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~これから始まるのは、ある1組のコンビの話である~

カチ、カチ、カチ・・・秒針に刻む音だけが響くとある部屋。

『・・・だからぁ・・・そこだってぇ・・・』

失礼。寝言も響くある部屋。
すると
ジリリリリリリリ!
どうやら目覚まし時計が鳴ったようだ。

『ん・・・後2年・・・』

と寝言混じりで目覚ましを止める少女。

『・・・ってか・・・まだ外暗いじゃん・・・何でこんな時間にセットしたんだ・・・』

外の暗さから時間を確認

『ほら・・・まだ朝方の8時じゃん・・・』
『・・・8時ぃ?!やっば!外曇りだから暗いとか!ってかまた遅刻じゃん!』

どうやらスヌーズ機能の時計だったらしい。
少女は急いで身支度をするが

『ってか電車が止まったとか言えば良いじゃん。慌ててやっても何も言いこと無い!ってバァちゃん言ってたし。』

マイペースな少女であった。
身支度も済み悠然と焼いたトーストを頬張りながら部屋を後にし職場へ向かう。

『おっはよー!相変わらず受付嬢綺麗だねえ~』

受付『おはようございます。ヤマメさん出勤時間遅いですけど大丈夫ですか?』

ヤ『あーそれがさー電車が赤信号によく引っ掛かってたりさ電車が渋滞しててそりゃもう!ここまで来るのに大冒険だったのよ!ココまで来る話を本にしたら大ヒット間違い無いくらいの壮大な・・・』

と、その時彼女の上司である人物がやってきたのだ。

上司『ヤマメ・・・お前こんな日にまで遅刻か。』

ヤ『いやーそれがですね部長ー電車が』

上司『赤信号と渋滞は車だろうが!全く・・・まぁ今日で私の部下では無いから口煩く言わないが新しい部署ではしっかりやれよ?』

ヤ『はーい!・・・は?新しい部署?』

上司『お前・・・前に書類渡したろうが!』

ヤ『・・・(あ、アレか。適当に燃えるゴミの日に出した記憶が・・・)』

上司『とにかく!お前は今日から特命係だからな?分かったらさっさと顔出して来い!』

そう言うと元上司はその場を後にした。

受付『ヤマさん特命なんですかー第一課から転属とは面白い流れですね』

ヤ『は・・・ははは。あたしが特命・・・むしろ特命ってホントにあったのかってくらい影薄ーいんだけど・・・そして特命係の場所ってどこ?』

受付『生活安全課の中にありますよ。特命だとキスメさんが特命係の主任ですので。』

ヤ『はは・・・どうもー・・・第一課のエリート刑事が特命とはねえ・・・笑いが止まらんぜよ・・・くっそ・・・あのDARPAの局長みたいな顔した上司め・・・』

このヤマメと呼ばれる少女は刑事らしい。
そして特命係とは生活安全課からの特殊命令が下った時に配属される係である。

ヤ『ここかー・・・なんだよ入る前から物音1つしやしないじゃないの・・・こんちわー第一課から特命に配属になった黒谷ヤマメでーす・・・って誰も居ないじゃねえか!』

気配が無い。蛻の空のようだ。

ヤ『んだよDARPAの野郎騙しやがったな?!・・・ったく・・・ん?おいおい何で子供がこんなとこに居んだよ・・・お嬢ちゃん迷子か?』

よく部屋を見ると緑髪をした少女がぽつーんと居たのが目に止まった。何故か桶らしい物に入っているが。

少女『・・・』

ヤ『はぁ・・・一発目の仕事は迷子を受付まで送る事か・・・やってらんねえな全く・・・ほらココは子供が居る場所じゃないから受付のお姉ちゃんのとこ行こうね』

と、少女を抱っこして受付まで運ぶヤマメであった。

ヤ『受付嬢ーダメだよー天下の警察にこうも簡単に子供進入させちゃー』

受付『子供・・・ですか?どちらに居ました?』

ヤ『ほれ』

そう言うと受付カウンターに少女を乗せた。

受付『あ、キスメさん。おはようございます。』

キ『・・・(こく)』

ヤ『は?キスメさんって・・・は?!何?あんたが?!』

キ『・・・(こく)』

どうやら新しい上司はこの緑髪の少女だったようだ。

ヤ『・・・ちょっと失礼・・・』

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

元上司『ははは。ヤマメも特命ならやっていけるだr

ヤ『部長ぉぉぉぉぉぉっぉぉぉぉ!!!!!!!!!!』

元『なんだ・・・どうした?』

ヤ『あんなのが特命?!むしろ上司?!まだガキじゃん!』

元『ガキってお前なぁ・・・キスメ君がガキならお前は胎児だな。お前と同じ年齢だがキャリアはずっと上だぞ?』

ヤ『はぁ?!そんなん言われても「はい、そうですか。」って納得するとでも思ってんですか?!』

元『まぁ何はともあれお前の上司はもう私じゃない。第一部署も違う。後は特命でやるんだな。』

ヤ『く・・・』

何も言い返せなくなり第一課を後にした。

ヤ『マジ厄日?あんな訳の分からん奴とあたしが?冗談きついっての・・・』

とは言うものの仕事は仕事。特命に戻るとキスメは熱心に事件資料に目を通していた。

ヤ『何んの事件調べてんすか?』

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『はい?何すか?』

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『あーもー聞こえないっての!何?!』

あまりに小さい声なので耳を傾けて聴くことにした。

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『こないだ、引ったくりにあった?事件が気になったから、調べなおしてる?』

キ『・・・(こくこく)』

ヤ『そんな引ったくりで・・・調べなおすならもっとでっかい事件を調べなおしましょうよー』

そう言ったその時

キ『・・・』

物凄い目つきでヤマメを睨んでたキスメだったが数秒後深く一息つくと普段と同じ表情に戻っていた。

ヤ『な、なんすか・・・あーもう!分かりましたよ!あたしも調べますよ!』

キ『・・・(こく)』

事件資料を調べて1時間程度は経ったであろうか、1つの事を発見するのであった。

ヤ『あれ?この引ったくり犯取調べ中に死亡してるんですね・・・最後まで無実言い張ったっぽいけど死んじゃあ真相分からんですねぇ』

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『だから?他が真相暴かないから、私らが真相?明かすの?』

キ『・・・(こくこく)』

ヤ『とは言っても・・・そうしたら害者もう一回全員あたる事になりますよコレ・・・』

キ『・・・(こく)』

ヤ『へいへい。じゃ調べてても埒あかないんで歩きますかー』

~その頃~

『なぜキスメにヤマメを配属したのだ?』

元『キスメ君からの志望であります。あんな、ごくつぶしを指名する経緯は全く分かりませんが・・・』

『ふむ・・・まぁよい。これで特命がどれだけ成果をあげるか今後楽しみじゃないか。』

元『そうですね・・・。』

~一方ヤマメとキスメは被害者の元へ聞き込みを開始していた~

ヤ『さっすが第一課効果!簡単に車出せてよかったわ!』

キ『・・・(ぱちぱち)』

ヤ『しっかしこの付近結構暗いんですね・・・森のせいだからかしら・・・ま!サクっと害者聞き込みしますかー!』

ピンポーン♪

『はーい』

ヤ『あ、すいませんー警察の者なんですが・・・少し先日起きた引ったくりの事に関してお聞きしたいのですが・・・』

『あーはい。えっとどこから話せば良いでしょうか?』

ヤ『覚えてらっしゃる事全部で構わないのでお願いします。』

『全部ですね・・・んーあの時は雨が降っていて私は夕方6時頃に買い物帰りで自宅へ向かってたんです。家まで後少しってところで後ろからバイクの音聞こえた時にはもう私のバックは取られてました・・・。』

キ『・・・』

ヤ『ふむ・・・奥さんそれで犯人の特徴らしいのは何か分かりましたか?』

『確かバイクに何か黄色くて丸いステッカー?っぽいのが貼ってあったのと赤いヘルメットくらいしか・・・』

ヤ『なるほど・・・ちょっと失礼・・・キスメさん。死亡した容疑者もバイクに黄色いステッカー貼ってあって赤いヘルメット所持って資料にありましたよ?』

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『黄色いステッカーは?最近若者の間では、結構付けてるのが流行ってる?まだ容疑者を?1人に絞り込むのは難しい?』

キ『・・・(こく)』

ヤ『あ、お待たせしました。事件ご協力感謝します!以上で終わりになります。お忙しい中ありがとうございました!』

『いえいえー』

ヤ『けどキスメさーん。何で容疑者を犯人と特定しないんですかーってケータイ中っすか・・・』

キ『・・・ぼそ・・・ぼそぼそ・・・(ピッ♪』

キ『・・・ぼそぼそ・・・』

ヤ『へ?やっぱり私の勘は?間違ってなかった?・・・どゆ意味ですか?』

キ『ぼそ・・・ぼそ・・・』

ヤ『容疑者は取り調べ中に?書類上心臓麻痺となってるが?実際は脳出血で死んだ?・・・へ?だから何なんですソレ・・・』

キ『・・・』

思うように伝わらないのか物凄く困った顔でヤマメを見つめるキスメ。

ヤ『そんな困った顔しないでくださいよー・・・』

キ『・・・(ぽん)』

そう手を叩いて何か閃いたかのようにケータイを取り出しかけてかけてとヤマメに渡した。

ヤ『ここにかければいいんすね?はいはい了解。』

~猫とアヒルが力を合わせてみんなのしあw~

『あーい!キスメさんどうしましたー?』

ヤ『あ、いや。。。あのキスメさんの部下のヤマメと言うんですが、何か引ったくり事件の容疑者の事で電話かけろってキスメさんが・・・』

『あー!あんたが新しい部下さんか!私は燐って言うのよろしくー!!でどうしたんですー?』

ヤ『何か引ったくり犯容疑者が心臓麻痺ではなく脳出血による死亡って事が分かったとかでキスメさんが電話かけろって・・・』

燐『あー・・・キスメさn説明苦手だからねえ。書類上では心臓麻痺でしょ?けど今監察通して調べたら脳出血。頭部に強い衝撃があったのよー』

ヤ『・・・ってなると・・・取調べ中に強い衝撃・・・まさか?!』

燐『想像通り。暴行取調べ・・・ってなるね。まぁちょい調べるからまた連絡するって伝えておいてー!ちょっち手離せなくて・・・』

ヤ『はーい了解さんっと!・・・キスメさんコレもしかすると物凄い大きな事件になるかもって事だったんですね・・・!』

キ『・・・(こくこく)』

すると一枚の手紙をヤマメに見せた。

→続く
最終更新:2010年01月26日 02:18