SF百科図鑑
John Brunner "The Shockwave Rider"
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匿名ユーザー
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September 04, 2005
John Brunner "The Shockwave Rider"
邦題『衝撃波を乗り切れ』
普通に面白かった。国営の非人道的な子供への人体実験や遺伝子操作を行う研究所をやめた男が天才ハッカーとなり、自分のインターネット上の個人情報を書き換え、さまざまな人格を使いこなしながら、ある女と知り合ったことをきっかけに自分を取り戻し、震災で壊滅した大学跡地に「補聴器協会」のバックアップで建設された共同体に入り、彼らと協力して、国家の内幕を暴き、ついには革命を成功させる話。女の父親が開発した知性を持った犬やライオンも八面六臂の活躍。国営研究所は、主人公や女を拘束し、主人公がネットに仕掛けた盗聴防止やハッキングのプログラムのコードを聞き出そうと精神分析を行うが、結局担当者の男も主人公に共鳴し、個人情報アクセスのためのコードを持って主人公サイドに乗り換える。主人公はこのコードを使った自己増殖型のコンピュータウイルスを作ってネットに放つ。窮地に陥った政府は、共同体都市に核兵器を放つが、間一髪で主人公が指令解除のコマンドをネット経由で発し、危機を救う。主人公がヒーローとなってチャンチャン、という話。
テーマ性 ★★★★★
奇想性 ★★★
物語性 ★★★★
一般性 ★★
平均 3.5
文体 ★★★
意外な結末 ★★★
感情移入力 ★★★
主観評価 ★★★(33/50)
テーマ性 ★★★★★
奇想性 ★★★
物語性 ★★★★
一般性 ★★
平均 3.5
文体 ★★★
意外な結末 ★★★
感情移入力 ★★★
主観評価 ★★★(33/50)
silvering at 19:24 │Comments(0)│読書