御子神熾天

みこがみ してん。
お堅い口調の『星蝕者(イクリプス)』。クラスは『光刃の担い手(フォトンブレーズ)』。
『正義(ジャスティス)』の暗示を持つタロット保持者であり、レジェンダリー・アイテムを所有するレベル5。
アカデミーの秩序を守る風紀委員長という設定らしい。

前髪ぱっつん姫カットの長い黒髪に、切れ長の双眸。
軍服風の改造制服に身を包み、日本刀風の刀を携えた17歳程度の少女。胸は控えめ。

ラスベガスにて、『星蝕のスターリースカイ』勢の第一陣として『異邦の魔物遣い(ブレイブ)』の前に現れる。
謹厳実直、質実剛健といった性格で、いかなるときも自らの胸にある『正義』を規範として行動する。
自らを『アカデミーの風紀委員長』と言って憚らず、綱紀粛正に日々邁進しており、虚言や策謀の類を好まない誠実な人柄。
ただし反面で融通が利かず頑固で強情なところがあり、例え味方である『星蝕者(イクリプス)』が相手であったとしても、
己の正義に反する行いは決して許さず、粛清を行うほど。
決め台詞は「それがこの御子神熾天の『正義(ジャスティス)』!!」

戦闘に於いては高い身体能力と、宇宙剣術・コズモ新陰流を免許皆伝レベルで操る。
コズモ新陰流とは、アカデミーが習得武術のひとつと定めている流派のひとつ。銀星騎士団御留流らしい。
熾天曰く「宇宙剣術諸派あれど、頂点に君臨するは我がコズモ新陰流のみ」とのこと。
宇宙剣術には他にもスペース一刀流やギャラクシー天然理心流などがあるとかないとか。
基本的に素早い挙動で敵の懐に潜り込み斬撃を見舞うというインファイト主体であるが、
居合で相手の間合いの外から攻撃したり衝撃刃を飛ばすなどといった中~長距離戦も得意とする。
コズモ新陰流の奥義には複数あり、

  • 斬釘截鉄:一撃必殺の袈裟斬り
  • 破邪顕正:相手とすれ違った瞬間に放つ無数の居合斬撃
  • 点滴穿石:点を穿つ突き技
  • 万里一空:間合を一瞬で詰める超高速移動術。縮地や神行法等と同類

等、劇中で割と手広く披露している。
所有するレジェンダリー・アイテムの宇宙刀『サイクロトロン村正』は宇宙鍛冶師メテオール村正が鍛造した最上大業物で、
大気中の星光を取り込み、鍔のサイクロトロンで加速させ荷電イオンとし、刃に纏わせて斬断力を増すという所謂荷電粒子刀という代物。
荷電粒子化した星光を光刃とした刀は地球最硬のウルツァイト窒化ホウ素すら発泡スチロールの如く切断する。

保持するタロットの暗示は『正義(ジャスティス)』。
このタロットが熾天のやや暴走気味の絶対正義思想に拍車を掛けている……気がしないでもない。
特性スキルは『秘剣・消息盈虚』。自身の周囲に刻騙し、刻澱みと言われる結界を発生させ、間合い内に入ってきたもの一切の時間を遅延させる。
「我が間合の内で時は澱む。常よりもゆるりと刻は遅滞する――也」とは熾天の弁。
この結界は中心にいる熾天に近付けば近付くほど強力に作用し、熾天に密着するほどの間合いでは万物はほぼ完全にその動きを停止してしまう。
(空中にいるものは落下さえ出来ずその場に縫い留められる)
不破と言っていい能力であるが、余りにも巨大な質量を有する存在には効き目がない。
そのため時として惑星級の躯体を持って現れる『星喰い(ステライーター)』討伐にはそもそも使えず、人類サイズの相手にしか使えないという、
『星蝕者(イクリプス)』としては致命的な弱点も存在している。

ワールド・マーケット・センターでの戦いでは崇月院 なゆたと交戦。
圧倒的身体能力と戦闘力、そして秘剣・消息盈虚でなゆたを追い詰めるも、教官の水入りで戦闘は途中で終了。
以降、教官の指示の下で特秘任務と称し、『異邦の魔物遣い(ブレイブ)』に協力することとなる。

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最終更新:2025年02月19日 23:07