オードル峰南手記ー第3章、銀葉海の都市エタントー

お題:「風土記FT」
レギュ:スタン
title:オードル峰南手記ー第3章、銀葉海の都市エタントー

【1】
五味市場ってなに?(出題:ギギ=アンダルシア)
→峰南州の西部、銀葉の海に面する街エタントのこと。古くは海賊の溜まり場であり、彼らが『烈海』により淘汰された後も、海賊ではなく市民のやり取りの場所として、エタントの市場は生き続けた。未だにその都市の地下深く、水に沈んだ都市の底に一握りの海賊は生きていると言われるが、その真相を確かめようとする者はいない。
(回答:オーキヌ)

【2】
紅殻髪の淑女ってなに?(出題:オーキヌ)
→エビは好きか?
「おうよ!」
カニは好きか?
「あたぼう!」
紅殻髪の淑女は好きか?
「いつか食ってみてえもんだ、弟が食われた仕返しに」
ー銀葉の熟練漁師、ボードムー
(回答:ずむ)

【3】
テードル鍋ってなに?(出題:ずむ)
→漁師たちが持ち歩く鉄鍋の名称。
海に初めて向かう漁師達はその一週間前からテードル鍋を自分好みの模様を入れて作成する。
彼らにとってこの鍋は船上での専用食器であり非常用の武器でもあり、そして死んだ時の識別札となる。

海底でこれが見つかった場合漁師の間でその持ち主は死んだことになる。
(回答:ギギ=アンダルシア)

【4】
コルドンベイルってなに?(出題:スターライト・タジー)
→漁船の帆に編み込む特殊繊維。
加工可能な温度の都合で寒冷期にしか製作できない特性から「冬の潮風を手中に」という売り文句が定番となっている。
微細な風向きを望む方向へ変換する実用性もさながら、その繊維によって帆に描かれる船団印は、乗組員にとって過酷な船旅へ向かう際の精神的な支柱にもなっている。
(回答:みにやび)

【5】
最近のエタントの住民の関心事って?(出題:みにやび)
→塩の高騰。
海辺であるエタントは塩を生産することに長け、その為住民たちは容易に塩を入手することができていた。

しかし、何故か最近海水から採れる塩の量が急激に減ってきたのだ。
若者らはこの状況を楽観視しているが街の老人たちは声を潜めて話し合っている。
紅殻髪の淑女が出た時の様だ、と。
(回答:ギギ=アンダルシア)

【6】
シュリヒテ・シュタインヘイガーってなに?(出題:はか)
→世界征服を企む大海賊……を夢見た青年。
しかし彼の為す事全ては善行であり、街の人々からは「シュシュ」と呼ばれ愛されている。
人々を恐怖に陥れてやるという犯行声明の下、スラム街にて炊き出しをした話は余りにも有名である。
後年、彼は「エタントの庶民的英雄」として風土記に掲載されている。
(回答:ギギ=アンダルシア)

【7】
『渦裂き』ってなに?(出題:ほうじ茶)
→数十年おきに銀葉の海で発生する何らかのこと。突如現れた無数の海賊船が海面下より発生した巨大な渦に飲み込まれていく最中、ただ一隻のみ波を裂き渦から脱出する様が投影された後、何事もなかったかのように海は元に戻る一連の光景を指す。過去の事象の再現とも、一つの可能性の投影とも謂われるが、漁師たちが信じているのは唯一つ。

「海賊は滅んでいない」
――烈海、ジェフェル
(回答:オーキヌ)

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最終更新:2021年10月29日 01:31