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ダーク - (2009/08/15 (土) 04:35:56) の1つ前との変更点
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**ダーク ~Dirk~
&bold(){基本スペックと定義}
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#image(dirk01-01.jpg,blank,left)
|全長|15~25cm|
|重量|0.25~0.4kg|
|地域|イギリス|
|年代|15世紀~現代|
ダークは、スコットランド特有の短剣であり、現代でも使われている武器である。
ハイランダー達が主に用いたことで有名である。
ダークは一応ガード、グリップ、ポメルとパーツ分けはされているのだが、グリップ自体があまりに短いので、ヒルトに当たる部分は全てグリップのような扱いである。
そのせいか、ガードとグリップには共通した装飾的な網目模様が付いていることが多く、握りやすいよう工夫されている。
柄の部分は木製だったり革だったり象牙だったりして、装飾的なものも少なくない。
ポメルは丸く平らで、黄銅で覆って錆を防ぐように処理したこともあったという。
また時代にもよるが、近年のダークには峰に装飾的にノコギリのような刃が付いていたり、血溝が掘られていたりする。
基本的には真っ直ぐな刃を持っている。
&bold(){部位別の呼称}
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#image(dirk01-02.jpg,blank,left)
|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:ポイント(Point)|
|3|血溝(樋):フラー(Fuller)|
|4|柄:ヒルト(Hilt)|
|5|鍔:ガード(Guard)|
|6|握り:グリップ(Grip)|
|7|柄頭:ポメル(Pommel)|
&bold(){時代背景}
----
#image(dirk01-04.jpg,blank,left)
ボロックナイフの流れを汲んでいるので、初期の形状はほとんどボロックナイフと言って相違がない。
そこから刃を短くしたり、グリップを握りやすくしたり、ケルト的な装飾を施すようにして、独自の改良を加えていって、今日のダークとなっている。
本来はスコットランドに土着の武器だったが、スコットランドの大英帝国編入に伴い、イギリス国内にも広く流通するようになる。
イギリスに流通したダークは、オリジナルの要素を残しながら少し形を変えて、大英帝国正規軍の武器として採用される。
それだけ便利なモノであったと言えるだろう。
&bold(){使用用途}
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#image(dirk01-03.jpg,blank,left)
実はハイランダーが使ったことや、装飾的な意味合いの説明を残した文献が多い反面、使用方法についての文献がほとんどなかったりする。
少なくとも刺突向きであるということは形状から推測できる。(斬るのもありだろうが、少々短いのであまり有効打は与えれないかと思える)
峰側の装飾的な刻みが、ハンティングナイフやサバイバルナイフの先端のように、ワイヤーカッターや簡易的なノコギリ的な使用方法が出来ること。
これぐらいは安易に予想できる。
しかし、日用品としての意味合いが強そうな感じは十分考えられる。
&bold(){ハイランダーとは?}
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#image(dirk01-05.jpg,blank,left)
ハイランダーとは、スコットランド北部の高地地方、ハイランドの住民、及び彼らで構成された軍隊を言う。
特にイギリス陸軍の精鋭部隊「ブラック・ウィッチ」や「スコッツ・グレイ」などを言い、独特の民族衣装を着ていることが特徴である。
ダークはそんなハイランダー達が日用品としても愛用した武器なのである。
非常に重要なものと見られており、ハイランダー達はダークを一生身に着けて離さないものとしているほどである。
大英帝国編入に伴い、ハイランダー独特の衣装が禁止されたり、装飾に金色のものを用いるのを禁止されていたため、装飾類はしばらく銀色のものが多かった。
しかし、18世紀の終わりに衣装が解禁されたため、同時に装飾も金色のものが多く使われるようになったという。
&bold(){参考文献}
----
・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]
・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|
**ダーク ~Dirk~
&bold(){基本スペックと定義}
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#image(dirk01-01.jpg,blank,left)
|全長|15~25cm|
|重量|0.25~0.4kg|
|地域|イギリス|
|年代|15世紀~現代|
ダークは、スコットランド特有の短剣であり、現代でも使われている武器である。
ハイランダー達が主に用いたことで有名である。
ダークは一応ガード、グリップ、ポメルとパーツ分けはされているのだが、グリップ自体があまりに短いので、ヒルトに当たる部分は全てグリップのような扱いである。
そのせいか、ガードとグリップには共通した装飾的な網目模様が付いていることが多く、握りやすいよう工夫されている。
柄の部分は木製だったり革だったり象牙だったりして、装飾的なものも少なくない。
ポメルは丸く平らで、黄銅で覆って錆を防ぐように処理したこともあったという。
また時代にもよるが、近年のダークには峰に装飾的にノコギリのような刃が付いていたり、血溝が掘られていたりする。
基本的には真っ直ぐな刃を持っている。
&bold(){部位別の呼称}
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#image(dirk01-02.jpg,blank,left)
|1|剣身:ブレイド(Blade)|
|2|切先:ポイント(Point)|
|3|血溝(樋):フラー(Fuller)|
|4|柄:ヒルト(Hilt)|
|5|鍔:ガード(Guard)|
|6|握り:グリップ(Grip)|
|7|柄頭:ポメル(Pommel)|
&bold(){時代背景}
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#image(dirk01-04.jpg,blank,left)
ボロックナイフの流れを汲んでいるので、初期の形状はほとんどボロックナイフと言って相違がない。
そこから刃を短くしたり、グリップを握りやすくしたり、ケルト的な装飾を施すようにして、独自の改良を加えていって、今日のダークとなっている。
本来はスコットランドに土着の武器だったが、スコットランドの大英帝国編入に伴い、イギリス国内にも広く流通するようになる。
イギリスに流通したダークは、オリジナルの要素を残しながら少し形を変えて、大英帝国正規軍の武器として採用される。
それだけ便利なモノであったと言えるだろう。
&bold(){使用用途}
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#image(dirk01-03.jpg,blank,left)
実はハイランダーが使ったことや、装飾的な意味合いの説明を残した文献が多い反面、使用方法についての文献がほとんどなかったりする。
少なくとも刺突向きであるということは形状から推測できる。(斬るのもありだろうが、少々短いのであまり有効打は与えれないかと思える)
峰側の装飾的な刻みが、ハンティングナイフやサバイバルナイフの先端のように、ワイヤーカッターや簡易的なノコギリ的な使用方法が出来ること。
これぐらいは安易に予想できる。
しかし、日用品としての意味合いが強そうな感じは十分考えられる。
&bold(){ハイランダーとは?}
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#image(dirk01-05.jpg,blank,left)
ハイランダーとは、スコットランド北部の高地地方、ハイランドの住民、及び彼らで構成された軍隊を言う。
特にイギリス陸軍の精鋭部隊「ブラック・ウィッチ」や「スコッツ・グレイ」などを言い、独特の民族衣装を着ていることが特徴である。
ダークはそんなハイランダー達が日用品としても愛用した武器なのである。
非常に重要なものと見られており、ハイランダー達はダークを一生身に着けて離さないものとしているほどである。
大英帝国編入に伴い、ハイランダー独特の衣装が禁止されたり、装飾に金色のものを用いるのを禁止されていたため、装飾類はしばらく銀色のものが多かった。
しかし、18世紀の終わりに衣装が解禁されたため、同時に装飾も金色のものが多く使われるようになったという。
2008年 10月4日更新
&bold(){参考文献}
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・ウェブサイト
[[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]]
・文献
|新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著|
|新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著|
|ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著|
|幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|