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5 ガチンコ2


「クソッタレ―!聞こえるか? お前の手なんかはっきりわかるんだよ!」
ニコは操縦席に戻るとライフルを地面に ナオミの
「まずは地雷、お前は簡単に地雷が大好きで!狭いところやこういうところが大好きだ」
ナオミのこめかみが力む 撃った弾丸が地雷に当たり 爆風の爆光が広がる 音が連続的に暴発するが一瞬で消え 床に落とした照明塔が燃え続けたままだった。
ナオミの
「場所だって丸見えだ!お前は高いとこが好きだッたな!」
ナオミの顔がこの年にふさわしくないほどしわが広がる 少しづつ、天井から撃ち始めて段々角度を下に向けて撃ち始めた。
天井に撃ったのはいいが、ヒビが入り始める ドンドン下がる角度、近づいてく距離 そして
「・・・・ほう、わかったよ・・・」
鈍い反響音が耳につんざく、ナオミのロボットのヘッド部分をかすった。額の筋肉が震え、汗が止まらない
「最後に、お待ちかねだミュージックすたー・・」
「ニコォォォォォオオオオオオオオ」
「ニコ・・・おおおう・・にこおおおお」
ナオミの怒声が響いたが、ニコのロボットからロック調のBGMを爆音で流した。
ゲイツ博士もこの爆音に耐えられるはずもなかったがそれ以前に博士にとって「ニコ」とは?
老いらくの恋で生まれた。まだ5歳だがクロケットがうまい自慢の息子だった。
今どうしているのか? もう会えないのか?胸にしまいこんだ家族の写真が入ったロケットを両手に必死につかんでいた。
しかしBGMが鳴り響き、ナオミも忍耐がはち切れてしまった。
「いい加減にしろよ!テメー、なめてんのか?それにフィナーレってなんだよ」
「これが終わったら退職すんだよ!お前の首をボーナスの代わりにする」
「はぁ・・はぁ!・・ははははははははは」
「ははははははは」
2人は少し笑い続けた。ナオミのロボットは少しづつ高台から降りてニコのロボットに近づいた
降りたナオミのロボはニコと同じ高さの床に就いた。ゆっくりローラーをふかしながらあるスイッチを押す、
地雷の解除スイッチ、押すとブスッっと陽炎音が流れる一部火が漏れるがたいしたことない
「退職ね、おめでとさん、これであんたのきもい声がきこえ・・音止めろ!」
「なんだよ・・」
「えっ!いや・・うるさいわよ・・普通に・ 本気出してあげる。祝杯お・・」
「・・・カチ・・」
また爆音を流し始めた。「早くしろ!お互い本気で行こうぜ」ロボットに乗ってローラーから火花が上がった。
ナオミは逆に一切動かない、いや、ローラーを使わないで歩合で動く、背中に背負いこんだ巨大なライフルを手に掛けた
 ・・・否、ライフルじゃなかった。ガトリング、いやミサイルライフル?違った
「・・・・・」ニコは、覚悟を決めた。今、ホールの中かすかな照明灯と地雷から吹き出てっくる光のみだった。
周りに見えるのはローラーで巻き上げられた砂塵と床に落ちていたかすかな鉄の破片が影のみだが揺らぎながら伸びている
ナオミのロボットは銃口をニコに向けなかった。向ける気がなかった。
ニコのローラーがさらに速度を上げる、
ガトリング、ライフル、ミサイルシューター、すべてが違っていた。何物でもなかった
それが「すべて」だったからだ。
その「すべて」の銃が高速連射を始めた。 高速で走っていたローラーのおかげで避け・・・!
無理だった。抵抗してニコは離れているのにもかかわらず 相手の銃の軌道に向けてライフル、腰についてる音波砲を片っ端から撃った。
ナオミが放った銃弾が軌道を曲げた。蜂が襲ってくるように機動がニコの機体に向けてさし始めてきた。
「bee85Q」 重連射性小型誘導機銃 弾一つ一つにウイングとICチップを付けた。
いわば小型ホーミングミサイル(爆発はしないが)だった。
よけきれなかったニコは幸いにも左腕がもぎ取れるしかなかった。
ナオミの顔に久しぶりのさわやかな笑顔を見せた。



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最終更新:2011年12月08日 11:22