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-みなさん初めまして。
私は冥界のある嬢の元で庭師兼世話係として働いてる魂魄妖夢と言う者です。
今日お話するのは少し昔起こった話をお届けします。


~春咲の白玉楼~

妖『お嬢様ー?幽々子様ー?…ったく…旅行出発時間だと言うのに、どこに行ってしまわれたのだろうか…』

無駄に広い屋敷を探しに探して廻るが幽々子と呼ばれる嬢は見付からない

妖『むぅ…んー…あぁー!!イライラしてきた!どこ行ったんだ!あのおてんば嬢は!!』

妖『…まさかアソコかしら…』

ふと立ち止まり思い返して見ると行き先が思い当たる

妖『…何かあると必ず幽々子様は西行桜へ行かれる…!決まりだ!』

『誰がおてんば嬢?妖ー夢ー教えてくれないかしらー?』
妖『…ッ!殺気!?…って幽々子様どこに居たんですか?探しましたよ』

-西行寺幽々子ー
冥界にある白玉楼の館主2002年~今年Best of ぐーたら大賞受賞
基本的余り動かない
たまに天然ぶるが計算天然なので騙される-


幽『うぉーたーくろーぜっと』

妖『うぉまぶし?』

幽『つまらないわよアナタ。旅行の準備は出来てるからいつでも行けるわよ~諏訪温泉楽しみね~』

妖『は、はぁ…えっと後5分程で送迎バスが参ります。荷物外にお運びするので幽々子様は表でおまちください』

じゃあお願い的なジェスチャーをして幽々子は館の外へと向かって行った

妖『…リミットは5分以内…ッ!ターゲットは2泊3日分の荷物!クライアントは荷物は既にまとめてあると言っている!事前に霊魂を部屋前にスタンバイしてある!こちら魂魄妖夢だッ!荷物を運ぶ!リミットは5分以内に外だッ!』

-300-
後

幽『流石ね~90秒余ったわ~』

妖『いえ…幽々子様捜している時、事前に霊魂を幽々子様の部屋前に待機させて置いた結果です。それに時間を守れなくてはいけませんし…』

幽『そうねぇ。時間厳守は最低でも守らなきゃダメよねぇ…あ、バス来たわ~』

 諏訪温泉へのバスが来たようだ。
送迎バスなのにご丁寧にガイドまで付いていて何気に人気がある
温泉までの道のりに要所要所に観光名物があるからだろうか…

バスガイド『本日は諏訪温泉を御利用の皆様初めまして!この度バスガイドを勤めさせて頂くミスティアローレライです。温泉に着くまで要所要所の観光名物場所等を説明していきますので、どうか宜しくお願いします♪尚この度皆様を送迎していただく運転手は小野塚小町運転手となっております。窮屈ではありますが、ごゆりと楽しみください!』

そうミスティアと言うバスガイドが説明終わるとバスは走り出した

幽『若いのに凄いわねぇ~あんな長々と言えないわ~取り敢えず妖夢ースルメー』

妖『そうですね…それに声も透き通っていて羨ましい限りで…ってもう食べるんですか?!』

幽『うん、スルメじゃなかったらタコー』

妖『や、まぁ…いっか。取り敢えずオヤツ袋渡しておきます。因みにプッカとオットットは私のですから食べないでくださいね?!』

幽『大丈夫よ~私そんなにがめつかないわよ~』

ーいや、定期的に目を配らないと全て食べかねない…ここでも気が抜けないとは…

幽『妖夢ー』

妖『はい?』

幽『酒』

妖『無いですよ。持ってきてるのは茶のみです』

幽『えー!スルメっていったら酒でしょ!?…ったく…ミスティアガイドさーん』

妖『いや…ガイドさん呼んでも酒は無いかと…』

ミ『はーい!どうしましたー?』

幽『ふふーん(笑)お酒ちょーだい♪』

-あー…絶対うざったく思われる…幽々子様一人なら良いけど同伴の私まで変な目で見られるのがツラい…

ミ『お酒ですかー…すみません。お酒はおろか車内販売すらしてないんですよ…』
-いやガイドさん…そんな真面目に謝らなくて良いですから…

幽『そっか~んじゃガイドさん一緒にお菓子食べましょう』

-新手のナンパ?!バスガイド落とし手の一つじゃないか!

ミ『そうですね~…じゃあ説明ポイント入るまで御言葉に甘えますね♪』

幽『うんうん!旅は楽しく行かないとねぇ!じゃオットットあげるわ』

ミ『わー…懐かしいです!潜水艦入ってるかなぁ~』

-ふぅ…やれやれ…まぁ幽々子様の言うとおり旅は道連れ…って

妖『ちょ!オットット!?』

幽『何ー妖夢ー。いきなり騒いでー』

ミ『あ…オットットお連れの方のでは…?』

妖『あ…いや…どうぞどうぞ!』

幽『変な妖夢ー(笑)』

-…私は負けない…Mr.ストイックと言われた…じっちゃんの名にかけて!!…こいつ絶対断食させてやる…

時は経ち

ミ『あ!そろそろポイントに入るので戻りますね!お菓子ありがとうございました!』

と言うとガイドはバス前方へと戻っていった
-なかなかガイドさんも苦労してきた話を聞けたガイドを始める前はウナギ屋台を出していたらしいが、環境の変化でウナギが捕れなくなっただの偽装産だので、屋台経営苦しくなり自慢の声でガイドを始めたらしい。
バスの運転手の話もしていた。
同期らしい。
運転手の方は以前自称【三途渡しのコマっちゃん】で冥界奥地にある三途の川で船頭して働いていたらしい。
…冥界に居て長いが三途渡しのコマっちゃん…?聴いた事無い。

幽『ねーねー妖夢ー!外見て見て!デッカい蛙ー』

妖『え…うぉ!蛙!!ん?何ですかアレ?彫刻?』

と疑問がある時

ミ『はい!お客様ー右手に見えますのは世にも珍しい永久冷凍になってる大ガマ蛙でございまーす。いつから出現したのかは公式に定かではありませんが、近年に出現したと言われております。尚この蛙に触れると風邪を惹かなくなると言う言い伝えがあります♪』

幽『へ~まぁ私達は風邪惹かないから平気ね』

妖『亡霊は風邪ひかないですしね…あっ!幽々子様!アレ!』

幽『…?ダム?』

妖『そう!ダムです!いやぁ大きいですねぇ!何かダム見ると自分の存在ちっさく感じません!?』

幽『え?そ、そう?』

妖『そうですよ!自然の中の巨大な造形物!きっとガイドさんからの説明入りますよ!』

~ダム!華麗にスルー!!~

妖『…』

幽『妖夢ーそんな拗ねて無いで明るくいきましょうよーほら、あの滝とか綺麗じゃない?』

妖『そうですねー』

-ダムをピックアップされてない苛立ちから他の観光名物など全く映りもしなくなってた。
もはや気付いたら温泉旅館に着いていた。

ミ『はい!皆様お疲れ様でした!当バスは目的地の諏訪温泉に御到着致しました!短い間でしたが有難うございました!』

-ガイドさんは最後までガイドさんでした。
乗員は私達含めて6人…着いた事だし楽しもう。

-諏訪温泉-PM 16:00 

『遠路遥々ようこそ諏訪温泉へ!』

着くなり否や温泉で働く者達からの歓迎小さい温泉旅館だがサービスは悪くなさそうだ。

『本日は~ようこそいらしゃあまして~誠にありがと~うございます~私は諏訪温泉の~女将勤めさせてもらってる~洩矢 諏訪子言います~では~お客様を各部屋へ案内させていただきます~』

幽『…ねぇねぇ妖夢ー女将さん子供よねぇ?』

妖『そ、そうですねぇ…子供ですよねぇ』
諏『では~そちらのお客様は私が案内しますねぇ~お客様~お荷物お持ち致します~』

軽く会釈をして荷物を渡し旅館内へ
-ロビーは純和風作りで隅々まで掃除も行き届いてる感じ。
今のところマイナス点は無い。
部屋番は【102号室】らしい。
部屋に着くと女将さんから説明を受ける

諏『それでは~当温泉の説明させて~いただきます~。温泉は大きく分けて4つあります。1つ【蝦蟇の湯】こちらは少し高温になっており~時間指定があります~』

幽『時間指定?』

諏『はい~【PM20:00~PM23:00】の三時間だけとなっております。2つ目の温泉【紅天湯】の説明をさせて~いただきます~。こちらは~時間指定等は御座いませ~ん。ただ銅成分強いので~金属アレルギーあるとちょっと厳しいです~』

妖『…』

諏『続けて3つ目【ミシャグジの湯】です~。こちらは時間指定があります~。時間は【AM8:00~AM2:00】まで入浴可能です~。最後は【華露大浴場】こちらは特に指定ありません。ここまでで何か質問は~ありますか?』

妖『…あ、少し1~2点質問が…』

諏『はい~どうぞ~』

妖『えっと…時間指定の訳と時間が一定じゃない理由が知りたくて…』

諏『あ~それはですね~実は時間になると~お湯が引いてしまうんです~天然かけ流し温泉なんで~』

幽『妖夢ーそんなのも分からなかったのー?』
妖『は、はぁ…。説明有難うございます。』

その後部屋の機能や温泉位置等を説明受けた

諏『では~何かありましたらロビーへとお願いします~。ロビーに誰も居なかったら私の部屋【101号室】…隣になっておりますので…それでは、ごゆりと~』

と言うと女将は去っていった。

妖『取り敢えず…幽々子様~浴衣します?』

幽『取り敢えず酒で』

妖『さ、酒ですか…じゃあちょっと買ってきます』

いきなり酒とか…あんたはオヤジか!と思いつつロビーにある売店に向かうとした

-ん?あれは…

妖『あれ?ガイドさん?』

ミ『あぁー!さっきのお客様!予約していたお客様が先程の便で最終だったので今は私もお客様と同じです♪』

-どうやら泊まりつつ働いている感じらしい

妖『そうなのですか…あの、もし御時間ありましたら後程案内等してくれませんか?』

ミ『良いですよ~先程の運転手と一緒ですが良いですか?』

妖『有難うございます!私、魂魄妖夢と言います。部屋は102号室になります。』

ミ『分かりました!私達の部屋は【104号室】になってます!では~後程!』

妖『さて…お酒か…』

店員『いらっしゃーいませー』

-適当に選んでおくか…4本ほど日本酒買っておけば少しは大人しくなるし…

店員『日本酒4本で計5000円になります』
会計をすませ店を出てサクッと酒を幽々子の元へ運ぶ事にした

妖『幽々子様ーお酒買ってきましたー』

幽『お疲れー!ねぇ!見て見て~似合う~?』

-もう浴衣してたらしい…

妖『流石に普段から和服なだけあり似合いますね!羨ましいです』

幽『妖夢も着ちゃいなよ!』

妖『ん…それじゃ着替えてみますね』

~しばらくお待ち下さい~

妖『…ど、どうでしょうか?』

幽『へー!何か大和撫子雰囲気プンプンで嫉妬だわ…!』

妖『ホントですか!?素直に嬉しいです…』

幽『じゃあ温泉へLets Go!』


⇒続く
最終更新:2009年12月18日 00:34