**ブーメラン ~Boomerang~ &bold(){基本スペックと定義} ---- #image(boomerang0100.jpg,blank,left) 全長:40~80cm 重量:0.2~0.8kg 地域:世界各地 年代:不明 オーストラリアで使われたことで有名な「投げ棍棒」。 くの字に曲がって、投げやすいように薄く削って加工したものを総じてブーメランと呼ぶ。 最近ではフィンが2枚から3~5枚になり、木製のものからプラスチック、樹脂製のものが作られている。 が、ここでは武器としてのブーメランを主に説明する。 &bold(){時代背景} ---- 使用された年代は不明なのだが、ブーメランに近い形で棍棒を投げるというのは古代からあったようだ。 素早い獲物を意表をついた軌道上から攻撃し、仕留めるために考案された、狩猟用の武器である。 &bold(){使用用途} ---- #image(boomerang0101.jpg,blank,left) 勢いをつけて投げると円を描いて回転して飛んでいき、手元に戻ってくる。 が、完全に戦闘用のものは敵に当たればいいので、戻ってこないタイプのものもある。 威力は低そうに思えるが、回転力がたっぷりかかっているので、どこが当たっても打撃力は意外なほど高い。 なお、稀に炎を発しながら飛んでいくとか刃がついたブーメランがフィクションで登場している。 実際にこれらが存在した場合、投げる前から怪我をしそうだし、戻ってきたときにキャッチする際、手を切ったとかが有り得そうで、使えたものではないだろう。 &bold(){現代のブーメラン} ---- 現代ではスポーツ用、競技用として親しまれ、前述にあるように樹脂製のものやプラスチック製のもの、形状がいろいろ遊ばれているものが多い。 武器の中にも、現代ではスポーツで使われているものは他にも多々あり、武器=人殺しのためだけの道具ではない、と言うことを証明している。 筆者もプラスチック製ブーメランで遊んだことがあるが、割と投げるコツとか難しいものの、楽しく遊べると感じた。 また、みやげ物のブーメランもあるのだが、最近は様々なデザイン(動物をイメージしたとか、凝ったイラストがあるとか)があり、飾るだけでもいいかも知れない。 興味のある方は、いろいろ調べて見ることをお勧めする。 &bold(){参考文献} ---- ・ウェブサイト [[wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/]] ・文献 |新紀元社 ||武器事典 ||市川定春 著| |新紀元社 ||武器と防具 西洋編 ||市川定春 著| |新紀元社 ||図解 近接武器 ||大波篤司 著| |ダイヤグラム・グループ||武器―歴史、形、用法、威力||田島優 北村孝一 著| |幻冬舎コミックス ||図説 武器だもの ||武器ドットコム 著|