2021/9/21
お題「ホラー」
文字数:140 制限時間:5分
title:『天ヲ泣グ』(ふぐり)
→有賀祖村に伝わる『高ッ忌古伝』に登場する伝説上の女性。
天から誤って村の長者の屋根に落ちたところを捉えられ、衣を奪われて見世物にされたという。
天女は名物として村を繫栄に導いたが、哀れに思った見物客の投げた布切れを手にするとただちに姿を消し、以降一年間大雨を降らせ村を水没させた。
(回答:サルバトーレ・ガナ橋)
- 霊緋矢(たまびや)ってなに?(出題:サルバトーレ・ガナ橋)
→霊緋矢ーー現在ではタマビヤと呼ばれているが、元々はレイピアと呼ばれる16世紀の欧州に存在していた武器の一種。
村に突然現れた外国人が村人に紹介し、最後に残った家に繁栄をもたらすと伝えた。
山中にある村である以上、欧州から地理的にも流れ着くようなことなどありえるはずもないが……。
(回答:べっきー)
→400年前より村に伝わる怪異の名称。
須(すべから)く天帝を聞く=天帝について漏らさず集めるの意味であるとされ、村の信仰のないものを報告し罰を与える役を為すとされる。
村の子供は「そげなこたいってっと、すてゐぶんにつげぐちされっぞ!」と脅されて育つ。
(回答:サルバトーレ・ガナ橋)
→フィールドワークを積極的に奨励する伝承文学科のゼミ。
一年生から半ば放り出されるようにして行かされる例に漏れず、松門知も有賀祖村に向かう事となった。
調査の最中、大雨の報告があった年と、流星群が起こった年の奇妙な一致に気がつき、聞き取りを始めたときから、奇妙な感覚に襲われ始める。(回答:ミドリマン)
→「世繋対価」世代を繋げる為には必要な対価があるという有賀祖村に伝わる言葉。
しかし、現在ではその正しい意味は失われ一年を終え、新年を祝う「世繫大火」とされ、大晦日の夜に村に一つだけある神社の境内にて村総出で今年、捨てるものを燃やす行事となっている。
所謂、有賀祖村特有のどんど焼き。
(回答:べっきー)
→有賀祖村の石工が作った天女像から瞳だけが繰りぬかれ消失した事件。
村に来て浅い当時の駐在は器物損壊として処理しようとしたが、一部の村民が「失踪だ」と強く主張したため失踪事件と名を付け処理した。
石工はこの像を天音観音と呼んでおり、知が天音と共に逃げ込んだ蔵で瞳の無いこの像を発見した。
(回答:ふぐり)
最終更新:2021年09月23日 00:42