10-1 ニコ&ナオミ
ぎゅらりぎゅらり 太い物を絡みついた「何か」はその移動は鈍重だが絡みついている極太の「線」は
猛スピードでニコが乗る巨人に襲い掛かった。幸い席の上の部分がが何かがもがれて見晴らしがいいおまけに日がどんどん明るくなり敵の攻撃も見えやすくなった。
一回避けることにローラーの癖をよみがえり、物を投げて反撃するたびに手の握力の加減を体が気づき始める。
センスは光るが、すべてではなかった。右 左 真正面 下 それぞれの方向で襲いは避け、高熱の右手で少しずつ溶かし、左手に鉄棒を持ち、「線」の軌道をずらしていた。
「く・・っぎぃい」男は額に汗が止まらなかった。幾ら両手だからと言ったって悪魔でも「軌道をずらす」ことに精いっぱいだった。運が良くても機体をカスルぐらいの物で悪くても男の頭がカスルぐらいだった。
おかげで右耳から血だ出てきて止まらない。
左足のローラーもガタが着始めておと・・
「あった!・・・大丈夫かな・・」
・・この顎がまともに口が収まらない、ぎゅるり、ぎゅるり、じりじりと足を進める・・「何か」
「しっかし馬鹿だよなぁぁ・・あんな雑魚に手間取るなんて・・まあいいや・寒い・」
細い手でbeeの標準を手動でニコに狙いを定めた。目つきと眉間の皺が凝固し始める
右!右!真下!下!天井ながら地下ながらの「線」からの攻防が続くがナオミの目が瞬間に引き金を引く
ズガガ!ガガガ! 赤みがかった朝焼けの中に光る銃弾が高速で連射してくる
「く・・・やばいか、もってよね!・・!」舌打ちしながら願をかける。
銃弾の一つが男が乗るロボットのエンジンに反応した。ウイングを調整するしかし、
やはり衝撃のせいか調整できるのはほんの一部だけで全弾中2分の1が狙いどうりの軌道にならずにそのまま真っ直ぐ向けて壁にぶつかる
曲がり終えたものも加速力がすべて出し切れるわけなく自然に赤い地面に埋もれる
ロボットは攻防の末何とか「線」を少しづつ溶けてきている右手で半分まで切った。
「ふう・・・ふう・・」血が止まらない耳が風を切る、呼吸しようとしても肺に血が回らない、吸っても吸っても
反動によるものなのか吸う空気以上に履いてしまう、襲われるなか仕方なくスピード落とすが
ぎゅるり、ぎゅり どおお!!ショベルカーが突進してくる。男のロボットの目の前で
男は失態した。「線」ばかり気を使ったばかりに「本体?」にまで目が届かなかった。ロボットは「何か」のすぐ後ろに立っていたのだった。
銃弾はさらに数が減ってきた。速度はそのままだがガレキがぶつかり、反射するさらに4分の1までも減ってくる
ナオミの顔は一つも変えないが、右目にたまった涙が漏れる。
銃弾が、届く ショベルが食らう「線」がこっちに向けて迫ってくる
ガォォン!
最終更新:2011年12月08日 11:42