-迷い家-
藍『よいっしょ…ただいまー』
前回
街で見掛けたボロボロの青年
じゃなく
街で見掛けたずぶ濡れで高熱を出して動けないモヤシを助けた者
八雲 藍
モヤシの住家も解らないため自宅で休養させるためモヤシを背負い今帰宅
『藍様おかえりさーいっ』
元気に出迎えた猫娘が八雲藍の式
橙-ちぇん-
ダイダイと呼ぶと猫パンチされるので注意が必要だ
藍『はい、ただいま橙。すまないが湯を沸かしてくれないか?』
橙『はーい。って藍様ーその人誰ですかー?』
藍『ん?ああ、今日街で動けなくなっててな…住んでる場所も解らないからココで回復するまで看病しようと思ってな』
橙『ふ~ん…じゃ橙はお湯沸かし隊してきますっ!』
橙はそう言い元気に台所へ向かっていった
『あら藍、結局連れて来たのね』
すると現れたのは藍の主人でもある
八雲 紫-ゆかり-
ムラサキと言うと私は醤油じゃないわよとマジレスするので困る方
藍『ええ…やはりほってはおけないので…自分勝手な考えで行動してしまいすみません…』
紫『謝る事は無いわ。初めに私は言ったじゃない。好きにしないさいって。じゃ私は寝るから後の事よろしくね』
と言い残し大欠伸しながら部屋へと戻っていった
藍『…紫様ありがとうございます…さて、いつまでもずぶ濡れな服のままじゃ体に良くないな…しかしサイズが合う服あるだろうか…』
藍は身長高い
橙は身長低い
紫は身長普通
モヤシは大体普通
しかし
紫に服借りるなど自殺行為に近い
かと言い小さいサイズなら入らず終了
大きいサイズは逆に肌と生地に隙間が出来る
つまり寒気に弱くなる
一人ぶつぶつ考えてて
気付いた
藍『…重ね着させれば良いか…むしろ熱高い場合は逆に熱いぐらいで良いしな…そうしよう』
結論に結びつかせ自分の服を箪笥から持ってくる
藍『ふむ…これだけあれば変えも大丈夫だろう。さて着せるか』
そしてモヤシの服を脱がし始めた時
橙『藍様ーお湯わ…き…藍様の変態!!』
藍『ちょ!!違っ!!』
橙『相手が動けないのを理由に…』
藍『橙!まずな!まず落ち着け!!ずぶ濡れの服のままじゃ体に良くないだろ!?』
橙『あ、そっかー橙はてーっきり藍様が変態さんになったのかとー』
藍『そんなわけ無いだろう…橙手伝ってくれ』
橙『ほーい』
パ『…で?』
橙『…に?』
藍『…む?』
パ『ちょ、ちょっと何して…るのよ…』
目覚めたが声に覇気が無い
それだけまだ体調がよろしくない
藍『街で貴女高熱で意識失ってたのですよ。住んでる場所も解らないから…』
そう言い藍はモヤシに事情を説明した
パ『…そうなの…礼を言うわ…ありがとう。けど私は大丈夫だ…から帰るわ…』
橙『大丈夫じゃないじゃーん!!今にも倒れそうじゃない!』
藍『橙の言う通り、目に見えて貴女の体調は優れてない。それにもう辺りは暗いし、まだ雨だって降っています。このまま帰しては危険です』
パ『…』
そう言われモヤシは目をつぶると
また動かなくなった
橙『ぉょ?』
藍『…余程の事があったんだろう…さぁ橙ちょっと来てくれ』
藍はそう言い橙を連れ湯を取りに台所へと向かった
パ『…私は…誰にも…かけたくないのよ…馬鹿』
-一方-
謎の少女に捜し物は見付かると言われた事がやたら気に残る小悪魔
小『見つからないじゃん…また聞き込み開始しかないし…すいませーん』
『はい?事件ですか?』
小『いや、まぁ事件っちゃ事件かも…』
『おっ!良いですよ!どうしました?!』
小『この辺りで紫色髪した女の子見ませんでしたか?』
『…パチュリーノーレッジさん?』
小『正解!ビンゴ!アタックチャンス!』
『先程近くでお会いしましたが、走ってどこかに行っちゃいましたね』
小『マジですか…ありがとうございます…』
結局ダメじゃん!と思いフリダシに戻る小悪魔
-迷い家-
藍『さて橙。卵粥作るぞ』
橙『たまごー!!』
藍『手軽に作れて尚且つ栄養素も高い、その上食欲無くても食べやすい。これは覚えておいて損は無いから覚えておくんだぞ』
~プリンセス天狐の簡単クッキング~
藍『まず米を良く研ぐのは基本だな』
橙『は~い!良く研ぐー!!』
藍『良く研いだら鍋に米を入れるんだ。水嵩は多めでな』
橙『鍋に米をIN~!!水沢山~』
藍『うむ。後は米の芯が無くなるまで煮込む』
橙『にーこーむーグツグツ』
藍『煮込み終わり芯が残ってなかったら…』
紫『とき卵を入れるのよ』
橙『隊長!芯残ってありません!卵部隊…突撃ーっ!!』
藍『って…紫様;寝たんじゃ…』
紫『あら、やたら騒がしくて寝てられないのよ。お腹も空いてたし』
橙『隊長!熱いでございます!しっかりしろ卵部隊ーっ!!』
藍『そうでしたか…すみません…すぐ紫様の食事の準備も取り掛かります。…ところで橙?誰と話してるんだ?』
橙『へ?卵部隊~!おいっ卵部隊!しっかりしろー!』
藍『橙。卵は何も言わないぞ』
紫『藍、良いじゃない。子供はこうやって育つものなのよ。貴女だって昔は橙より凄かったのよ?』
橙『そ~なんですか~?聞きたい聞きたい~!』
紫『この子はね~…』
藍『ゆ、紫様;今はそんな事いいじゃないですかぁ…ほ、ほら橙~煮すぎると味落ちるぞ~』
紫『ふふ…橙。また今度ゆっくり聞かせてあげるから待っててね。じゃ部屋戻るから出来たら呼んでちょうだい』
と言い
紫は部屋へと戻っていった
橙『隊長ーっ!鍋から泡がっ泡がーっ!!我々卵部隊はもうダメですーっ!!』
藍『…やれやれ…』
深く一息着いて藍は微笑みながら橙を見ていた
が
藍『っと…橙。弱火にすれば吹きでないから弱火にするんだ』
橙『あいー!とろ火ってヤツですね!?』
藍『そうだ。良く知ってるな!偉いぞ橙。もうその状態で粥は完成だ。私は紫様の食事支度するから橙は客人の様子を見ていてくれ』
橙『はーい!藍様~橙もお腹空きましたっ!』
藍『分かった分かった。じゃあみんなで食事するからお願いするぞ』
橙『o(><)b』
藍にお願いされ駆け足で台所を後にする橙であった
藍『…さて…もう一頑張りか…!』
~一方~
小『マジ無理…ちょっと休もう…』
パチュリーをひたすら探し続けている小悪魔
しかし手掛かりはあったものの見付からない
無駄に時間と体力だけが消えてゆく
少し休息を取るため近くにあった喫茶店に入る事にした
カランコロン
店に入ると入口扉に付いているベルが軽快に鳴る
『いらっしゃいませ』
と聞き覚えがある声が聞こえてくる
小『あ、あれ!?咲夜さ…?』
-十六夜 咲夜-
ザ ワールド21の能力と逆メイドインヘブンの能力を併せ持つ紅魔館のメイド長
最近、【荒木に私の事書かれたわ!】と豪語していたが勘違いでやさぐれていた
別名歩くチート
咲『あら…バレた…』
小『な、何してるんですか…こんな所で…』
咲『これだけ…館の経済苦しいのよ。働かず者食うべからず…ってね』
小『そう…だったんですか…やっぱりレミリア様の通販病が原因で…?』
咲『違うわ』
素っ気ない返事
伊達に主に忠実なメイド
断固として主の事に妥協はしない
咲『ところで…パチュリー様は?一緒じゃないのかしら?』
小『え…えぇ…ちょっと色々…と…』
咲『ケンカでもした?』
小『…はい…』
そう答えると小悪魔の目にはうっすらと涙が浮かんでいた
咲『…まぁ…誰にでもそういう時はあるものよ。そうやって絆を強くしていくものなのだから…』
小『咲夜さん…私バカでした…変に思い伝わらなくて…ムキになって…』
咲『それは私に言う事じゃないわ。パチュリー様に言う事でしょ?ちゃんと伝えてきなさい』
小『伝えたくても…居なくなっちゃったんです…』
咲『…ちょっと仕事終わるまで待ってて…私も探すから…ね?』
小『…ありがとう…ございます…』
小悪魔は気付いていた
咲夜はこの仕事が終わったらすぐ館に戻り主や他のメイドの世話等をしなくてはならない事を
しかし
それをせず捜索に手を貸してくれる事に感激の余りに涙してしまった。
続
最終更新:2009年12月18日 00:02