第1場 - (2006/12/11 (月) 00:26:21) の1つ前との変更点
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<u>第1場<br></u>(50年代 オーストラリア、テンタフィールド)</p>
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歌が終わると、リトルピーター登場。<br>
ピーター「これが俺。年の頃は八つ」<br>
リトルP「九つ」<br>
ピーター「ほんとは十(とう)」<br>
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ピーター「俺が生まれた所はオズ。皆さんにはオーストラリアって言った方が分かるかな。俺は何処にでも居るごく普通の子供でした。」<br>
リトルP、タップを踏む。<br>
ピーター「いやどの町にも一人ぐらいは居るでしょう? 末恐ろしいっていうような」<br>
舞台上手にピーターの祖父登場(馬具を繕っている。リトルP祖父の周りでタップを踏んでいる。)<br>
ピーター「想像して!俺は一日中じいさんの側でタップを踏んでいた。」<br>
リトルP、ポーズを取って(ピーターも合わせてポーズ)「これ誰だぁ」<br>
祖父「ジンジャー・ロジャース」<br>
リトルP「当たりぃ」<br>
ピーター「じいさんはバカじゃなかった。でも一日中馬の鞍ばかり作っていた。よほどこの仕事が好きだったんでしょうね。」<br>
「俺? この町から抜け出して○○○することばかり考えていた。ジュディ・ガーランドやジーン・ケリーを従えて。○○○」<br>
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その間、下手からピアノとママ マリオン登場。<br>
まだタップを踏んでいるリトルPに、「坊主消えな」とピアノを指すピーター。<br>
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リトルP(ピアノの前でマリオンにネクタイを結んでもらいながら)「ネクタイ?いやだよぼくまだ子供なのに」<br>
マリオン「もう○○でしょ。ちゃんとしなくちゃ」<br>
リトルP「まだ○○」<br>
ピーター「ほんとは○○」<br>
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(酔っぱらったディック・ウールノー登場)<br>
ディック「ピアノなんて<span style=
"COLOR: rgb(204,0,0)">贅沢しやがって」<br>
<span style=
"COLOR: rgb(0,0,0)">マリオン「私のお金で買った○○」<br>
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</span></span>ピーター「父親は酒と仲良くし過ぎて・・・ ディック・ウールノーは酔いどれでした」<br>
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<u>テンタフィールドの酒場<br></u>町の人達がドヤドヤ酒場に入ってくる。上手奥にカウンター。<br>
ピアノに片足を上げ弾きながら歌うリトルP<br>
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♪俺の名前にライトを((WHEN I GET MY NAME IN
LIGHT)♪(リトルP&アンサンブル)<br>
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ピーター(ピアノに腰掛けて)「その頃俺は○○という酒場で歌の仕事にありついた。1日30シリング」<br>
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ピアノの上に乗りタップを踏みながら歌うリトルP。初めはおしゃべりしていた町の人もリトルPに注目。タップが激しさを増すにつれ町の人達も一緒に歌う。<br>
町の女性「<span style=
"COLOR: rgb(153,0,0)">あんたの息子すごいね</span>」<br>
マリオン「うちの台所に来てごらん。いつでも見せてあげるよ」<br>
<br>
上手窓からのぞくディック・ウールノー。それを見つけて、傍に寄るマリオン。<br>
ディック「あいつやるじゃないか」<br>
マリオン「そうだろ。中へお入りよ」<br>
ディック「こんな格好じゃ」<br>
マリオン無理に引き入れようとする。<br>
「うるせー」と言って去ろうとするディック。<br>
<br>
再び音楽が大きくなり酒場の中。リトルPのタップはフィナーレに。暗転し舞台前。<br>
<br>
リトルP「ハイ 30シリング」(とマリオンに差し出す)<br>
ディック(脇から手を出し)「その金寄こしな」<br>
リトルP「いやだよ。この金は僕のだ。僕が稼いだんだ」<br>
ディック「お前はなあ笑われてんの」<br>
マリオン「何処まで情けないんだ。子供の稼いだ金を取るなんて」<br>
ディックマリオンの頬を叩く。<br>
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ピター(観客に向かい)「あっ!こんな<span style=
"COLOR: rgb(204,0,0)">所</span>は見せたくないな。飛ばしてもいいですか?ほら、<span style="COLOR: rgb(204,0,0)">本を読む時</span>よくやるでしょう。子供の頃のことは飛ばして、いきなりエリザベス・テーラーと会うところから始まったりして」<br>
と舞台下手前に出て来る。</p>
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<u>第1場<br></u>(50年代 オーストラリア、テンタフィールド)</p>
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歌が終わると、リトルピーター登場。<br>
ピーター「これが俺、リトル・ピーター。年の頃九つ」<br>
リトルP「八つ!」<br>
ピーター「ほんとは十(とう)」<br>
<br>
ピーター「さて、俺が生まれ育ったのはオズと言う素晴らしい国だ。皆さんにはオーストラリアって言った方が通りがいいかな。そこのテンターフィールドって小さい町でして。ご覧の通り、俺は超普通なガキでした」<br>
リトルP、タップを踏む。<br>
ピーター「いやどの町にも一人ぐらい居るでしょう? 行く末が恐ろしいっていうようなガキが。じいさんは馬の鞍を作っていましたた。ね、想像して、俺を。じいさんの横でタップ踏んでる姿を」<br>
舞台上手にピーターの祖父登場(馬具を繕っている。リトルP祖父の周りでタップを踏んでいる。)<br>
ピーター「想像して!俺は一日中じいさんの側でタップを踏んでいた姿を」<br>
リトルP、ポーズを取って(ピーターも合わせてポーズ)「じいちゃん、これ誰だぁ」<br>
祖父「ジンジャー・ロジャース」<br>
リトルP「当たりぃ」<br>
ピーター「じいさんはバカじゃなかった。しかし一日中馬の鞍の修理ばかりしていた。自分の居場所がよほど気に入った好きだったんでしょう」<br>
「俺?俺は、ハリウッド・ミュージカルで育ちたかったなあ。バカでかい総天然色の階段をダンスしながら下りてくる。ジーン・ケリーやジュディ・ガーランドを従えて。俺はどこか、別の居場所が欲しかったんです」<br>
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その間、下手からピアノとママ マリオン登場。<br>
まだタップを踏んでいるリトルPに、「おい坊主、もうたくさんだ。ピアノに行きな」とピアノを指すピーター。<br>
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リトルPピアノの前にに座る。ピーターもピアノに行き、その上に座る。<br>
ピーター「俺はスパークギラギラ。ピアノも一人でに覚えちまった。お袋のマリオンはもうご満悦。ところが、オヤジはわかっちゃくれない。勿論、酒と仲良くしすぎたせいもあるけど」</p>
<p>(酔っぱらったディック・ウールノー登場)<br>
ディック「うるせー!」<br>
マリオン「いいじゃない!楽しそうにしてるんだから!」<br>
ディック「ピアノなんて<span style="COLOR: rgb(204,0,0)"><font color=
"#000000">無駄遣いしやがって!」<br></font><span style=
"COLOR: rgb(0,0,0)">マリオン「あんたの金じゃないでしょ!ディック!あたしの貯金よ!」<br>
ディック「ピアノなんてクソの役にも立たないんだよ!」<br>
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ピーターピアノから降りながら「ディック・ウールノーは酔いどれでした。・・・あ、いや、バレちゃったかな。俺の本名はウールノーってんです。これじゃあ端からどん詰まりに決まってらぁ」<br>
「ねえ、信じられます?ウールノー」と客席に振る。<br>
しばし前の席の客とやり取り。</span></span><span style=
"COLOR: rgb(204,0,0)"><span style=
"COLOR: rgb(0,0,0)"><br></span></span>ピーター「それじゃあ、ライトは当たらない。ピーター!ウールノー!・・・そうこうする内にジョシーのパブで歌の仕事にありつきました。週3日、ギャラは一晩30シリング」<br>
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リトルP(ピアノの前でマリオンにネクタイを結んでもらいながら)「ネクタイ?いやだよ、ぼくまだ子供なのに~」<br>
マリオン「○○で歌を歌うようになるんだから若者らしくしなくちゃ」<br>
ピーター「バーの歌手ですよ。まだ11だってのに」<br>
リトルP「10!」<br>
ピーター「ほんとは12。生意気な、ガキ」<br>
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<u>テンタフィールドの酒場<br></u>町の人達がドヤドヤ酒場に入ってくる。上手奥にカウンター。<br>
ピアノに片足を上げ弾きながら歌うリトルP<br>
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♪俺の名前にライトを((WHEN I GET MY NAME
INLIGHT)♪(リトルP&アンサンブル)<br>
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ピアノの上に乗りタップを踏みながら歌うリトルP。初めはおしゃべりしていた町の人もリトルPに注目。タップが激しさを増すにつれ町の人達も一緒に歌う。<br>
町の女性「<span style=
"COLOR: rgb(153,0,0)">あんたの息子すごいね</span>」<br>
マリオン「うちの台所に来てごらん。いつでも見せてあげるよ」<br>
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上手窓からのぞくディック・ウールノー。それを見つけて、傍に寄るマリオン。<br>
ディック「あいつやるじゃないか」<br>
マリオン「そうだろ。中へお入りよ」<br>
ディック「こんな格好じゃ」<br>
マリオン無理に引き入れようとする。<br>
「うるせー」と言って去ろうとするディック。<br>
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再び音楽が大きくなり酒場の中。リトルPのタップはフィナーレに。暗転し舞台前。<br>
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リトルP「ハイ 30シリング」(とマリオンに差し出す)<br>
ディック(脇から手を出し)「その金寄こしな」<br>
リトルP「いやだよ。この金は僕のだ。僕が稼いだんだ」<br>
ディック「お前はなあ笑われてんの」<br>
マリオン「何処まで情けないんだ。子供の稼いだ金を取るなんて」<br>
ディックマリオンの頬を叩く。<br>
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ピター(観客に向かい)「あっ!こんな<span style=
"COLOR: rgb(204,0,0)">所</span>は見せたくないな。飛ばしてもいいですか?ほら、<span style="COLOR: rgb(204,0,0)">本を読む時</span>よくやるでしょう。子供の頃のことは飛ばして、いきなりエリザベス・テーラーと会うところから始まったりして」<br>
と舞台下手前に出て来る。</p>
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