お題「クリスマス」
レギュレーション：字数制限無し、回答時間10分、投票8分
タイトル：エンゲージ！！～～見果てぬ夢～～
エンゲージって何？(出題:たじー)
↓
12月25日になった瞬間だけ許される神降ろしの儀式。
ただし降りてくる神は望んだものが信仰する神とは限らないため、一神教の信者からは邪教の儀式として禁じられている。
しかし、唯一神を降ろすことができれば絶対的な地位が約束されるため、挑むものが後を絶たない。
降りてきた神によっては、恩恵もあるが大災害がもたらされることも当然ある。
2021年の儀式によってアメリカ大陸が丸ごと沈んだことは記憶に新しい。
(回答:たぬたぬ)
↓
死合わせの雲海：御仏の降臨を儀式に託す仏僧。殺人の前科を持っており、獄中で出会った教誨師のとある僧に感銘を受けて出所後仏の道を志す。師に誓いを立てて殺しの技を封印していたが『御仏の降臨』という奇跡の再現を後ろ盾に許しを得て《エンゲージバトル》に参戦。隙と死が混じり合う人体の凶点を突く恐るべき殺人拳法の使い手である。
(回答:ほうじ茶)
↓
■
2021年の「アメリカ喪失」以来、世界の西半分は深い霧に包まれていた。
その霧が晴れ、どうやら世界が膨張していると言う事実が判明したのは2030年になってからのことである。
新アメリカ大陸は膨張した海の極西に存在が確認された新大陸であり、衛生写真に写された形状がかつてのアメリカ大陸と酷似していたことに由来する。
当初はアメリカが戻ってきたのか？ と期待されていたが、大陸上に人工物は確認できなかった。
そして何よりの相違点は――
この大陸では、動物ですらエンゲージを行使する――！！
(回答:きぬ)
↓
星が降るーーそれは世界の終焉を意味していた。
世界の膨張とはつまり、星の終焉が近づいているということだ。
星の最後とは何なのか、それは今までの歴史の積み重ねで分かっている。
星は膨張し、爆発をして、消えてなくなってしまう。
エンゲージバトルとは、神を降臨させるパワーを地中深くのマントルへと送り
星の寿命を早めさせるために意図的に秘密結社「DTSS（童貞たちの最後の戦線）」に起こされた秘密作戦だったのだ。
彼らは自分に伴侶がいないことをねたみ、聖夜を性夜と呼ぶ人々を憎んでいた。
その憎しみはまるで星の膨張の様に際限なく広がっていき、最後には自分達を含め地球を爆破する計画に至ったのだ。
人々はその真意に気づき、彼らを童貞から脱却させるために最後のエンゲージバトルへと挑む。
彼らが最後に降ろした神は「聖母マリア」
全てを愛し、全てを抱きしめる優しさを内包したマリアは童貞たちに慈しみを与える。
マリアの必殺技「聖なる手による慈しみ」は童貞たちの憎しみを解き放ち、
その憎しみは地球から夜空へと、そして大気圏を超え宇宙へと消えていった。
地球から宇宙へと、光となって消えていく童貞たちの後ろ向きで、ちっぽけな願い。
それはまるで、星降るようでーー
(回答:べっきー)
最終更新：2021年12月26日 01:38
