064.トリガー
(やっぱりこんなんじゃ当たらないか……)
♀ハンターは手元の→自分の手の中にある、木の枝に蔓を括りつけただけのシロモノに目をやり嘆息した。
見ての通り精度は最悪で相手に掠りすらしてはいない、例え当たったところでたいした手傷にはならないだろう。
ただ、本命は二人の騎士が追い立てられている先に仕掛けられている地雷原だから、今のところは計算通りではあった。
見ての通り精度は最悪で相手に掠りすらしてはいない、例え当たったところでたいした手傷にはならないだろう。
ただ、本命は二人の騎士が追い立てられている先に仕掛けられている地雷原だから、今のところは計算通りではあった。
(罠を使いきるのは痛いけど、それで騎士二人仕留めれるなら万々歳かな……)
「なにをぐずぐずしている!? 早くはし……れ……」
と、♂騎士を急かそうと振り向いて叱責するが、その言葉は最後まで続かなかった。
「騎士子たんのぱんちゅ(*´Д`)ハァハァ、騎士子たんのふともも(*´Д`)ハァハァ」
遅いのは当然だった。人間は四つん這いになって走るには向いていないからだ。
「この大馬鹿者がぁぁぁぁぁぁ」
「あああ、白いものがあwせdrftgyふじこ」
「あああ、白いものがあwせdrftgyふじこ」
ひゅ!
「しまった!」
蹴り飛ばした♂騎士の背中に矢が迫っていた。
カン!
「へ?」
一応は騎士の制服というものにも防御機能はある、だが彼らが普段身に着けている武具から比べると薄皮一枚にも劣るシロモノなはずである。
それすら貫通できず弾かれるということは……。
それすら貫通できず弾かれるということは……。
「……」
「騎士子たんの踵落とし(*´Д`)ハァハァ」
「おい……」
「もっと蹴ってもっと蹴って」
「……ああ、後で好きなだけ蹴ってやるから。それより今は」
「騎士子たんの踵落とし(*´Д`)ハァハァ」
「おい……」
「もっと蹴ってもっと蹴って」
「……ああ、後で好きなだけ蹴ってやるから。それより今は」
あからさまな殺意を向けられてそれを看過するほど♀騎士はお人よしではない。
「反撃の時間だ」
<♂騎士…♀騎士:共に撤退停止>
<♀ハンター:手作りの弓獲得>