10.エキシビジョンマッチ
GM:一通りの準備を終えた君達は闘技場の中へ足を踏み入れたわけだが。
ヘサーム:おう。
ホルシード:その先に見える物は……?
GM:うむ、説明しましょう。ぱっと見で目につくのは人の群れですね。
バリア:は?
アフ:うわあ、すごい数ね。私達4人にこんな人数でかかってくるなんて。……実際何人ぐらい居るの?
GM:25人ですね。
バリア:うはっ、6倍(笑)
もちろん、実際に25人の敵を配置する訳ではありません。
ゲーム的には「マムルーク兵5単位」という1体の敵として扱います。
GM:君達は見覚えがあるだろう。ガッハールの屋敷にいたマムルーク達と同じ装備をしているよ。
ヘサーム:(配置された敵を見て)ちょっと待てGM、後ろにもう一人居るんだが……?
GM:ああ、マムルーク達の後方に、彼らの指揮をとるマジドの姿も見えるね。
ヘサーム:ぶふぅ!……おいおい、結局やり合うのかよ。
GM:スポンサーから、享受者同士の激しい戦いが見たいと注文があったのでしょう。
ホルシード:まさか貴方と戦う事になるとは思いませんでしたよ。
GM:「俺としても、お前らみたいなヒヨッコの相手はしたくないが、勝った後のお楽しみのためには頑張らんとなぁ」と舌なめずり。
アフ:きゃー、ホル姉ちゃんが狙われてるわー。
ヘサーム:はっ、させるかよ、と前に出ます。
バリア:おかしい、さっきフラグを折ったのにまた建てようとしている(笑)
ヘサーム:さっきは割って入るのを遠慮してたんだよ(笑)
GM:ああ、マジドの装備を説明しておきましょう。今はスタッフを方手持ちしています。
ヘサーム:おお?
GM:後は背中にグレイブとロングボウ。鎧は軽甲鎧ですね。
ヘサーム:何をしてくるんだ?
アフ:「魂装術」だろうなぁ。
「魂装術」は霊魂を使役して、武器に宿らせて戦う術技です。
ゲヘナの舞台は地獄の底なので、使役する霊魂には困りません。
刀術における銘刀の様に強力な専用装備はありませんが、棍棒や槍、弓などを多彩に使い分けながら戦う事が出来ます。
GM:マジドについては普通の敵とちょっと違う処理をします。カウンターと闘技チットの管理はPCと同様に行います。
両方、魂装術を使うに当たっては重要な部分ですので。
アフ:あいよ。
GM:それでは、先制判定をして戦闘開始です。
アフ:前に……行きたくないなぁ(笑)
死の戦輪売っちゃったからなぁ……。
GM:同時攻撃が活きる時が来たか!
アフ:そうなんだよなぁ。仕方ない、いささかもったいないが接敵するのはやめよう。
5m前進してウフがマムルークを攻撃(コロコロ)2成功、無理じゃね(笑)
GM:えー、2だと……抵抗失敗(笑)
アフ:ぶふっ?!えーと、ダメージは7点。
集団になっても精神抵抗や回避は上がらないので、魔術や特殊能力には弱かったり。
GM:ぎゃー、と1人ぐらい焼け死んだかも。
ヘサーム:移動して攻撃だ。通常・渾身・渾身。さらに渾身だ!
直前の成長でヘサームや
アフーフトは術技レベルが上昇、それに伴って連撃回数が1回増えています。
みるみる内に数を減らすマムルーク達。
GM:マジドの番。準備行動でロングボウに持ち替え、【魂装・撃】を使用。3Rの間、命中値上昇。
まずは小手調べ、ホルシードちゃんを狙おう。
ホルシード:やーめーてー。
GM:「苦痛に悶える姿を見るのも悪くねぇ。なあに、これくらいじゃまだ死なないだろう?」彼の持つ弓に、闘技場で死んでいった者の霊が宿ります。
ヘサーム:げえぇ、その演出は(笑)
GM:「お前らもすぐにこいつ等の仲間入りをさせてやるさ」
すでにこのレベル帯から、敵の攻撃を後衛が避けるのは難しくなってきます。
3連撃は全て命中、ホルシードは16点のダメージを受けます。
GM:チットを3枚ゲット。霊魂が次々とマジドの回りに集まっていき、さっきよりも強いプレッシャーを感じます。
アフ:やばいのは次くらいからだね。
ホルシード:そうですね。ダメージが3点伸びる?
アフ:準備行動で闘技を使うからその通りではないけど……。
魂装術は持続時間の長い自己強化闘技を重ねがけする事の他に、持っている闘技チットの枚数だけダメージが上昇する能力を持ちます。
スロースターターですが、準備が整った時の打点の高さは刀術にも引けを取りません。
ホルシード:いけいけどんどんで、【豪炎】を使ってマムルークに【放ち葬る炎】!
バリア:5m前進して2体に【黒い弾丸は胸を穿つ】!
マムルーク達は抵抗できるわけもなく、着実にダメージを積み重ねて行きます。
GM:ようやくマムルークの番か。
ヘサーム:目の前に飛んで火にいる堕天使が。
GM:一応離脱を試みよう。敏捷力で対決だ!
ヘサーム:(コロコロ)4成功!
GM:なんの(コロコロ)1成功……。25人の集団の動きを君ひとりで制した。
ヘサーム:おおっと、ここは通さないぜ。
GM:「いい気になりやがって!」牽制8で攻撃。
ヘサーム:(コロコロ)当たった。
GM:ダメージは19点!
ヘサーム:はぁ?!
アフ:そんなもんだよ。多分2連撃だと思うけど。
これぞ数の暴力。
GM:次は渾身の6。
ヘサーム:あ、これ避けないと死ぬな。(コロコロ)4成功に【流水】で+2!
危なかった……。
GM:では「複数行動:2」でもう一回。牽制の7。
ヘサーム:(コロコロ)全部成功、7成功!
GM:おお、やりよる(笑)
ヘサーム:ふぅー、死ぬかと思った。これはヤベェ(笑)
アフ:さーて、ここは殴らないとまずいだろうなぁ。マムルークに近づいて血華の轍の轍で攻撃。
(コロコロ)通常の10点は通る?
GM:5単位なら修正だけで10点の装甲値があります(笑)
アフ:(コロコロ)なら渾身の14点は?
GM:えー、1点通ります。……それで死にます(笑)
アフ:おお?!
GM:いやあ、動く前に死ぬかと思いました(笑)
ヘサーム:移動してマジドに攻撃!
GM:まだ準備が整ってないのに?!
ヘサーム:整う前に決めさせてもらう!牽制・通常・通常・渾身に【瞬閃】を使う!
GM:痛い痛い。さてマジドの反撃だ。まずは【魂装・斬】。武器は何を使おうかな……。
アフ:全てのダメージが4点ぐらい上昇したと。
ホルシード:刀士様ならかわせるでしょう(笑)
ヘサーム:と、いいな(笑)
GM:よし、グレイブに持ち替えましょう。
ヘサーム:うお、ダメージでかそう。
GM:どっちかというと命中重視だったり。通常の8。
ヘサーム:(コロコロ)5、避けれない。
GM:ダメージは今は17点か。チットがあればもうちょい伸びるんだが。
ヘサーム:死ぬ、残り6点。
GM:通常の10ね。
ヘサーム:あれ?(笑)
アフ:これは、ダメかもわからんね(笑)
ヘサーム:(コロコロ)当たるなぁ。
GM:ダメージは18点。
ヘサーム:生命力-9。
ホルシード:生死判定の目標値は2か……。
GM:【かの鎧は砕けず】で5点減らせば目標値1になるね。
ホルシード:気力が厳しいが、軽減するかどうか……。
アフ:ウフの支援で判定数は3になるよ。
ホルシード:堕落も考えれば失敗はしないか。気力温存します。
ヘサーム:(コロコロ)ぶふぅ、全部失敗?!
アフ:はっはっは(笑)
バリア:なんじゃこりゃ(笑)
ヘサーム:2堕落しないと死ぬので、死にます(一同笑)
バリア:ぶふぅ?!(笑)
GM:死にます?!(笑)
ヘサーム:じゃない、堕落します(笑)
これで堕落3点目だな。ぐへぇー、ばたり。
ホルシード:ヘサームちゃーん……。
アフ:これは、私では凌げないわ、ごくり。……知ってたけど(笑)
GM:チット3枚ゲット。ほぼMAXになった。彼にまとわりつく霊の影が濃くなってきました。
アフ:ギュインギュインしておる(笑)
GM:「ガキは死にぞこなったようだな。こいつ等の仲間入りをさせてやろうと思ったが、残念だ」
君達の方を眺めて「さて、次はどいつだ?」
アフ:ふふん、そんな余裕を見せていてもいいのかしら?
ホルシード:即座に【癒し温める炎】、全快で撃ちます!次のターンまでに倒してください!
アフ:次のターンまでに倒せなかったら……死人が出るね(笑)
ホルシード:(コロコロ)17点回復!
ヘサーム:8点で立ち上がる、むくり。
ホルシード:ちなみにこれで打ち止めです。残り2点(笑)
ヘサーム:うっ?!(笑)
アフ:なんだ、気絶しながら【放ち葬る炎】打てるじゃん(笑)
バリア:前進しつつ黒沙を成形します。今度は私がお相手をー!と言いつつ、届かないんだけどね(笑)
GM:お相手って、金を稼いでいたアレか。……断る!(笑)
アフ:そらそうだ(笑)
アフ:【魔薬・漲】を打ちつつ、攻撃。牽制だとカウンターされ易いから、通常で殴るか。
GM:なるほど。ちなみに、今装備しているのはグレイブです。
アフ:支援いれつつ、通常で攻撃。(コロコロ)……なんだこれ(笑)
出目は1,5,1,1,3,2,2,3,2,1,3。
通常の基準値は4なので、命中値は1です。11個振って4以上が1個しか出てません。
GM含め、皆一瞬言葉を失ってました。
GM:(出目を確認しつつ)え、マジですか?
ヘサーム:ぶーっ?!
ホルシード:これは……不味いですね。
アフ:おふぁー。「あれっ?!」と言いながらつまずいた事にしよう(笑)
その辺でぬめってた誰かの血で足を取られた。さあ、こい!
GM:……これは、カウンターするよなぁ。暗殺士にはダイス振ってから命中を上げる手段は無いし。
ホルシード:敵の判定後に堕落するくらいですかね。
アフ:これはどー考えても無理ろう、足りない(笑)
GM:では持ってるグレイブで、よろけてくるアフーフトを薙ぎ払いますよ。
バリア:アフーフトさーん?!
アフ:そんな、こんなところでっ……?!
GM:通常にカウンター(コロコロ)7命中。これぐらいいくなあ、やっぱり。
アフ:こっちは17点。直前に【魔薬・漲】でダメージ上げてるからな(笑)
GM:えー、基本が10、【魂装・斬】で+5に、チットが5枚で20点か。
アフ:合計37点くらう。-6で生死判定の目標値は2、元の判定値は1。堕落はあと1点しか使えない。妖霊の支援も使ったし、どうしようもない。
生存確率は25%か……(コロコロ)1,5。死んだ(笑)
色々と思いの丈を叫ぶ面々。
ひとしきり騒いだ後に、ようやく落ち着きを取り戻しました。
アフ:ダメージがもう少し低ければ……。
GM:生命力-5から目標値が1になるので、あと一つでも成功していれば……。
アフ:うっそーん?!(一同笑)
GM:この出目はそうそうお目にかかれない悪さですね。
ヘサーム:おおぅ……。
ホルシード:ダイスの神が笑っておられる……。
GM:美しいまでの事故を見た。これだからTRPGは……(笑)
アフ:一撃で首を刎ねられた(笑)
「アフちゃーん?!」といいつつ、ウフは消えて行こう。
GM:ウフは野良に帰るんだろうか。
「おっと、やりすぎちまったか。スポンサーに怒られるかもしれんなぁ」さあ、次こい。
ヘサーム:やるしかない、行くぜ!通常7の12点、通常7の19点、通常9の14点、渾身8の19点!
堕ちるか……?
GM:堕ちない。
ヘサーム:ですよねー!(笑)
アフ:だが、余裕では無いはず。
GM:こっちの番。さて……(ちょっと考えて)「ここまで追い詰められたのは久しぶりだぜ」(一同笑)
ヘサーム:お互いにな(笑)
アフ:死んじゃったからなぁ(笑)
バリア:今はアフーフトさんの事を考えるのは後です!
GM:【魂装・纏】を使って連撃回数上昇。チットも溜まってきたし、武器をロングボウに持ち替えて後衛から処理しておくか。
象さんを攻撃、たまには前衛の苦労を味わうのだ(笑)
強化闘技を使い終わった弓の4連撃がバリアを襲います。
後衛にしては丈夫なバリアも生命力全快から一気に-10に。
生死判定の目標値は2です。
バリア:判定数は3(コロコロ)うっ、0成功。酷い話や……。2点堕落して成功はしました。
GM:君達、出目悪いなぁ(笑)
バリア:うぅ、ばたり。
GM:「さて、残るは後一人って所か?」お嬢ちゃんは気力が無くなっているだろう(笑)
おっと、チットを3枚ゲット。十分溜まったから、次からどんどん使っていけるかな。
ヘサーム:いや、次はねぇ!……あったら死ぬ(笑)
ホルシード:そう考えると、最大ダメージを出せるように行動しますね。気絶しながら象さんを回復。
バリア:はっ、一体何が?!
ホルシード:そっちが目覚める瞬間に、「バリアさん、後はお願いします……」ぱたり。
GM:「ほほう、上手い事お嬢ちゃんは殺さずに済んだか。んじゃ、さっさと残りをぶち殺してお楽しみと行くかね」
ホルシード:完全にそういうルートですよね(一同笑)
ヘサーム:ちょっ?!(笑)
バリア:それを、ヘサームさんが見過ごすとお思いですか!
ヘサーム:お前……(笑)
バリア:え、無理無理。私は無理!(笑)
魔術は跳ね返される未来が見える。
魂装士は【魔業】という闘技で抵抗に成功した魔術を相手に跳ね返す事が出来ます。
チットを2枚も消費してしまう大技ですが、決まるとカッコいいです。
バリア:準備で【悪意は肉を侵食する】を成形、【黒い弾丸は胸を穿つ】で攻撃!
(コロコロ)5成功!
GM:ぐふぅ、抵抗できない!
バリア:では9点!
GM:いてて、生きてはいるが……。
バリア:後は任せましたぞぅ!
ヘサーム:ここが勝負所ってヤツだ。
GM:「くそ、悪あがきを……」
ヘサーム:悪あがきはどっちだ!
GM:ちぃ、と悪態をつきつつ、冷や汗がタラリと。
ヘサーム:攻撃だ。通常で(コロコロ)【瞬閃】込で9命中!
GM:ぶふぅ、全成功でもカウンター無理。
ヘサーム:ダメージは13点。
この初撃で勝敗は決しました。
連撃増加値の乗った攻撃にはとてもじゃないがカウンターは出来ません。
ヘサーム:もう一回通常、16点。
GM:それで倒れます。
ヘサーム:ふうぅ……。
GM:一応生死判定をしておこう。(コロコロ)生きてはいる。
無防備なので止めを刺すならご自由に。
ヘサーム:止めを刺すか……?一人死んでるからな、こっちも。
アフ:おほほほほ(笑)
ホルシード:(朗らかに)私、気絶してるんで判断できないでーす!(笑)
アフ:逃げた!(笑)
ヘサーム:回りは殺せ殺せコールなんだろうか?
GM:観客は血を求めて熱狂してます。
ヘサーム:とはいえ、報酬はもらえるんだよな……。
バリア:3分割で。
ヘサーム:くっ(笑)
ホルシード:「一人死んだから俺の儲けが増えたぜ、げっへっへ」と(笑)
バリア:え、キャラクターはそんな事言いませんよ、キャラクターは(笑)
PLは言うらしい。
ヘサーム:それでは、刀を振り下ろし首元でピタッと止める。
アフ:「何のつもりだ?」的な?(笑)
GM:では「何のつもりだ?」(笑)
ヘサーム:いやな、上で殺せ殺せ言ってる奴らの言いなりになるのも癪なんでな。
アフの事を考えるとぶっ殺してやりたい気もするんだが、どっちもどっちなんでやめておくぜ。
アフ:どっちもどっち?!(笑)
GM:「テメェみたいなガキに情けをかけられるとは、な」と言って気絶しました。
熱気が冷めやらないコロシアムは閉幕されます。後に残されたのは、大量のマムルークの死体と……。
ホルシード:うぅ(笑)
GM:気絶したホルシードやマジド、そしてアフーフトの死体、と。
ヘサーム:このゲーム、蘇生はいくらかかるんだっけ?
アフ:たくさん(笑)
基本的には50,000Diと思ってくれれば問題無いです。
ヘサーム:50,000Diか……。直ぐには無理だな。
GM:とりあえず、君達は死体と共に控室に下げられたよ。
バリア:アフーフトさん、ううぅ。何という事だ、体と首が別れた状態で……。
アフ:死ぬ瞬間は、「こういう運命だったのね」的な安らかな感じだったと思うよ(笑)
GM:君達には10,000Diの金貨がずっしり入った袋を渡されるよ。
アフーフトの死体を前に、解放された少年少女達もいたたまれない表情になってますよ。
責任を感じているようだ。
アフ:そりゃあそうだろうなぁ(笑)
ホルシード:だよねぇ(笑)
GM:サラーサはわんわん泣いてますね。バームダート君は気丈にも死体の血を拭ったりして綺麗にしています。
アフ:ここでニヤリと微笑まれると面白いんだが(笑)
GM:それは無い!(笑)
ホルシード:ありがとう、バームダート君。アフちゃんもあんな子だったけど……。
アフ:あんな子(笑)
ホルシード:見た目は女の子だったから、綺麗にして貰えるのは喜んでると思うわ。
アフ:うむ、実際それは喜ぶと思う。
バリア:アイキャッチ先が無くなってしまった。
アフ:パオーン(笑)
GM:自前でやれ、自前で(笑)
そんなこんなで、波乱のエキシビジョンマッチも終了。
俗にいうエンディングへと進みます。
最終更新:2014年05月21日 23:21