あ行
アセット
ミダス銀行から
アントレプレナーに与えられる、
ディールを補佐するパートナー。
アントレの未来の可能性を体現した存在で、アントレの資質に影響されて人間型、怪物型など様々な容姿になる。
共通の意匠として角や四肢の毛等を持つ。
ディールではアントレプレナーのガードの他、
ミダスマネーを使って
「フレーション」を発動できる。
ミダスカードの中央に開いた穴を通してアントレとコミュニケーションを取ることも可能。
会計用語で、「資産」を意味する言葉。
アセット株
アセット1体につき必ず10株備わっている、アセットの所有権にして魂のようなもの。
株にはアセットの支配権や配当金の授受などさまざまな機能があり、売却して換金も可能。
よってアントレが金融街で生き抜くための重要な要素のひとつとなっている。
しかし10株全て手放してしまうと、そのアセットに対する支配権も失う。
アントレプレナー(起業家)
ミダス銀行から選ばれて
ミダスカードを交付された者。略してアントレ。
アントレとなった者はミダス銀行から融資を受ける代わりに、自身の未来を銀行側に担保として差し出し、最低週に1回は
金融街で行われる
ディールに参加することが義務とされている。
金融街で得たミダスマネーの力で現実で成功している者は多数いると言われる。
E・B・O
ジェルジュの
メゾフレーション。周囲を霧で覆う。アセットとアントレの姿を入れ替えることも出来る。
経済用語で、会社の従業員が自社の株式を取得し、会社や事業部門などを買収すること。
インサイダー
ガッサの
メゾフレーション。対戦相手の動きを完全に予測することが出来る。ただし必要コストが高く、頻繁にマネーチャージが必要になる。
経済用語で、会社の内部者情報を知る会社役員等が、その情報が公表される前に当該会社の株式等を売買すること。
Economic blockade-エコノミックブロケイド-
Qの
マクロフレーション。時間を停止させて敵アセット、アントレを完全に動けない状態にする。発動時は角が伸びる。
経済用語で、特定の国の貿易・国際金融その他対外的な経済交流を制限または遮断し、経済的に孤立化させること。経済封鎖の意。
エンジェル
カリュマの
固有フレーション。遠隔操作可能な複数の発雷針から全方位へ凄まじい雷撃を放つことが出来る。
経済用語で、企業の創業の極めて初期段階で対象ベンチャー企業に投資し、テイクオフ (離陸) を支援する人のこと。
OH!MART
公麿がバイトしているコンビニ2軒目。
豊富なホットスナックが売り。ミニストップがモデルらしい。
Overheated econemy-オーバーヒーテッドエコネミー-
真朱の
マクロフレーション。
天から巨大な火柱を落とす技。圧倒的な火力で周囲を焼き払う。
性能的にはスコーチド・アースの強化版で、威力や攻撃範囲は倍以上になる。
攻撃範囲の広さから相手はほぼ回避不能という強力な技である反面、真朱自身に重い負荷がかかるので乱発はできない。1回のディールでせいぜい1発撃つのが限界。
経済用語で「過熱経済」の意。分かりやすく言うとインフレーションのこと。
俺の麺
後藤ヒロミツが経営するラーメン店の味を忠実に再現したカップ麺。公麿がよく食べていた。
パッケージに男性の実写画像が載っているが誰なのかは不明。
後藤がディールで敗れてからは店頭から姿を消したように思われたが、最終回では…
か行
カップラーメン
おそらく公麿の主食。そのくらい高い頻度で作中に登場している。
真朱の大好物でもあり、彼女に与えると非常に喜ぶ。
カニバライゼーション
Qの
メゾフレーション。
アントレの指示なしで勝手に発動していると思われる描写など、現段階では詳細不明。
非常に強力な能力であることだけは確実。
経済用語で、同一企業のブランドや製品同士が、市場で同じ顧客層を取り合って売上や利益を奪い合うこと。共食いの意。
カリブ共和国
[C]の世界において、現カリブ海のある場所に存在していた国。
カリブ海はもともと陸地で、そこには経済大国であるカリブ共和国が存在していた。しかし南米金融街が破綻したことにより
C現象が発生、その影響で存在、記録、記憶全てがなかったことにされた。
ちなみに本作ではリーマンショックも南米金融街の破綻が引き起こしたものとなっている。
キラー・ビー
ハチオンナの
固有フレーション。作中で使われることは無かった。
経済用語で、敵対的買収を阻止する援護勢力のこと。
金の瞳
ミダス銀行との契約後、
アントレプレナーに備わる基本能力の一つ。
目当てのアントレプレナーを探す、離れた場所で行われている
ディールを観戦する等のほかに、アントレプレナーの金融街への耽溺度を表すバロメーターになっているとされる。
金融街
アントレプレナーが
ディールを行っている空間。現実世界とは時間の概念も異なる。
街の中央部には黄金の貨幣を模した巨大な建造物「BoM ジャパン本社ビル」がそびえ立つ。
日本の兜町金融街の他に、世界には九つの金融街が存在しているという。
金融街の規模はその国の経済状況に比例する。
組合
極東金融街の互助組織。菊地義行や聖沢靖らが所属している。
椋鳥ギルドとは敵対関係にあるような描写が見られる。
グレートウォール
バルバロッサの
固有フレーション。ブロックを再構成して敵アセットを封じ込めたり、人形に変化したりする。
経済用語で、漏洩や悪用を防止するために、金融機関内部の各セクション間に情報の防壁を作ること。
ゲートキーパー
ポルテの
フレーション。空中に鍵穴を作り、抉じ開けることで強制的に敵アントレからマネーを奪う。
経済用語で、ヘッジファンドを評価し、最良のポートフォリオ(資産の分散)の組成をするために、投資家にどのファンドに投資すべきなのかアドバイスする専門家のこと。
決済
ダークネスカード所持者によって
輪転機が回されると、アントレ以外の人間の未来(可能性)を強制的に吸い上げて
ミダスマネーが発行される。
この可能性収奪に伴う現実改変を指す言葉。
C現象クラスの現実改変は行われないが、消費される未来はミダスマネーの発行額に比例するので、たくさんのミダスマネーを発行すればそれだけ現実改変の程度も大きくなる。
さ行
債務超過
ディールにおいて負債の総額が自己の総資産額を超えた状態。
債務超過に陥ると自動的に破産扱いとなり、ミダスマネーやアセット、担保にしていた未来が全て奪われる。
アントレにとっては最も回避したい状況であり、そのために
椋鳥ギルドのような組織も存在する。
未来の可能性が消滅することによる現実改変の影響は連鎖的に本人だけでなく周囲の人間にも及ぶ。
それによって元々存在していた事象が「なかったこと」にされる場合、過去に遡って現実が書き換えられるようだ。
サルベージ
パーカーの
固有フレーション。粘着質の糸を吐いて敵の動きを封じたり、操り人形のように動かすことが出来る。作中で使われることは無かった。
経済用語で、様々なしがらみがある企業に対し、倒産寸前などの理由により、そのしがらみが整理されるのを確認しつつ、安価にての買収を画策する買収者のこと。
「C」金融街を征服せよ!
アニメ放映開始と同時にモバゲーで配信をスタートしたマネーバトルRPG。
設定や世界観は本編と同じ。ミダスマネーを“魔法”や“武器”に変えてライバルと資産を奪い合い、億万長者を目指す。
総資産ランキング上位者は、毎週アニメのエンディングクレジットに名前が登場する。
アニメ放送終了後から、その週に戦った敵とゲームで実際にバトルできるというイベントも実施されている。
C現象
金融街はその影響範囲内の人間の可能性を変換し尽くすと、自壊して次元褶曲現象を引き起こす。
アントレプレナーたちはその現象をcalamity,catastrophe,chaos,clash,crysis(crisisの誤字?),collapse,等の頭文字を取り「C」と呼称している。
次元褶曲して消失した土地、国家、人間に関しての記録や記憶は初めから「無かったもの」として現実が改変される。
「C」は第一段階の次元褶曲現象の後、第二段階として周辺各国の金融市場の不安定化を誘発し、その土地の信用価値を低下させ、次元褶曲現象を連鎖させる。
スコーチド・アース
真朱の
メゾフレーション。炎を放つ。メゾフレーションとしてはかなり威力が高い。
経済用語で、敵対的買収を仕掛けられた企業が、自社の優良資産や収益性の高い事業を関連会社等に売却し、買収者の買収意欲を削ぐこと。
スリーピング・ビューティ
オーロールの
固有フレーション。敵アセットの能力を吸い取り、無力化する。
経済用語で、優良な資産や高い収益力を有するにもかかわらず、時価総額が低い評価になっている等、買収メリットが大きくかつ無用心に見える企業のこと。
セブン・トゥエンティ・フォー
公麿がバイトしているコンビニ1軒目。
日本最多店舗数を誇る。セブンイレブンがモデルらしい。
た行
ダイレクト
アントレ自身が所持するミダスマネーを武器に変換して直接攻撃する技。
攻撃がヒットすれば「かけたコストの倍の利益」を相手から奪う事が出来る。
ディール(取引)
二組のアントレプレナーとアセットが、互いのミダスマネーと株を賭けて行う決闘。
ディールに敗れたアントレはミダスマネーと株を勝者に奪われ、債務超過に陥った場合はアントレプレナーの権利を無くし金融街から排除される。
デッドマンズ・トリガー
ベルの
メゾフレーション。胸部に巨大なバレルを形成して銃撃する。主人のアントレがダメージを受ければ受けるほど貫通力が上がる。
経済用語で、買収を仕掛けられた会社が防衛のために、反対に相手の会社に対して買収を仕掛けること。パックマン・ディフェンスと同義。
トラジディ・オブ・ザ・コモンズ
キュリーの
固有フレーション。枝や蔦などの植物を発生させる。
経済用語で、多数者が利用できる共有資源が乱獲されることによって資源の枯渇を招いてしまうという経済学における法則のこと。
トロージャンホース
ブライアの
固有フレーション。敵アントレの体内から自身の腕を生やし、激痛とともにマネーを奪う。
経済用語で、味方のふりをして油断をさせて買収されそうな企業に近づき、後々、被買収企業に裏切り行為をする者のこと。
トンデモハウス
2chスレ内における
三國壮一郎の自宅の俗称。
高級マンションの屋上全体に和風建築+巨大な日本庭園という凄まじい外観である。
3話放送時に初公開され、資産的、あるいはセンス的な意味で視聴者を震撼させた。
室内には大量の書物が所蔵されていることが伺える。
ちなみに元麻布ヒルズがモデルのようだ。
は行
ハイヤー
アントレプレナーを現実世界から金融街へと運ぶミダス銀行専用のハイヤー。
他のミダス銀行由来の物と同じく、壁を透過して走行する等、物理法則を超越する。乗車賃は666円。
破産
一般的には債務者がその債務を完済することができない状態にある場合に、債権者に対して財産を公平に配分することを目的として行われる手続を指す。
ディールで
債務超過に陥ると自動的に破産扱いとなり、アントレとしての権利や担保としていた未来を全て没収され、
金融街を追放される。
未来の可能性を失うために以後の人生は絶望的となり、井種田曰く破産したアントレは自殺する者が多い。
パックマン・ディフェンス
ウルストの
固有フレーション。多数の鏡から構成され、主人のアントレに擬態して多角度から同時攻撃したり、敵のフレーションやダイレクトを完全反射する。
経済用語で、買収を仕掛けられた会社が防衛のために、反対に相手の会社に対して買収を仕掛けること。デッドマンズ・トリガーと同義。
バランスシート
ディール中において
アントレプレナーの総資産額とその内訳を可視化したもの。
黄色い瞳孔と緑色の虹彩でできた目玉にモヤがまとわりついた形状。
ディールが始まるとアントレの後方に出現し、双方のバランスシートは激しくぶつかりあう。
黄色い瞳孔は負債を、緑色の虹彩は資産額を表しており、バランスシート全体が大きいほど総資産額は大きい。
なのでバランスシートが大きくなれば攻撃が成功して資産が増加したことを、小さくなれば攻撃の失敗もしくは攻撃を受けて資産が減少したと判断できる。
バルクセール
ギーグの
固有フレーション。鉄球を飛ばして攻撃する。
経済用語で、金融取引において採算性の低い債権や不動産を、採算性の高いものとひとまとめにして、抱合せ販売的に売買する取引のこと。
平成経済大学
公麿や羽奈日が通っている大学。
大学のレベルとしては「可もなく不可もなく」と言ったところ。
とんかつ定食が600円だったり、学食の値段は少々高めと思われる。
フリーズ・アウト
グルーの
メゾフレーション。身体を氷の鎧で武装する。
経済用語で、買収会社が法律上、充分な被買収会社の株式を取得することで、被買収会社の残った少数株主の承認を得る事無く合併すること。
フレーション(経済魔法)
アントレプレナーが
ミダスマネーを消費することにより、
アセットが発動出来る魔法。
単純な破壊魔法から、アントレの補助や敵の幻惑等、アセットにより効果は様々。
投資金額によって威力が変動し、ミクロフレーション(小技)、メゾフレーション(中技)、マクロフレーション(大技)の三種類が存在する。
最低でもミクロは10万、メゾは100万、マクロは1000万円の発動コストを要する。
インフレーション、デフレーションの「フレーション」に由来している。
ベアハッグ
テディの
固有フレーション。敵アントレに組み付いてる間マネーを奪い続ける。
経済用語で、高圧的な買収提案を行うこと。
ポイズンピル
キールの
マクロフレーション。身体を毒ガスに変えて敵アントレを行動不能にし、継続的にマネーを奪う。
経済用語で、買収を仕掛けてきた企業の持株比率を下げるため、新株予約権を、あらかじめ発行しておくこと。
ホワイト・ナイト
カカズズの
メゾフレーション。アントレの持つ別のアセットを召喚する。
経済用語で、敵対的買収をかけられた企業の経営陣が、自分達を追い出す恐れのある敵対的買収者よりも、友好的な他の企業に友好的買収を依頼すること。
ま行
Mergers&Acquisitions-マージャーズアンドアクイジションズ-
ジェルジュの
マクロフレーション。
ディール中のみ相手アセットの支配権を完全に奪う。
相手の所有アセットが1体ならばほぼ勝ちが決まる強力な技だが、巨額のコストに加えジェルジュ自身に重度の負担と行動制限がかかる。
1回のディールに2発が限界。
経済用語では企業の合併や買収の総称を指す言葉。略称「M&A」
ミダスカード
ミダス銀行から
アントレプレナーに与えられるキャッシュカード。
アントレプレナーの証であり、現実やディールでミダスマネーを使用する際に必ず必要。
アントレプレナーのランクにより「ノーマル」「ゴールド」「プラチナ」「ダークネス」の四種類が存在する。
なお、「ダークネス」には所有者の未来20年分を引き換えに望む額だけミダスマネーを発行することができ、これは他のカードには与えられていない特権である。
ミダス銀行
金融街を創造し、ミダスマネーを発行している超常奇怪な銀行。目的や経営理念等、すべて不明。
一説では人類に貨幣の概念が生まれた頃にはすでに存在しており、メディチ家の躍進やヒットラーの台頭にも関係したと言われている。
ミダスマネー
ミダス銀行が発行している紙幣。Qが時々食べているのはこれ。
金融街関係者には「黒い奇怪な紙幣」に見えるが、普通の人間には何の変哲も無いただの紙幣にしか見えず、通常の紙幣と混ざって現実世界にも流通している。
アントレプレナーの間では「チョコレート」の隠語で呼ばれている。
輪転機によって人間の未来の可能性を変換して発行される。
椋鳥ギルド
三國壮一郎が代表を務める、極東金融街最大の互助組織。
極東金融街のアントレのうちおよそ3分の1が所属している。
活動内容は会員による
ディールの相互扶助、破産者の救済、インデックスファンドによる資産運用。
会員同士は破産を最優先とする無秩序な
ディールは禁止事項とされ、勝つにしても対戦相手の資産をあまり減らさないようコントロールして戦わなければならない。
こうすることでディールによる現実世界への影響を最小限に抑えることがギルドの目的。
したがってギルドに所属すると大きく勝つことはできなくなる代わりに
破産のリスクもなくなる。
詳細:
椋鳥ギルド会員規約
ら行
輪転機
ミダスマネーを発行している巨大な機械。
ミダス銀行の心臓部とも言える。
「ダークネス」カードの所持者は代償を支払うことで輪転機を回して望む額のミダスマネーを得られる。
最終更新:2024年07月04日 11:22