2023/09/23
お題「ポストアポカリプス(終末もの)」
字数制限:140文字 時間制限:5分~10分
題名:『この空欄を埋めよ』(ずむ)
「平成38年9月23日の朝刊1面の見出し」ってなに?(出題:たぬたぬ)
→「この穴、何?」
オカルト新聞「世界現在視」が取り上げた、ナミブ砂漠に原因不明の「穴」が多数確認されたという記事。流砂などではなく、空間が切り取られたような不可思議な「虚」が多数撮影された。この穴は時間を経るごとに大きくなったり小さくなったりしているが、数は確実に増えているという。
(回答:ずむ)
「塗壁類」ってなに?(出題:ずむ)
→『穴』を塞ぐ作業を行う者達への蔑称。
世界の人口が元の数%にまで減ってしまった今、『穴』を信奉し終末論を唱える集団はカルトと切っては捨てられない割合になってしまった。
それでも『穴』は塞ぎ続けないといけない。それはまだ旧世界の認識を残している者達の義務だ。
(回答:ふぐり)
「ヴォイドウォーカー」ってなに?(出題:ふぐり)
→すでに存在しないはずの虚に飲み込まれた座標を感知し接触できる能力者。虚の外から見ると彼らは空中を歩いて見えることから。
彼らの視界では虚に飲み込まれた場所、物は色が反転しているように見えるらしい。
希少な能力ではあるが、できることはそれだけである。
(回答:たじー)
「フィンチ」ってなに?(出題:たじー)
→ヴォイドテイカーの少年。11歳。
ウォーカーのブランチに肩車され虚の物資を回収して生計を立てている。まだ大きなものを回収することはできないと言っているが、質量に比例してウォーカーの負担が大きくなるので、ブランチに遠慮して小物を漁っている。最近ブランチの胸が大きくなってきて気まずい。
(回答:ずむ)
『虚』の研究に最も貢献した研究者のパーソナリティとその末路を教えてください(出題:はしみつ)
→量子力学者、アリス・R・ロレーヌ。好奇心旺盛で極めて優秀な量子力学者。「穴」が観測されてすぐにナミブ砂漠近傍にキャンプを設立した行動派。「穴」の内部が異次元空間であることをいち早く突き止めた。「穴」を信仰する過激派思想グループに誘拐されともに「穴」の中に消えて以来消息不明である。
(回答:ほうじ茶)
穴はどうやって現実世界を荒廃させてるの?(出題:ほうじ茶)
→虚という印象的な存在とは裏腹に、その脅威の本質は大気汚染である。虚は周囲の生態系を著しく破壊し、不毛の地へと変貌させる。しかし一部の「虚」は例外的にその悪影響を発揮しておらず、人々の生活圏は自然とそこに偏ることに。例外の虚の特異性はなにか、真相の究明こそが人類の課題であり最後の希望だ。
(回答:みにやび)
虚からの入手品で、フィンチが報告しなかったものって?(出題:みにやび)
→小さな石板、あるいは異世界にタブレットがあればこんな見た目か。部分的に欠けている。
『穴』を信奉する集団の教義を裏付けるものである事にフィンチは気づいた。
けれどもそれを表に出せば、塗壁類として体を張り続けた父親に顔向け出来ないと思い、隠したのだ。
欠けた部分に何かがあると信じて。
(回答:ふぐり)
ブランチの最期ってなに?(出題:果穂ちゃん)
→虚の崩壊から脱出した後、フィンチに背負われて。最期の言葉は「逆になっちゃったね」だった。
(回答:はしみつ)
最終更新:2023年09月24日 02:01