し、単眼を赤く輝かせて敵の
到来を待つ。果たして、回転する光の中から二体の式機が飛び出した。
その圧倒的なまでの存在感。
間違いない。彼らを作り出した主と同じもの、三位式機。
彼らは歓喜にうち震えた。待ち望んだものが、死がやってきたのだ!
暗黒の波動が一斉射され、星の光を悉くかき消す。彼らは二条の閃光を追って
われ先にと砲撃を浴びせかけた。敵はここにいる、早く殺しに来いと叫ぶように。
そして、救済が降り注いだ。
蒼光の礫は流星群のごとく。白光の刃は落し幕のごとく。
殺意の返礼を稲妻のように躱しながら、救済者たちは破壊の慈雨を降らす。
地を駆ける四体の式機も『救済』に加わり、いよいよ戦場は狂乱の様相を呈した。
死を恐れぬどころか渇望する無数の魂が、土より生まれた機体を六体の式機に
殺到させる。しかし彼らの戦闘力――ことに二体の三位式機は、数の暴力など
意に介さなかった。
数分の後、最後の機体が神剣に貫かれて頽れる。解き放たれた魂は、砕け散る
その刹那、ただ安らぎの中にあった。
――ああ、死よ。我が存在の終わり、魂の滅びよ。
汝のなんと甘美なることか。
かくして、遥か時の彼方より帰還した藤原隆道以下六名による、日本微小物理学
研究所の制圧が完了するのであった。
陰陽式機伝 イメージ・アンド・ワード 其の六(1)「須臾の欣幸 されど、蜻蛉はゆく」
かつては緑の草が波打っていた平原。今は見る影もなく黒ずんだ
その荒野に、式機『土蜘蛛』の残骸が散らばっている。
「……やっとか」
万感の思いを込めて、隆道はその言葉を口にする。
「ひとまずは、これで……日本奪還だ」
特務隊の面々が、ヒオムシが、そしてこの半年間をともに戦ってきた
兵たちが、歓声を爆発させ――すぐにそれは、どよめきと悲鳴へと変わった。
隆道のホシカゲとヒオムシのアメオスが、糸の切れた人形のごとく
突然の墜落を喫したのだ。
現代への帰還を果たして181日目――日本は国民の手に取り戻された。
転移してきた際に、研究所にあったブラックホール発生器を破壊したことで、
現代への紅蓮の出現は防いでいた。しかし壊滅しかけていたJSDF(日本自衛軍)
を再編し、彼らの残余戦力と協力して日本から土蜘蛛を駆逐するまでには、
三位式機のうち二体がほとんど休みなしに飛び回ってさえ、六か月という時間を要した。
そして連戦に次ぐ連戦、その強行軍の代償を操手の二人はいま支払っている。
「……軍に入ってからの人生で、これほど筋肉が衰えたことはなかった」
「我など、手足の動かし方も忘れてしまったかのようだ」
天井も壁も、カーテンもシーツも白。昼の病室は電気を消していてさえ眩しい。
そんな場所で、目を閉じていることを半ば強制されながら、隆道とヒオムシは各々の
ベッドから動くことを許されずにいる。今日で三日目、いや四日目だったか?
「……なんなのだ、この時代の薬師(くすし)どもは! 我はただ疲れただけだと
言うておろうに! げに我らが機体は傷一つ受けておらぬのだぞ!?」
「そうだな、肉体の疲労なら言霊増幅機関で解決できるが……頭の疲れがひどい。
この監禁状態も、頭を使うことをさせないための措置か……」
おそらくは芦野あたりが医者に入れ知恵したのだろう、と隆道は見当を付けた。
三位式機は精神力によって性能を引き出される。ゆえに、戦いの間は緊張を解く
わけにはいかない。かといって、精神力を消費して精神の疲労を解消するなどという
ことは、さしもの三位式機にもできない相談である。
二人揃って、この何とも言えぬ無気力状態をしばらくは甘受するほかなかった。
「世界ではまだ戦っている人々がいるのだ。それをわかっていながら……!」
「隊長――いえ、『司令』。ホシカゲのパイロットだからって、ぜんぶ背負い込もう
としないでください。ヒオムシくんもよ」
差し入れの果物を持って、藤枝が病室に入ってきた。後に平岡、芦野、上月も
続き、特務隊の面子が揃った形になる。
「今までどおり、『隊長』の方がいいな。現場指揮官の気分を忘れずにいられる」
「戦略指揮官が戦術指揮官を兼任するのは愚策です! まあ呼び方はいいと
しても、休んでください。機体が神様みたいなものだって、隊長たちはふつうの
人間なんですから」
「そうですね。もうそろそろ“クモキリ”の一次ロットがロールアウトされるはずです。
私たちだって少しは疲れを取らないと、この先の戦いが持ちませんよ」
式機“クモキリ”――芦野が口にしたのは、ヒオムシが持ってきたハルミネの
設計図をもとにJSDFの技術部が開発していた、量産モデル式機の名であった。
陰陽道の技術には現代では失われているものも多いため、基本性能ではハルミネに
劣るが、その分アタッチメントによる換装機能でミサイルなどの現代兵器を
駆使することができる。土蜘蛛とは互角以上に戦えるはずであり、人類反抗の
嚆矢となり得る機体だ。
「ツチイミは来られなくなったし、土蜘蛛もこれ以上数を増やすことは
ないんでしょう。隊長たちが頑張りすぎなくても、JSDFのみんなや、世界各地の
残存戦力で巻き返せますよ」
「うむ……致し方ない。だが、身体を動かせぬのは不健康に過ぎる。
せめて体力を維持できる程度には、運動も許してもらいたいものだな」
「善処します――」
その数時間後、上月が僅かの言葉と無言の圧力によって隆道の要求を通し、
少年と老兵の扱いは、監禁から軟禁程度には改善されることとなる。
直径40mmの球体。少年の動体視力が全霊でもってそれを追う。
亜光速の世界で戦ってきた彼に見切れぬはずはない速度だったが、身体が
追いつくか否かは別の話だ。振り抜いた得物は風を巻き起こすのみに終わり、
球体はヒオムシの背後でかつかつと硬質なバウンド音を響かせた。
「『たっきゅう』とは……存外難しい……ものだな」
肩で息をしながら少年は言い、白皙の肌に似つかわしくない汗の玉をタオルで拭った。
「楽をしようと思って腕だけ伸ばすから良くないんだ。フットワークが重要だぞ」
老兵も皺の刻まれた顔に汗を噴き出させているが、こちらは鍛え慣れているためか、
運動を解禁されてわずか一カ月で、おおよそ以前の強健な肉体を取り戻していた。
隆道にとって卓球とは、遥か中学生のころに部活動で取り組んだきりの、
趣味とも呼べない「経験があるだけ」のスポーツだった。
それでも一度覚えた動きは身体のどこかが覚えているもので、ずぶの
素人であるヒオムシ相手なら、軍でそうしていたように教官役も務められる。
「常に最適な位置で打てるように身体を動かせ。空振るのはボールを
よく見ていないからだ」
「そうは言うがな――来る玉と自分の手の距離が測れぬ。当てられても、
今度は」
隆道のサービスに対し、ヒオムシのラケットから飛び立ったレシーブボールは、
まっすぐに隆道の顔面を襲撃した。
「力加減がわからんのだ……すまぬ」
「き……気にするな。初心者はなぜか、相手の顔を精確に狙うことがままある」
頭を下げながら、ヒオムシは不思議な充実感を覚えていた。
――上手くできぬのに、こんなに楽しいのは何故であろう。
「おはようございます、隊長。ようヒオムシ――筋肉ねえなあ、お前」
「陰陽師の卵なんだから、マッチョでなくてもいいんじゃないの」
平岡と藤枝が運動場に姿を現し、少年は自分の四肢を彼らと見比べた。
確かに細い。
「ふん、藤枝どのの言う通りよ。必要ない肉なら、筋でも脂でもこの身に付けはせぬ」
上気した顔で口をとがらせるヒオムシだったが、ふと笑みを浮かべると、
整ったその顔はまるで人形のように美しく見えた。隆道は心中に複雑な念を
喚起し、応じて笑い損ねる。
人形のように。
人形は動的な存在たる人の似姿でありながら、無尽の静的美を備える。
命なき者であるがゆえに――。
清明に聞かされた、ヒオムシの命の秘密を連想ゲームのように思い出し、
隆道はことさら大きな音を立てて台上にボールをバウンドさせた。
「さあ、続きと行こう。なにより大切なのは楽しむことだからな、ヒオムシ――」
清明に託されたこの子の余生を、明るく充実したものにしてやりたい。
しかし隆道の願いは叶わない。
叶わないのだ。
「藤原司令! 緊急事態が――」
飛び込んできたJSDFの隊員を、平岡が射殺すような眼で睨んだ。
「バカ野郎、隊長は休養が必要だから病院に閉じ込められてんだぞ!
何のために作戦本部に司令代理を立てたと思ってやがる!?」
「よせ平岡。卓球に興じているところを見せておいて、『休養中』などとは言えん。
いったい何が起きたのか、明確かつ簡潔に報告しろ」
一気に張りつめた空気の中、申し訳なさそうに兵士は告げた。
「各国からの情報によると、地球上の三か所でこれまでと違う大型の敵が出現しました。
うち一つは日本、出雲です!」
JSDF――日本自衛軍。
十数年前、隆道が勇名を馳せたエネルギー資源戦争で、利権争いに
介入すべく、ときの日本政府が某国との同盟を口実に自衛隊を再編成して
作り上げた『軍隊』である。憲法九条がどうであるとか、専守防衛が云々という
一部の声は、隣国まで差し迫った戦乱の風に、いとも容易く吹き消された。
事実上の第三次世界大戦と言われるこの戦いで、日本はどさくさに紛れて
多くのものを手にした。「太平洋の番人」となるべく核武装を実現し、戦勝国側の
一員として、戦争の原因となった新資源の利権もその一部を獲得。他、
それまで太平洋戦争の敗戦国として払い続けてきた、有形無形の負債の
ほとんどを清算することにも成功した。
その功労者として英雄に祭り上げられたのが、隆道ら当時の将官らという
わけである。彼がJSDF再建を果たせたのは、彼自身の持つネームバリューを、
不本意ながら大いに利用したためでもあった。
藤原隆道『司令』は結局、病院側の制止を振り切ってJSDFの作戦本部に
駆け付けた。
「出雲に現れた機体は陸戦型とみられ、八脚で体を支えている。全長およそ
220メートル。先行して迎撃に出たヘリ、支援戦闘機などはまったく有効打を
与えられず撤退。向こうからの攻撃は現在のところないが、監視は継続中」
「大型……これほどとはな」
モニターに映されている敵の姿を見ただけで、その桁外れのスケールを
片鱗ながら感じることができる。褐色の装甲と独特の造形は、それが間違いなく
土蜘蛛の同類であることを示しているのだが――あまりに大き過ぎる。
通常の式機は、爪先から頭まで10メートルにも満たない。この巨獣は
どれほどの力を秘めているのか? そして、これほどのモノがどこから
現れたのだろうか?
「太平洋、ミッドウェー諸島近海に現れた機体は海戦型と推測される。全長は
およそ400メートル。こちらの攻撃部隊はまだ到着していないが、合衆国が
長距離ミサイルで攻撃したところ、やはり損害を与えるに至らなかった。
現在まで動きはなし」
日本に現れた蜘蛛のような機体がモニターから消えると、次に映し出されたのは
海上に浮かぶ扁平なエビといった姿の機体。世界最大の客船よりなお巨大な
それと比べれば、もはや通常の式機など羽虫のようなものだ。まったく動く気配を
見せないというのが不気味である。
さらに画面が切り替わり、柱のようなものが遥か地表をバックに、
黒く影となって映っている衛星写真が大写しにされた。
「最後に、イタリア北部で確認された航空型……頭頂高およそ300メートル。
軌道上から降下してきたものと思われ、現在ミラノ上空10万フィート付近で静止。
イタリア空軍の残存部隊がスクランブルをかけたが、実用上昇限度を
遥かに超える対地高度の敵機に、手が出せず帰投……間抜けとは言うまい。
なにしろイタリアだ――」
説明を司令代理に任せ、隆道が考えていたのは戦力の割り振りだった。
超大型式機は世界各地に三体が分散配置されているが、人類側の戦力で
これに対抗できそうなものは、アメオス、ホシカゲの三位式機とハルミネ四機、
それと組み立てが完了したばかりの量産型式機クモキリがわずかばかり。
三体の敵の内、二つまでは三位式機で片付けるとして、残り一つは通常機
のみで相手をしなければならない。
そして、距離に縛られない機動力と飛行能力を有するのが三位式機だけで
ある以上、おそらく本命であろう日本の守りを部下たちに任せるほか
選択肢はなかった。
それはヒオムシにも分かっていたことであり――
「ゆくのだろう、隆道。我は海の敵を引き受けるゆえ、おぬしは空を頼む」
言い置いて、外へ走り出る少年。呼び止めようとして、その背にかける
言葉がないことに老兵は気付く。
生きて帰れ、と言う必要はない。敵が未知数とはいえ、ヒオムシの腕には
全幅の信頼を置いている――そう、彼は勝つだろう。幼くとも三位式機に
選ばれた操手なのだ。
だが、戦いで命の力を消耗すれば、ヒオムシに残された時間はますます
減ってゆく。自分が二人分働けばいいのではないか、少年の命を削ってまで得る
勝利に価値はあるのか――そんな思いが、抑えがたく隆道の頭脳を駆け巡る。
「し、司令! 三機の監視班から同時に報告――動きます!」
隆道の意識が現実の前へ引きずり戻される。まさにアメオスを呼び出し、
飛び立たんとしていたヒオムシもそれを聞いて、ばつが悪そうに戻ってきた。
モニターが四分割される――三機の敵それぞれの映像と、その位置を
示した世界地図。
出雲の機体が大口を開けた。その動きがあってはじめて、頭部は蜘蛛と
いうよりむしろ、黒色の皮膚と鋭い牙を持つマッコウクジラのそれではないか、
と上月は思った。
ミッドウェーの機体が巨体を翻し、天を衝く水柱を残し海中へ没した。
芦野はそれを見て、この機体はエビよりも絶滅したウミサソリに近い形状だな、
と思った。
ミラノ上空の機体が降下を始め、同時に柱のようだった姿を変えていった。
変形が完了した敵機に対し藤枝は、太い骨組だけの傘が開いたような形を
していると思った。
そして、破壊が始まる。
八脚獣の喉から、迸った熾熱の咆哮。
かつて見たこともないほど太い、黒曜の光軸が大地を削り取って奔る。
瞬間、出雲から京都を越えて300キロメートル近くに達する直線上に
あった自然物と人工物がすべて、等しく火と燃えた。
ウミサソリが消えた海は一度、底が抜けたように陥没し、次いで
想像を絶する高度まで海面が隆起した。そこから波が生まれる――
それはもはや波と言うよりも、同心円状に広がる莫大な海水の壁としか
形容しえないものであった。
開いた傘からは、細い黒光が分岐を繰り返しながら放射状に伸びた。
闇が空に根を張ってゆくがごとき光景の後に待っていたものは、
降り注ぐ黒い雨。瞬く間に、ヨーロッパが炎の海に変じた。
「ち、地形が――中国地方から山陰地方にかけて、甚大な被害!」
「海上の敵機を中心に、巨大な津波が発生! これは――こんな
エネルギー量が――」
「英国を含む欧州、スカンジナビア半島、小アジア、モスクワ以西のロシア、
およびアフリカ北岸部――この全域に空からの同時攻撃です!
これをたった一体で……」
次々と飛び込んでくる報告は、いずれも想像を遥かに超えた敵の力を物語る。
「出雲の機体は京都までの270キロメートルを『直線で』砲撃しています!」
「太平洋の機体が起こした津波の、到達予想時間が算出できません!
水の量が多過ぎる! それに、全エネルギーが波の形成に
向けられている――こんなのは普通の水の挙動じゃない。
普通の計算式が適用できない!」
「欧州のほとんどの地域と連絡が取れません! 通信インフラが崩壊してますよ!」
「こ……これほどにか……ツチイミ無しで、どうやってあんな化物を?」
百戦錬磨の隆道や、無感動で知られる上月さえ驚愕を露わにしていた本部で、
ただ一人、冷静に敵の戦力を分析していたのが芦野だった。
「つまり、出雲の機体は地平線の向こうから――表層とはいえ――
地球そのものを貫いて攻撃して来る、ということですか」
彼は周囲を落ち着かせようとするかのように、手元のコンピュータにリアルタイムで
送られてくるデータを見ながら、報告に対して淡々と事実を解説する。
内容については深く考えないようにして。
「津波のエネルギー量は……ふむ。直径10キロメートルの隕石が、音速の
22倍で落下した場合に相当しますね。環太平洋諸国に壊滅的な被害を
もたらすと予測されます。すでにミッドウェー諸島は消滅、じきにハワイも
全島が無人島となるでしょう。波が到達する前に、少しでも多くの沿岸住民を
避難させるよう、各国に通達すべきです」
ふう、と溜め息をつく芦野。彼の声がほんの僅かに揺れていたのを、
共に戦った特務隊の五人だけが聞きとった。
この男でも動揺することがあるのだ――。
「衛星からの映像が来ました。ヨーロッパと周辺は、超広域の絨毯爆撃を
受けたような状態です。ミラノから100マイル以内の都市は完全に壊滅。
それ以遠の地域も、都市機能は死んでいると見て間違いないでしょう。
敵機は東へ向けて移動を開始しました。この火力を放置すれば、
ユーラシア大陸は今日の内に焦土と化します」
「――つまり、だ」
自失から立ち直った隆道が、絶望しかけた作戦本部に、たった一つの冴えたやり方を示す。
「一刻も早く、あの三機を破壊しなければならないことは今や明白となった。
私のホシカゲはヨーロッパの機体、ヒオムシのアメオスは太平洋上の機体を
潰しに行く。諸君らは現在動かせる全戦力をもって、出雲の機体を叩いてもらいたい。
破壊が不可能なら私か、ヒオムシが戻るまで時間を稼ぐだけでも構わん。
とにかく、可能な限りあれを撃たせるな」
かくして――長い一日が始まる。
<続く>
最終更新:2010年02月11日 21:56