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フィリップ・K・ディック『去年を待ちながら』創元SF文庫 - (2005/12/06 (火) 15:06:54) のソース

<p>1999年</p>
<p>8/5<br>
すんげえきつい。朝がつらいんだよねえ。夜は帰るとグロッキーで目が覚めたら翌朝のパターン。<br>
でもしっかりディック「去年を待ちながら」読み終えてたりするんだよねえ。<br>
地味目だけどなかなかの佳作じゃないっすか。「スキャナー」「流れよ我が涙」にも通ずる泣かせ系。泣いてないけど。<br>
荒唐無稽なパルフSFに、かみさんとの愛憎模様を克明に綴った人間ドラマをからませ、しかも、後者がメインになっているなんて(普通は後者が付け足し)、ディックにしかできない芸当だ。<br>
そして、泣かせの台詞を吐くのが自動運転タクシーだったり、カート(台詞じゃないけど)だったりするというのも素敵。リーグ星人もチャーミングだし。<br>
いやあ、楽しませてもらいました。</p>
<p>
次もディック。(他にもいっぱい読んでないのが控えてるんだけど。)「ジョーンズの世界」か「いたずらの問題」にするつもり。後は「シミュラクラ」「あなたを合成します」を買ってと。「ブラッドマネー博士」は、ぜひ早く入手したい(とりあえず、原書か?)。後は「怒りの神」「銀河の壷直し」入手して、翻訳ものはパーフェクトだ。<br>
とりあえず、宮部みゆきさんが解説で誉めている、「いたずらの問題」にしよう(世評は低いけどディックは失敗作も面白いからな)。<br></p>
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