「封神大戦」とは、千年に一度行われる、仙人と邪仙による戦争である。
お互いに殺し合う事により、仙人と邪仙が溜めこんだ陰陽の気を央華に返すのである。
十分に間引きが出来たら終結する出来レースの様なものであるが、前回の封神はかなり事情が違った。
予定通り順調に戦っていた所、空前絶後の仙骨を持った一人の邪仙が現れ、仙人、邪仙、神々や妖怪等、目につく物全てを破壊して気に還していったのである。
(殺業の塊の様な存在なので、邪仙に分類される)
仙界の上層部が思っているよりも多くの仙人が殺され、止めようとした仙人・邪仙も悉く返り討ちにされた。
仙界では“央華を終わらせる者”をいう意味で“終華”と名付けた。
終華はとあるきっかけで無差別な殺戮を止めることになる。
名前や出自全てが謎に包まれた邪仙。
五行の術を使いこなし、剣を取らせても古今無双の腕前。
封神では、強い仙人や邪仙等を目につく端から殺して行った。
彼のファンを自称する邪仙“銀麗”何故か殺さなかったようだ。
美しい銀髪をなびかせる美形の邪仙。
常に片手で操り人形を弄っている。
興味深い逸話を元に演劇の脚本を書いて、それを気まぐれに人間たちに与えたりしている。
脚本家を自称し、自らが表舞台に立つ事は殆ど無い。
終華にまつわる話は、特にお気に入り。
通天教主と同等レベルの強さがあると思われているが、本人は否定する。
兵術に通じており、決して自分で戦う事は無い。
嘉宝凛は通天教主の直弟子であり、五遁を始め、変化・長嘯・召鬼を収めた 優秀な仙人であった。
非常に生真面目な性格で、悪しきを挫き、弱気を助ける仙人の鑑の様な者であり、通天教主の後継者と目されていた。
仙宝を作らせたら右に出るものはおらず、五遁のみならず、全ての洞統で様々な仙宝を開発していた。
封神で予定以上に減ってしまった仙人を補充するために、人工的に器物を昇仙させる計画の主導者であった。
その実験として、五行それぞれから器物仙人を作ろうとしていた。
これを“五器仙”と言う。
この研究には器物出身ながら優秀な仙人である秀弦生も協力していた。
(その縁もあって玉麗を弟子にした)
玉麗は宝凛が使っていた麗麗虫に魂を埋め込んだ物。
玉麗が昇仙してもの心付く前に宝凛は亡くなってしまう。
封神大戦の末期に、偶然終華と宝凛が出会う。
終華は宝凛を殺す事は無く、その後、二人はぶつかりあいながらもお互いに惹かれていく。
その出会いを通じて、終華は陽気を、宝凛は陰気を溜めていく。
(宝凛が邪仙宝や術も研究していたのはこの時期から。六星刀の作成時期もこのへん)
宝凛は「邪仙を仙人にする術・仙人を邪仙にする術」を研究していた。
それを快く思わない通天教主と銀麗は密約を交わし、五凶の眷族の退治を通じてお互いの邪魔者を始末しようとする。
結局、宝凛が終華を庇って命を落とす事となる。
宝凛が終華と出会ってから共同で研究していた術。
魂を陽気と陰気に分離する“離魂”の術、別々の魂を結び付ける“結魂”の術を不完全ながら編み出していた。
これを応用すれば「邪仙を仙人にする術・仙人を邪仙にする術」が完成すると宝凛は考えていた。
また、術の触媒として大量の陽気と陰気を必要とするため、“魂引入石”を作成した。
宝凛が死ぬ間際、終華は宝凛の魂を自分の魂と“結魂”させようとした。
しかし、術が不完全だったためそれは失敗し、結果として自分の魂が“離魂”してしまう。
その時の終華の陽気がその辺の女の子に宿ったものが優花である。
その事が発覚した時、仙界は優花の処遇について紛糾したが、結果、通天教主の弟子として育てる事になった。
宝凛の魂は天帝・冥王・仙界の三者協定により、転生すること無く冥府にて隔離されている。
終華は行方不明であったが、最近、五器仙である梗旋や頼温を引き連れて陰謀をめぐらせているようだ。
最終更新:2011年12月10日 22:56