9 逆突撃ボンバー!!
・・ザザ・・ザーオ・・ハョ・ゥ ゴザイマ・ス・・ニコサマ・・今キドウ・イタシマスネ・・
ゲンザイミギテハソン、フットローラー右部分故障、修理する・・必要あり
巨人が寝たまましゃべった。なんとなく意味は分かるのだが後半はしゃべり方が流暢になり、意味がさっぱりわからなくなってしまった。
何とか屑鉄やほこりをどかして頭の中まであった映像を元にただ一心不乱に、足らしき物の1部を溶解させてはくっつけ手の表面が軽く黒ずんで黄色い汁が少し垂れてるぐらいだが痛みがない
震えが止まらないが、中の回線ははじめは衝撃があったのだろう。淫らに荒れていたので一つ々々、一つ々々をばつなげて外しての繰り返し
「お前、立てるか?」
無口な男はこの一言から次第にしゃべり始めことになる、「ハイ、お任せをば」やっぱり意味が分からない。
暗くなった空間から明かりが次第にふうっと優しくかぶせてくれる、奥のほうまでまだだが、男が自分自身に床に自分と同じに動く何かがあり始めたと気づいた。
水たまり水色になり始めたが波紋で鈍り、ほこりがダイヤモンドの様にきらきらと小粒程に壮大に輝いている
肝心の己はというと自分の色が白いとわかるし右手が黒い、顔も痩せこけ、皮膚の上からあばら骨が浮き上がっている
ドドドドド・・「わ・・!」男がかすかな声で驚くがあわてる必要がなかった。巨人が目覚め始めた。
水の波紋がさらに広がるゴゴゴゴ!・・巨人は体の上にあったゴミを振動でどかし少し溶けて指と指がくっついた右手が大地を踏み上半身を起こす
起こす瞬間、部品が外れる音がするが問答無用に下半身の膝をお越し、ふらつきながらも仁王立ちになる
空から降ってくる明かりがさらに増してくるとその鋼鉄の気骨ある無骨の肌が見えてくる。小さな穴からぽつぽつと水がしたたり落ちるが動きには問題ないみたいだ。
起き上がった巨人からは湯気が立ち込めていた。周りが温かい、
「うう・・あ・・あ・・」
女はホールの入り口の所にあるガレキの影に隠れながらその巨人の様子をつぶやきながら見ていた。言葉は発せないが、
「あたたかい」服も着ないで震えている体を癒すかのように腰を下ろす。
しかしこの場での空からの光が女の体を見せた。白銀の髪に赤みがかった細い眉が目立つ
流水の様にしなやかな皮膚は少し痩せこけていて骨のくぼみの影が目立つ、おまけに体中からの何らかの傷があるが牡丹の花の様にピンク色の皮膚からは
まだ丸みを保っておりまだつぼみだと見る。だが、そんな裕著なことは許されなかった。
「ギッ?」電流 女は倒れる、気絶だ、倒れた彼女の右腕が振動で床から弾む
また匂いが激しくなるあの鼻が?げる匂いを放ちながら。
男も「・・・・う・」と吐き気を催したが問答無用に悪臭が近づいてくる
・・!!、、デコイハンノウ!アラートアラートレレレレレッド!ニコサマ!ノッテクダサイ!
巨人から発する言葉「ノッテクダサイ」この言葉だけが忘れきれない、男は疑問を持ちながらもそれに気づいた。
振動が近づいてくる。ぎゅらりぎゅらりと轟音と共に迫ってくる
男は巨人の正当な乗り方を知らなかったがよじ登って上ることにした。席に着いたが・・いや覚えていた。
頭の中には何もなかった。枯れ果てた砂漠の様に無残に砂塵が吹いているだが、だが!!
体の血潮は刻んであった。席に座ると自然に足のペダルを踏むがどの方向に向こうが知らないがわずかに動く
ペダル、動く、レバー、手足が握り動く ボタンが使えるのも僅かだが押すたんびに熱流が増え 怒濤が激しくなる
ぎゅらりぎゅらり、ぎゅらりぎゅらり 振動が過ぎ去っていった。女は女で目覚めるのではなくナオミとして目覚めた。
「・・ん・・痛い・あくしゅっ!・・はぁ!あたしが裸・・いやあ!なんで、なんで・・
お腹もすいてたし何か着なきゃ・・・なんでここにいる・・あ、ニコ」
ナオミが見たのは太いケーブルに絡みついたショベルカーがニコのロボットを襲っていたが、なぜか乗り方下手だった。
口を歪みながらもナオミはその場から離れてある程度の補給しようと考えた。
最終更新:2011年12月08日 11:40