6 リンゴ
ロックな音楽が盲目的に広がる、軌道を歪曲しながら、それを避ける鋼鉄の、ただ陽炎の中で 影 影 影
笑う顔の老人、息子を想い涙の顔は隠せない 蜂はドンドン追っかけてさしちゃうぞ
両目が左右に高速で回している。ニコは軌道の弱点だけは、あと少しでわかるところ
ナオミもナオミで相手をねらいわずかに機体の角度を変えながら、だがこれでは足りない
デコイがヘリだけでは物足りなかった。はっきり言って無用の長物だったものだが仕方がない
朧火の陰に隠れてデコイ試作用(初期)のブルトーザーをエンジンをゴウゴウと吹かしていた。
「ああ、主よ、私はとても哀れでもう駄目です。妻はどうなっていますか?息子は生きていますか?
今の私には何一つわかりません。私はこのまま死ぬでしょう。」
博士は涙ながらさびしくつぶやいた。同時に横になった体を立ち上がり、ある装置の場所まであるくことになった。
「ドゥワ♪ドゥワ♪シャワワ・・だー♪」
両目を左右に素早く動かしながら足のアクセルペダルで軌道を計り歌いながらタイミングを計る
「せっせっせーのっさ♪、せっせっせーのっさ♪おいPCこっから先の音声は全部録音しとけ、」
ワカリマシタ・録音の開始だ。退職後の土産話の証拠に残したかった。
「はー・・はー・・そろそろ時間的にも・くるみたいね、 頼むわよデコイ!出撃!」
「ツーツ・レ・・ドン!」
ニコのロボットはナオミが一瞬、動きが止まったのを感じ軌道歪曲銃に当たるのも覚悟し彼女めがけて全速全身し始めた。
輪 次第に上げてゆくスピード 顔が引きつり口からリズムのビートを上げるがたが付き始めたローラーによって振動のブレが猛絶に襲い掛かる
「主よ感謝します。私に知恵を与えすぎたことを、家族のぬくもりも与え毎日の食事・・」
ナオミも「しまった!」と察した。急遽ブルドーザーのエンジンの吹き上がらせて列に並んで突進してくる、ニコの前に立ち肌らかせた。
「・・・この世界はもう駄目です。いや!ああ、違う違うなんて事を言うのだ。でもダメなんですここは荒れ果ててます。知恵がありふれ腐ってしまったんです。」
ニコのロボットは右手に持った。ライフルを捨て、ヒートハンドを限界にまで上げ、いやすべてを限界にまで上げた。
ローラーの振動がさらに上がり装甲も外れかけていた。自分の視点がもはやわからなくなる
目の前のブルドーザー?は? 2機同時に向かってきた、片方は楽勝、ヒートハンドで右のほうからシャベルを融解させ片手で弾く
「あなたにリンゴをお返しします。大丈夫です。これは全世界で量産してありますから」
ドンドン近づいてくる
「うわああああ!」すかさずbeeの連射速度を上げ、打ち上げた。銃身の先が真っ赤になり初め赤くなり始める、
ここまで本気になるニコの姿は初めてだ無線から流れるリズムとビート、それを無視した、ナオミの口から雄たけびが始まる
「こなくそぉ!」まっすぐ撃ちつけてきた銃弾を右手でつかむ、この意志は揺るぎ無かった。
銃弾が右手についた。だが、弾一つ々々融解し始めて速度と熱に負けた銃弾は溶鉱炉の鉛のように飛び散る、いや・・空を切るのだった。
「・・・・・・・」
深い深呼吸し、起動装置の準備が終わった。この悪夢をすべての忘れるために・・涙をのみ、最後のレバーを引く
暗黒の中からどこかにあると思う、重量感あるケーブルが熱を持ち上げる、湯気がもうもうと立ち、周りのかすかな水蒸気を吹き飛ばす
ブゥイイイン、電流の高温の鈍い音が流動してくる、それと同時にホール本来ある明るさが取り戻してくる
銃身まで右手で銃弾を融解させてまま近づけたのはいいんだがなぜかホール中にまばゆい光が襲ってきた。ナオミも時同じくして
一瞬の光が赤外線カメラに対応できなく過剰に反応してしまい、ナオミの目は怯んだ。
だが時間は無駄にできないすかさずbeeの持ってない手で殴るが、
ニコの目の前に手が見えた。しゃがむモーションを掛けるが間に合わない
ケーブルの一部が電流逆流をはじめ死にぞこないの蛇みたいに暴れ始め、床にきしみを、天井にきしみを機械にもきしみ始める
壁には外れたbeeの弾丸が食い込んで埋まっていた。1mm・・2mmと壁から出ようとしてる
暴れ狂っているケーブルがホールすべてを飲み込もう、振動でゆっくり溶かそうとした。
!ごるうぅう!静寂なナオミの操縦席の中で響いた。目も何とか開けるような状態だがまだ見えにくい
カメラを通常モードに戻し外を眺める・・衝撃を受ける、ニコのロボットのコクピットハッチが蜂の巣のまま浮いていた。
魔法?異次元?いや、彼女の体内時計異常に早くなり周りが遅くなることに彼女は気づいていない
下に見ようとしても「なんで遅い!」と頭の中で50回以上もつぶやいた。
自分の銃身が見える、少しただれていただけでほっとする、股下を見る、何か人毛が見えてくる
また下を見た。赤く焼けたぼろぼろの手が見え足を狙ってるのか?人毛の下を除くと
ニコが手持ちのショットガンこちらに向けて笑顔で撃ってきた。散弾が空を切る瞬間もこの目でハッキリと
開けた口が次第に早く閉じれるみたいだ。ギョッとした目は依然下を見たままだが力んで上げ
手慣れた操縦で
「・・・・・はは、」
光が漏れだす操縦席の中に何か太い指みたいなものが入って上へとつぶしてゆく
こじ開けられ光があふれた。天井が見えた。太い鉄筋がわずかに錆び気持ちいいぐらいに歪んでいる
臨時用にあった。ショットガンを隙を逃さず、隙間があればいい・・あそこにコイツを入れる
と隙間においといた手榴弾を目に入れ。狙いを定め真正面を見る
すると、ナオミのロボットの後ろに何かが見えた。絵画?ずいぶん鉄にまみれている
「(・・でかい・・100や200なんてものじゃない)」
老人がそこに立っていた。2~30ぐらいの距離があるのだろうか?泣きながら笑っていた。
「ゲイツゥゥゥゥゥ」
その瞬間、その鉄にまみれた絵画は光り始めた。青白い電流が走りあらゆる鉄に流れ込む
通り過ぎてしまったブルドーザーの一つも電流にまみれて動きが遅く鈍足、そしてとまる。
そう真っ白にな・て来た。ナオ…ロボット・・のハ・・・も・・爆・・はさ・・れ
な・・・・・・か・も・・・・し・・・・・ろ・・・く・・
しろく 消えていった。
最終更新:2011年12月08日 11:24