4 ガチンコ
煙の中に火が混じっていた。ホールの入り口から鈍い赤い光が光る
近い!彼女は感じていた。脈々ならぬ興奮が歯茎から広がり、唇が歪む
ちょっとお遊びしよう・・・
「はぁ・・はぁ・・もう少しだ。ミッキーそっちはどうだ。」
「大丈夫だけど、右アームに敵の腕が握りすぎたのか、全然取れないよ」
「わかった、ちょっと待ってろ」
ニコ機は。右手のヒートハンドでミッキーの右アームについた敵の腕を溶かした。
「サンキュ・・・もう終わりに近いな、連絡のほうはどうなってる」
「・・・・・ダメだ、リーダーの反応がない・・」
「・・・っか、お前、これ終わったら退職ってマジか・」
「おおマジ、田舎でゆっくりしたら、地元で日本語教室でも開こうと思ってんだ。」
「ふうん、あとさ、お前ほんとに無口なのか?」
ニコの機体のローラーはホールへ直行した。
「おい!どうなんだよ」後を追いかける
「ターゲットは近いんだ、早く退職金も貰いたい、あと俺は「無口はするときはする」タイプだ。」
「なんじゃそりゃ」
50キロでローラーを血走る愛機2機、名はスタリオン 種馬と言う意味だ。
しかし、ニコは、気づいて止まる「どうした?!」ミッキーもスピードを落とす、ニコのアームが指をさす。
小さなヘリだった。直径130㎝の物でプロペラ部分が何かに被ってるんで羽の部分が見えない
「撃て!」ニコは叫ぶ、「初めてかもしれないがあいつは「クソッタレ」よりやばい」衝撃を受けたミッキーはすぐにライフルのトリガーを引く
時すでに遅かった。ガスと共に放たれた。槍みたいなものがミッキーっ機の腰に刺さった。爆発もない。
ニコはライフルで急いで破壊して急遽離れた、ミッキーも離れようとしたがローラーが遅い
煙が噴き上げてきた。ローラーが進まない、冷や汗が流れ始めたが
!グオッ!爆発が始まった。焦ったミッキーは近くにあった敵機の残骸を盾に凌いだ
濃厚なクリームみたいな煙が広がる、鼻で息をして舌をなめずるナオミ
・・・収まりがつくと爆発の首位には無数の散弾の跡が残った。藻屑となった機体は細かい散弾が貫通してちりとなり、通路が銃痕でどす黒くなった。
「おい!」 無線に手を伸ばすが
「ザー・・ザー・あ・・だ・・」雑音で一杯になるがニコの声だけは一方通行のみ聞こえるみたいだ。
一応動けているみたいだがもう駄目だった。軽快よくミッキーのアームが動くが「お前・・そこで救難信号発信してろ、必ず来る」
アームの動きが止まり、握りこぶしを作り親指を立てた。ホールまで安否を願いながらローラーを滑走させた。
・・・赤外線カメラが、明らかにロボットのエンジンの熱反応が見えた。暗い広場の中偶然見つけた高台に隠れていた。
早速頭をねらうことにした。なあに簡単だった。首をひねればいいのだから
ヘッド部分に装備された。スナイパーライフルが種馬のエンジン部分をねらう
標準を狙うことのみに集中、彼女のつぶらな右眼球が力み、頭の中で水の一滴を想像する
「ポタン・・ポタン・・一滴・・・3滴・・5滴・3滴ピチャ・・ピチャ・撃(う)ッ!!!!」
撃ったが拍子抜けしてしまって外れた。
「おい!クソッタレ!いるか?ニコは操縦席のハッチを上げ、右腕に照明器を持ち、かかげながら大声で怒鳴った。
「俺の声が聞こえるか?!この美声に覚えてるか!くそったれ!今日でフィナーレ付けるぞ!」
打ち込んだ弾は。外れて壁にぶつかったのか、跳弾の音がすさまじかった。
最終更新:2011年12月08日 11:19