星蝕者(イクリプス)

ローウェルの新作ゲーム「星蝕のスターリースカイ」略してSSSにおける育成対象キャラ兼バトルパートでの操作対象となる
星喰い(ステライーター)と戦う戦士である美少女。全員美少女
が、キャラメイクの髪型や服装のカスタマイズの幅が広いため、美少年や美青年風の外見もやろうと思えば出来るようだ。
その場合も飽くまでも美少女の男装という設定で美少女ゲーの体裁を保っているのである。

10章ではブレモンの世界がSSSのベータテスト会場となり、ブレイブ達はラスベガスに攻め込んできたイクリプス達と戦うこととなる。
イクリプス達は7つのクラスのどれかに属し、その概要は以下のとおり。

クラス 定義(基本/派生) 使用武器 固有スキル
フォトンブレーズ 光子刀を携えるクラス 光子刀 宇宙剣術
サジタリウス 宇宙銃を装備したガンナーのクラス 宇宙銃
シューティングスター 槍使いのクラス 流星槍術
ネビュラノーツ 乗り物に乗っているクラス。乗り物はサーフボードだったり馬だったり様々。 何でもアリ
ブラックホール 暗殺者のクラス。/暗殺者以外にもスカウト系クラスを幅広くカバー ダガー等 闇星短刀術/闇星舞踏術 等
ゾディアック その名の通り魔術師のクラス。/呪歌士もここに属する 杖等/楽器 黄道星術/黄道歌唱術(呪歌)
ジャガンナート 任務の遂行より戦うこと自体が目的の、狂戦士(バーサーカー)、戦争屋(ウォーモンガー)とも呼ばれるクラス。 巨大な斧等

強さにレベルとも言うべき段階がある。

10章>328
「さて……これまでの戦いで、イクリプスは大まかに3つの種類に分けられると分かった。
 ベータテスターとしてプレイしたばかりの、固定モーションに振り回されるだけの雑魚共。
 便宜上『レベル1』とするか。イクリプスの大部分はレベル1だと思って良い」

「『レベル2』は、キャンセルとか駆使してモーションの隙を克服した連中。
 シンプルに『ゲームが上手い』奴らだ。経験豊富でネガキャンへの耐性も高い。
 正直この時点で死ぬほど厄介な敵ではあるけど、まだ俺達が上回れる余地がある」

「……『レベル3』。ロールプレイに適応した奴ら。
 システム上のキャラクリだけじゃなく、自分だけのイクリプスを作り上げた連中。
 ようは――『ぼくの考えたさいきょうのイクリプス』だ」

見ただけで、そいつが普通のイクリプスとは違うと理解できた。
あの御子神なんちゃらとかいう奴と同じように、歴戦の勇士を思わせるような気迫が充溢している。
なんなら……顔のディティールが作り込まれているようにすら感じる。
『モブ』と『ネームド』のキャラの違いみたいに、顔面の解像度が鮮明だ。

【タロットカード】(10章>352)
「にしても……塔?運命?タロットカードか?なんだかまた新しいシステムが出てきたな」

実際のところ――SSSの中では『タロットカード』はそう大それたシステムではない。
ごく一部のプレイヤーしか恩恵を得られないシステムなど不評の元でしかない。
もっともブレモンの運営ならやりかねないが――それにしたって限度がある。

ゲームシステム上でのタロットカードは単にスコア/タイムアタック型コンテンツの成績や、
キャラクターのクラス/強化方針などを元に得られるステータス補正付きの称号に過ぎない。
『皇帝』を始めとした、各コンテンツの最高スコア保持者だけが設定出来る称号もあるが――所詮は称号。
理不尽過ぎない程度のステータス補正を除けば、後は名前の上にカッコいい単語を表示出来る、その程度のシステム。

だがその程度のシステムを――ロールプレイが強烈なバフへと昇華させているのだ。

【最高レア装備】
目を凝らしてみるとそれは――コンテナだった。
丸っこくて可愛げのある造形のドローンがバタバタと小さな羽をはばたかせて、小さなコンテナを運んできている。
コンテナはイクリプス一人一人の傍に投下されて――独りでに封が開いた。
目も眩むほどの光を伴って大量の武器がコンテナから飛び出す。
それらの殆どはデータ化するようなエフェクトと共に宙に消えていく。

だが――そうならない物もあった。
一部のイクリプスは他とは造形の複雑さ/エフェクトの派手さで一線を画した武器を手にしていた。

これでイクリプスの強化段階はレベル5まで存在する事になった。
ロールプレイに適応した個体がレベル3。
タロットカード/最高レア装備のいずれかを保持しているのがレベル4。
そして両方を兼ね備えたのが――レベル5。

まとめると初期値をレベル1として、
  • ゲームが上手
  • ロールプレイによる強化を起動している
  • タロットカード ・最高レア装備
の要素1つ満たすごとに1レベルずつ加算される。
基本的に上に記載してある要素から満たしていく場合が多いが、
致命的にゲームが下手な奴が他の要素を満たしているという例外もあるようだ。

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最終更新:2025年03月04日 21:25