6.任務完了

無事に砂漠を抜け、港町ファーユへと到着した一行。
依頼はこれにて無事完了……?

GM:と言うわけで、君たちはファーユの門をくぐりました。
   ここは港があるので、活気のある商業都市といった感じです。
アフ:すごーい、こんな所初めて来た!
GM:物珍しい海産物とか干物とかが売ってますよ。
ホルシード:なんでしょうこれ?干からびた魚を売ってます(笑)
アフ:詐欺ってヤツね!
バリア:いや、あの干物……(笑)
GM:干からびた魚……。まあ間違っては無いけど(笑)

ゲヘナの舞台は周りを地獄に囲まれており、実際に海がある訳ではありません。
が、“幻鏡域”と呼ばれる実体を持った蜃気楼があり、その蜃気楼の中に入って物を持ちかえったりできます。
ここファーユにはファファール海と呼ばれる“海”の幻鏡域があり、漁師たちが魚を取ったり、交易商たちが蜃気楼の中の住人と貿易をしたりしています。

GM:「いやあ、助かりましたよ。こうして無事にキャラバンの従業員が街に辿り着けましたからな」とサイードが。
アフ:目標よりも早く着いたしね。これで初任務達成という事ね!
GM:「一人でも欠員が出ると、私としては本当に悲しいですから」とニコニコ。
アフ:そういえば確認してなかったような気がするんだけど、サイードが奴隷商人ていうのは皆に共有されてるのかな?
   聞いてないつもりだったわ。
ホルシード:私は皆には言ってないつもりでした。
アフ:そうよね、それならば問題無い。

アフーフトは元(現?)奴隷の立場ですしね。
この情報(サイードは事実上奴隷商人)を共有してない事で、このシナリオはGMの予期せぬ方向へ動く事に……。
ちなみに、報酬は以下の通り。
  • キャラバンの残りHP50*100=5000Di
  • 3日以内に到着したので500Di
ここから前金1000Diを除いた4500Diが渡されます。
完璧な結果です。

GM:サイードはホクホクした顔で報酬を渡してくれますよ。「いやー、これからも宜しくお願いしますよ」
アフ:すごいわ、こんな大金!キャラバンの子供達も、どこに行っても楽しい事があるから頑張ってね!
ヘサーム:うわぁ~……。
GM:主人の手前、無表情で頷きますよ。
アフ:大丈夫、なんとかなるなる~。
GM:そうやって励ます(?)ほど、暗い顔になりますよ。
アフ:まあ、経験者として解って言ってるので。
バリア:聞いてなかったんじゃ?
アフ:私は最初に見たときから察してたよ。
バリア:我々は仕事が終わりましたんで、シェオールの街へ戻りましょうかね。
ホルシード:ここの界螺の人に挨拶をしたりして、一段落着いてからでも良いんじゃないですかね。
バリア:それもそうですな。
ホルシード:といいつつ、銀糸の子に一言ぐらいかけて置きたいな……。彼にタイミングを見計らって話しかけよう。

~脱線~
バリア:こいつ死ななかったなぁ(笑)
GM:(死ぬのはちょっとキャラが立った奴からだからな)
ホルシード:そんなに殺したかったのか(笑)探しに行かなければよかったのに。
バリア:(力強く)報酬減っちゃうだろ!
GM:今のはPC発言として書き留めておこう(一同笑)
バリア:え、ちょっと!PC発言ちゃうわ!
アフ:ここまでキッチリ書いておこう。
ヘサーム:何も問題無いな。……人となりが分る(一同笑)
~ここまで~

GM:キャラバンの子供達のまとめ役である銀糸の民の少年は、テキパキと子供達に指示を出して、移動の準備をさせたりしていますよ。
   まあ、彼はこの後自分たちがどうなるかしっかり把握しているでしょう。
ホルシード:じゃあ、そこに対してうつむきながら。「キミ……」
GM:「ああ、お姉さん。この度は大変お世話になりました」躾けられているので、礼儀正しくお辞儀をします。
ホルシード:「これから先は、辛いこともあると思うけど、強く生きて言って欲しいと思うわ。私も、もしかしたらあなた達みたいに奴隷になっていたかもしれない所だったし」
      導入の、孤児院の資金難の話とかをかいつまんで。
アフ:同情するなら金をくれ!(一同笑)
ホルシード:そう言われたら上げちゃう様な気もする(笑)「強く生きていれば希望はあるはずよ。だから貴方の名前を教えてくれないかしら?私が覚えておくわ」

ホルシードの信条は「希望に肯定的」でした。

GM:「残念ながら僕たちには名前というモノはありません。それはきっとこれから行く所で与えられるでしょう」
ホルシード:それは、すごい悲しい事の様に思うなあ。
GM:「僕たちがお姉さんの様になれなかったのは、運が無かったと思ってあきらめるしかないですね」彼は色々割り切っている様です。
ホルシード:うーん……。
GM:「さあみんな、行こう。サイード様を待たせる訳にはいかないからね」と、子供達を率いて移動を始めます。
アフ:迷っているのかな、ホルシードは?
ホルシード:そうですね。彼らと自分と何が違ったのかなと考えつつ、かける言葉を見失っちゃう感じですかね……。
アフ:じゃあ一応けしかけてみようかね。
ヘサーム:おお?!
アフ:ヘサームがやるなら遠慮するけど、行かなそうなので(笑)
バリア:ヘタレ……(笑)
アフ:どうしたのホル姉ちゃん?と、覗き込むように話しかける。
ホルシード:アフーフトは気付いてたっぽいのか。これから先の事を話したんだけれど、私には何もできないのかしらと思って……。
アフ:多分そんな事無いわよ!私たちは享受者になったんだし、後悔するぐらいならやりたい事をやっちゃえばいいわ。
GM:某邪神の囁きみたいだな(笑)
アフ:きっと皆も協力してくれるって!大丈夫大丈夫。
ホルシード:その言い方をされると、買い手の貴族から奴隷を強奪したりしそう(笑)
アフ:「サイードが奴隷売買をしている事を皆にばらしちゃうのはどうかしら?やりにくくなるんじゃない?」「わー、面白そう!」と、けしかけ終わったので自分の世界に入ろう(笑)
ヘサーム:この女……(笑)
ホルシード:「そうね、ありがとう」アフーフトの頭をぽんぽんとやって、さっきの少年の所に走って行こう。

余談ですが、ゲヘナの社会では享受者達の組織である紫杯連が大きな力を持っていて、各々の街を裏から支配しています。
また、その紫杯連にも色々特徴があって、PC達の所属する紫杯連「界螺」は一応奴隷売買を禁止しています。
例えば「袈唇」という邪霊を崇拝している悪の紫杯連は一切の規制をしていません。

~脱線~
バリア:ヘサームさん、こいつも要注意ですよ。
ヘサーム:おお?!
ホルシード:大丈夫、NTRれるならPLの方が良い(笑)
GM:(アフーフト×ホルシードという事か、ゴクリ……)
ホルシード:おや、別のキャンペーンでも同じ事があったような……。
アフ:な、ならないと思うんだが……(笑)
GM:デジャビュ。
アフ:そんな展開は想定していないぞ?!
別のキャンペーンですが、当初ヘサーム×ホルシードで進めていた話を、あまりの朴念仁ぷりにアフーフト×ホルシードに納まった事がありました。
ヘサーム:いや、(奴隷云々を)分って無いからねヘサームは!
アフ:おいおい、分って無いなら無いなりにやり様があるだろう(笑)
GM:不器用な男よ……(笑)
アフ:うむ(笑)
~ここまで~

ホルシード:と言うわけで、さっきの少年の所に行って「確かに、私と貴方はこれまでの境遇や運が違ったかもしれない。けれど、これから貴方に幸運があるように私が貴方に名前を付けてあげるわ」
GM:「はぁ……」と少し困った様です。
ホルシード:「これは私の我がままなんだけど、貴方を“バームダート”と呼ばせて貰います。きっと貴方の進む先に希望があるはずだから」
GM:「いい名前ですね。いつかその名前を名乗れる日が来ると良いと思います」と言って、去っていきますよ。
ホルシード:自己満足かもしれない、実際には救いになったかは分らないけれども、私としては精一杯だった、と。
GM:なるほど。

~NG~
ホルシード:「これは私の我がままなんだけど、貴方には“レザー”、希望という意味の名前を……」
GM:「“皮”ですか?」(一同笑)
ホルシード:違うわ!(笑)
アフ:それは英語だ!(笑)
ヘサーム:うわぁああ(笑)
GM:がはは、彼は博識なんです。
アフ:地上の言語を知っているとは(笑)
バリア:すげぇ(笑)
ホルシード:それ(皮)はちょっと思ったから、別のを探してたんだけど見つからなかったんですよ(一同笑)
アフ:よーし、じゃあお兄ちゃんも探しちゃうぞ!何か良いの無いかな?
   ……“バームダート”、夜明けとか良いんじゃないかな。
GM:やべぇ、強そう!ベームベームみたい(笑)
こうして、銀糸の民の少年の名前はバームダートと相成りました。
~ここまで~

GM:では、キャラバンの子供達を無事(?)送り出しました。
ホルシード:送り出してしまった……。
ヘサーム:うーん、PCは状況を理解してないが……。
バリア:いやぁ、初依頼も無事に終わって良かった良かった!
GM:実際パーフェクトな結果でしたね。

GM:サイードの商売自体は程なくして終わるので、彼は直ぐにこの街を出発するみたいですよ。
ヘサーム:うーん。
GM:時は金なりと、シェオールに帰って新しい商品を仕入れるようですな。
   「使用人を大方派遣してしまいましたからな。また新しい使用人を探さねば」
アフ:そうだろうなぁ。
ヘサーム:うん、派遣?……そろそろ気付いていいんだろうか。
GM:(何で頑なに知らないままでいたがるんだろう?(笑))
ホルシード:このタイミングで気付いておかないと、シナリオに絡みにくくなるのでは(笑)
GM:サイードは大金が手に入ったので、直ぐにでもシェオールに戻るようです。
   準備をしているサイードにラヒムが「おいおっさん、帰りは俺が面倒みてやるよ」と言います。
アフ:これはきっと熱い展開が待っているんだわ。……いろんな意味で。
GM:「ははあ、商談も終わったので今すぐにでも出発したいんですがよろしいのですか?」
   「構わねぇ。お前らは折角だから海でも見物に行ったらどうだ」と。
ホルシード:ラヒム兄さん、私も着いて行きますよ。
アフ:これ「見物に行きまーす」って言ったらどうなるんだろう(笑)
GM:「初仕事を終えたばかりで疲れてるだろう、しばらく羽を伸ばしたらどうだ。纏まった金も入っただろう」
アフ:むしろ乗るべきか!「わーい、本当?!お言葉に甘えて私は波打ち際の妖精になりに行くわ!」(笑)
ホルシード:サービスシーンその2!
アフ:そう!もっこりしてるけど(笑)
ヘサーム:うおぉ……(笑)
バリア:そうなると、私も行かざるを得ないようですな。……カットイン的に(笑)
アフ:ええぇ、パオーンしないよ(笑)
GM:君の良い所は、その場に居なくても何とか出来る所だろう(笑)
ホルシード:R15の番人(笑)
バリア:じゃあ、どっちでもいいか(笑)
ヘサーム:俺は、うーん……。
ホルシード:ラヒム兄さんはどうするつもりなんです?
GM:「言った通りだが?」
ヘサーム:「2人の様子がおかしい、どういう事だ」と思ってみてよう。
ホルシード:思っているだけかい!じゃあばらしちゃうよ(笑)
      サイードさんが奴隷売買の様な事をやっているから、報復しようとしているのではありませんか?!
ヘサーム:な、何を言っている?!奴隷売買だと!
ホルシード:いやぁ、ここまで臭わされてるのにPLが全然乗ってこないんだもん(笑)
ヘサーム:胡散臭いとは思っていたが、妙に旅程を急いでいたり使用人が子供だったのはそういう事だったのか!
     そこは不思議に思ってたんだよな。
GM:「ははあ、今更そう申されましても……」と、サイードは困り顔。
   「これは界螺にも認めていただいている人材派遣業ですから、奴隷売買などと人聞きの悪い事を申されましても、私をしても困ってしまいます」
ヘサーム:しかも紫杯連が絡んでいる話か、はっ。
アフ:ヘサームちゃん気付いて無かったのねぇ。じゃあどうするの?
ヘサーム:……うーむ。
アフ:困ったー!(一同笑)
ヘサーム:子供達を連れ戻しに行く、とでも言えばいいのか?
アフ:それも面白そうね!
ヘサーム:こいつそういうヤツだったー!(笑)
バリア:これ、サイードとラヒムの目の前で話してます?(笑)
ヘサーム:そうなるだろうなぁ。
アフ:私は気にしないし。
GM:サイードは気にせず出発の準備をしてますよ。ラヒムが何を考えているかはサングラスに遮られて分らない。
ヘサーム:ある意味すげぇ、サイード。
バリア:私としては、子供達を助けに行ってもいいんじゃないかなー、て感じですが。
ヘサーム:マジか……。
ホルシード:助けに行く方向なら、さっきのシーンでその話をしたかったわー(笑)

銀糸の民の少年(バームダート)を見送ったシーンあたりでしょうか。
ホルシードはシナリオ展開を先読みしてしたようですが、ヘサームとはコンセンサスが取れていなかったようです。

GM:大丈夫だ、そういう方向に話が進む場合……。
ヘサーム:うん。
GM:“つづく”(一同笑)

GMがこの時点で用意しているシナリオには子供達を解放しに行く場合の事は一言も書いていません。
言い訳をさせてもらうなら、奴隷商人の奴隷運搬に協力して、現地に着いてから奴隷を救いに行くなんて思いませんって(笑)

GM:一応忠告しておくと、「助けに行く」と言えば聞こえは良いですがグレーに近いブラックですよ。他人の使用人を攫うようなものですから。
アフ:「助けに行く」というか「奪いに行く」だからね(笑)正義がこちらにある事を証明できれば良いんだろうけど。
GM:サイードは界螺にリベートを渡して黙認してもらっているので。
アフ:奴隷の身でもそんなに気にする事無いんじゃない?……そこまで言わないが、私の設定的にもね(笑)
ヘサーム:ちょっと待って、混乱してきた。結局今はどんな状況なんだ?
GM:実は何も起きていない(笑)
アフ:サイードが出発しようとしていて、ラヒムが同行を申し出た所。
ホルシード:そこに私が「奴隷商売に対して思う所があるんじゃないですか、兄さん」と突っ掛かった。
アフ:で、奴隷云々に対してヘサームが混乱しているだけで、何かが起きている訳ではない。
バリア:ヘサームがこれからどうしたいか、ですな。

方向性の決まりきらない一行は、話し合いをする事に。
GMとしてはどう転んでも面白そうなので静観の構えです。

バリア:やれる事としては、奴隷解放を目指すか、全てを忘れて海へ行くか(笑)
アフ:他にも、ラヒムの意図を問いただすとか。
ホルシード:うんうん。
アフ:それに、奴隷、即不幸という訳でもないので……。
ホルシード:自由度の無い使用人のような扱いなら、使い捨てるという事も無いでしょうしね。
バリア:財産の一つ、と。
アフ:それを踏まえたうえで、納得行かない人もいると思うので、どうしましょうかね。
   サイードから買い手の情報を聞きだして、穏便に買い取るとか。大金が必要だろうけど、享受者なら不可能ではないはず。
GM:ちなみに、アフーフトの元奴隷だった経験と照らし合わせると、サイードの奴隷に対する扱いはすこぶる良い。
アフ:ですな。だから私はそんなに否定的じゃないんだよ。
ホルシード:熱中症になった時も、「先に子供達に飲ませてくれ」と言ってましたね。
アフ:ただ、売った先がどうかは分からないけど。
ヘサーム:ううむ……。
アフ:PCが「ゆるせない!」て言うなら、そういうプレイングも良いんじゃないかと思うよ。
GM:私としては、どう転んでも面白くなりそうなんで好きに動いてもらって結構ですよ。
   ちなみに、どちらにせよ続きは一旦仕切り直してやりましょう。
ヘサーム:えっ?!
GM:TRPGはこういう予定外の展開が面白さの一つなんで。
アフ:間違いない(笑)

実は、ここまでで結構プレイ時間がかさんでいます。準備したシナリオでは、後はボス戦闘を残すのみでした。
リプレイ用のセッションは元々1回で終わらせる予定でしたが、ここでGMは続き物にする決心をしたようです。
リプレイ収録という慣れない環境下でのマスタリングで疲れていたGMの取った行動は……。

GM:よし、俺はもう戦闘しないよ今日は!(一同笑)

身の蓋も無い。

GM:では、次のシナリオに向けて君たちの行動指針を決めてもらおう。
ヘサーム:ヘサーム的には突っ掛かるレベルなんだが、正直「界螺からお墨付き貰ってるし」と言われると止まってしまう訳ですよ(笑)
ホルシード:大きな組織がバックについていれば、認めるべきと思ってるんですか。
GM:こいつ微妙にヘタレてるなあ(笑)
アフーフト:おまえチンピラなんだろ?「秩序に否定的」とか君の信条に書いてあるんだが(笑)
     そういう社会的な事は気にしないんじゃないの?
ホルシード:何のために享受者になったんだよ?!もっと熱くなれよ!(笑)
ヘサーム:えー、では掴みかかる所ですかねぇ……?
GM:誰によ?ハッキリしてください(笑)
ヘサーム:そこの商人さんに。
GM:ほほう。それではサイードは一瞬ビックリするものの直ぐに慇懃な態度に戻りますね。
アフ:僕はドキドキしながら見てるぜ(笑)
ヘサーム:てめぇ、俺達を騙してたのか?
GM:「騙すなんて。私は嘘はついていませんよ?」
アフ:そうね(笑)
バリア:ははは。
GM:「ほほほ」
アフ:あれが噂の乾いた笑いってやつね!
GM:実際ちょっと小馬鹿にした感じはするかもしれない。ここまで来て今更何を、と。
アフ:若者の特権よ。盗んだバイクで走り出す17の夜ですよ!
GM:紫杯連の窓ガラス叩いて回るんだね(笑)
ヘサーム:いやぁ、ちょっと待てよ。これ殺っちゃうんじゃないかな(笑)
バリア:いいじゃないですか。PCは止めますよ、形だけは(笑)
ヘサーム:PL的にはや殺りたくないけど、PC的には殺っちゃうんじゃないかな(笑)

PLのモラルが浮き彫りになる2人の台詞である。

アフ:やっちゃうって、殺すの?
ヘサーム:お、おう。
アフ:こいつを殺しても何か解決する訳じゃないけど。まあPCが激情に駆られて動いちゃうなら、いいんじゃない?
   とりかえしがつかない方が話は転がり易いかもしれない(笑)
GM:(確実に話は動くだろうなぁ)
   ふむ。では君のただならぬ殺気を感じて、サイードは「なにやら誤解されている様子。説明させて貰っても?」と言いますよ。
ヘサーム:続けさせるよ、それは。
アフ:そこでちょっと手が止まっちゃう訳だ。
ヘサーム:うん。
GM:「本日、私が派遣に出したあの子達ですが、もし私の元で働いていなかったらどうなっていたと思います?」
アフ:どうなるのかしら?
ホルシード:あの子たち、別に攫ってきたという訳ではないという事かしら。
GM:「そのような悪事に手を染めた事はございません。これでも、真っ当な商人だと自称しておりますんでね」
ホルシード:孤児や行き場のない子供を養っていた、ということかしらね。
GM:「綺麗な言い方をするとそうなりますな」
バリア:生きる手段を与えてやったと。
アフ:汚い言い方をするとどうなるのかしら?(笑)
GM:「売れなそうな奴を捨てて、売れそうな奴だけ仕込んだ。こんな感じですかな」(笑)
アフ:まあ、なんて良心的!(笑)
ヘサーム:それを良心的と言うのかよ(笑)
GM:「ちなみに貴方達に懇意にしてもらった彼(バームダート)ですが、銀糸の民というものは中々難儀な種族でしてな。貴女も良く御存じだとは思いますが……」とホルシードの方を見ます。

銀糸の民というのは、地獄の底で暮らしていくうちに突然生まれるようになった変異種で、美しい銀髪を持つ美形で人間を上回る聡明さと魔術適性をもっています。
いつ生まれるかは全く予想できず、人間同士の親からも突発的に生まれてきて「忌み子」として被差別対象になっています。
信心深い村では生まれると同時に殺されてしまう事もあります。
生き延びたとしても、人並みに平穏な暮らしは望めない事が多いでしょう。

ホルシード:よく分ってます。私も捨てられた身ですから。
GM:「捨てられたならまだマシでしょう、あの子はその場で殺される所でしたから。そこを私が無理言ってお譲り頂きまして、あの年まで丹精込めて育てた訳ですよ」
ホルシード:……。
GM:「銀糸の民は貴女の様に見目麗しい方が多いですから、いい値が付きましたよ。あの子に今まで投資した分は無駄ではなかったようですな」
ヘサーム:お前は、今まで自分が育ててきた子を迷いなく金に変えられる人間という事だな!
GM:「貴方、家畜の肉はお食べになります?」
ヘサーム:それと同じと言う事か……。
バリア:俺、牛や豚の獣人にしなくて良かった(一同笑)
ヘサーム:と言う事は、お前が売った後は子供たちがどうなろうと知った事ではない、と言う事だな?
GM:「先方とは正式な契約を交わしましたから。もちろんそうなりますね」
ヘサーム:ならば、お前をここで切り殺す事よりも先にやる事があるようだ。
GM:「ははあ、桑原桑原」と、おどけます。
アフ:それで、ヘサームちゃんはどうしたいの?
ヘサーム:さて、子供達を取り戻す……というか、買い戻したいと思う。
GM:奴隷の値段を調べ始める俺(笑)
アフ:そうよなぁ(笑)
ヘサーム:高そー!(笑)

サプリメント「魔星降臨」には奴隷の値段は2000Di~と記載されています。
有能だったり容姿が美しければ天井知らずでしょう。
この場でバームダート達がいくらで取引されたかは決めませんが、いまのPC達にとってかなりの大金なのは間違いありません。

アフ:それで、買い戻した所でどうするの?結局彼らは自分たちだけでは生きていけない子達よ。……多分だけど(笑)
GM:実際路頭に迷う子の方が多いでしょう。
ヘサーム:いきなり放り出すような事はしないさ。うちみたいな施設に入れて自立するまで面倒を見る。
バリア:孤児院って潰れてないんだっけ?(笑)
ホルシード:あるある(笑)
GM:プロローグで会計をしていた君には分ると思うが……。
ホルシード:とてもじゃないが、さらに何人もの孤児を受け入れる余裕は無い。……という演出をした気がする(笑)
ヘサーム:必要なのは、金だな!奪い取るのも考えたが、今の俺の実力じゃ無理そうだ。
アフ:そういうことなら、サイードちゃん。誰に売ったかというのは教えてもらえない?
GM:「うーん、商人としての私の信用がですなぁ……」
アフ:この子が正式に買い取りを申し入れたいらしいから、これも真っ当なな商売ってことにならないかしら。シェオールからここまで一緒に旅してきた仲じゃない。
GM:「うーん、しかたありませんな。私が話したという事は御内密にしてくださいよ」サイードの頭の中で、客と君達とのコネでどちらが有用か天秤にかけたのだろう。
アフ:もちろんよ、私こう見えても口が軽いのよ!(一同笑)
GM:ん?(笑)
バリア:おいィ?!(笑)
ヘサーム:内密無理じゃね?!(笑)
アフ:……ん?間違えた、「口が堅いのよ」と言おうとしたんだ(笑)
バリア:ふぅ、ビックリさせないでくださいよ(笑)
GM:「それでは、お耳を拝借」と、客の情報を教えてますよ。
アフ:では、耳に息を吹きかけられて「あぁん?!」と妙な声をあげる(笑)
GM:「いやぁ、何か妙な気分になってきますな」(笑)
ヘサーム:これやってるのが男の子なんだよなぁ(笑)

ちなみに、奴隷を買い取った客の事ですがこの段階では最低限の事しか決めていません。
このシナリオ中では関係してこない部分だったので(笑)

GM:サイードが言うには、客はとある貴族です。海関係の利権を持っていてかなり裕福。定期的に少年少女を買い漁って何かに使っているらしい。
ヘサーム:最後どうなるんだ、それは?
GM:(そこまで決めて無い)……さあ。サイードもそこまでは知りません。
ホルシード:年端もいかない子供達の使い道なんで決まってるじゃないですか(笑)
GM:突発的にパーティーか何かを開くんで、その世話役に少年少女を使うらしい。サイードはその調達先として重宝されていたようだよ。
バリア:だから3日以内だったんか!
アフ:さて、情報は入手した。その上で、サイードをどうするの?帰って良いよバイバイ?
バリア:ラヒムさんもバイバイ(笑)
ホルシード:この流れだとバイバイするような(笑)
GM:うん、帰るよ(笑)
ヘサーム:うーん、そうだな……。(考え中)
ホルシード:サイードが無事にシェオールに戻れるといいな(笑)
アフ:元々のシナリオ展開から変わってる可能性もあるから何とも(笑)
GM:へっへっへ、この先の展開は読み切れまい(笑)
バリア:GMにも読み切れないだろう(笑)
アフ:うん、ダメなPL的読みが働かない状況になっている(笑)
GM:だがそれが良い。
ヘサーム:これ、ラヒムの兄貴も巻き込むのはどうだろう?
アフ:協力してもらえるなら良い案じゃない。言ってみたら?
   ……NPCだしデータ的な協力をしてもらえるとは思えないけど(笑)
GM:キミ達より強いからね(笑)
ホルシード:強力なNPCが活躍しちゃうと……(笑)

友好的NPCはPCのお株を奪わない。TRPGのお約束ですな。

アフ:ラヒムはまだ裏がありそうで危ない感じなので、協力するふりをしつつ……とか有るかもしれないけど。
GM:彼の真意はサングラスの奥に隠されていて伺い知れません。
ヘサーム:というわけで。ラヒム、俺は今から可能な限りの奴隷を買い戻しに行くつもりなんだが……。
バリア:可能な限り?全てでしょ!
ヘサーム:(素に戻って)あ、金が出来たらね?
バリア:ひでぇ(笑)
アフ:こいつ、アレだな(笑)
バリア:そこは勢いで全てと言っときましょうよ(笑)
ヘサーム:(気を取り直して)奴隷を買いに行くんだが……。
アフ:奴隷を買いに行く(一同笑)
ホルシード:取り戻しに行く、とか言えばいいのに(笑)
アフ:年端もゆかない少年少女を買いに行くと!(笑)
ヘサーム:おいィ?!

茶々入れで中々ヘサームの発言が完遂されません(笑)

ヘサーム:(再び気を取り直して)手伝ってくれないか?と聞いてみる。
GM:ラヒムはしばし考えています。「そうか……」
ホルシード:兄さん……きらきら(期待のまなざしを送っているらしい)
アフ:きらきらビーム!(笑)
GM:そのきらきらした目線を受けてバツが悪そうにしてますね(笑)
アフ:そうだろうなぁ(笑)
GM:えー、では「お前達が自分でやろうと決めた事だ。自分達の力だけでやり遂げろ」
アフ:兄貴っぽい!……死にそうだ(一同笑)
GM:いやいや?!「もう俺の庇護が必要な年頃でも無いだろう」
ヘサーム:確かにそうだな。
GM:「折角享受者になったんだ。この煉獄をお前達の力で切り開いてみろ」
ヘサーム:自分で前に似たような事を言った気がするので、苦笑しながらその言葉を受けよう。
     と言うわけで、バイバイだなここで(笑)
一同:ばっははーい(笑)
ヘサーム:大丈夫だろうか、あの商人……。
バリア:それではラヒムさん、ありがとうございました。
GM:「礼を言われるような事はしていない」
バリア:ですが、貴方が居なければ我々はあの頭領にやられていたでしょう。
GM:それを聞くと「むーん」とちょっとスッキリしないようです。
バリア:それでは、次も無事に会えるといいですね。
GM:「……おそらく、お前達と会う事はもうないだろう」
ヘサーム:な、何いってんの?!
GM:と言って彼は去っていきますよ。
アフ:何か意味ありげな事言ってる!(笑)
ホルシード:うーん、非常に意味ありげですね(笑)
ヘサーム:(混乱中)な、どういうことだ?

~脱線~
アフ:カッコイイ去り方だ(笑)
ホルシード:そして次回、普通に登場!(一同笑)
GM:おい!(笑)
アフ:カッコ悪い!(笑)
バリア:あれぇ~?!(笑)
GM:「ちゅーす!今日も良い天気だね!」
バリア:台無しだよ!(笑)
~ここまで~

GM:さて、キミ達はここ、ファーユの街で奴隷を買い戻そうと行動を開始する訳だね。
ヘサーム:おう!
アフ:面白そうだから手伝うよ!
ホルシード:ヘサームちゃんが無茶しないといいけど……。


決して太陽の昇らぬ煉獄の底で、小さな希望を取り戻す為に享受者達はひた走る。
だが、この時の彼らはまだ知る由もなかった。
この選択で、いつくかの運命と交わり、そして別たれる事を……。

ゲヘナ~アナスタシス~リプレイ
“煉獄の沙汰も金次第”前編 終了

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最終更新:2013年07月21日 22:51