りか【宴会芸】
さてみなさん、ここで問題です。「りか」と聞いて、真先に何を連想しますか? はい、思い浮かべてください。それでは全員一斉に連想したものを言葉にしてください。ほら、人によって思い浮かべるものが全然違うでしょう? だからどーだってことでもないんだけど、CHAGEが作ったこのゲーム、お酒の席でやると、案外盛り上がりますよー。「りか」以外の出題例は「こい」「たま」「はし」「自由」などなど、個々の発想が広がりやすい言葉が理想です。ちなみにASKAが「りか」と聞いて連想したのは「教科書」。真面目な人柄が伺える解答で、おまけに「理科(上)」という上巻までつけて、さすが発想が緻密。反してCHAGEが連想したのは「六本木の女」。これに関しては、あえてコメントを控えさせていただきます。あしからず…。
力石 徹【永遠のヒーロー】
すでに日本の文化になっているマンガ。名作と言われるマンガやアニメは数多く、実在する人物さながら、子供の頃に憧れたヒーローやヒロインを心に刻んでいる人も多いことだろう。CHAGEやASKAにとっても、忘れられないマンガはいっぱいある。なかでも5本の指に入るのが、ちばてつや&梶原一騎の名コンビでお馴染み『あしたのジョー』。主人公の矢吹 丈に心酔していたのは言うまでもないが、主人公のジョーを食ってしまうくらい魅力的だったキャラクター力石 徹のことだって忘れられない。初年院で出会ったジョーと力石。それぞれがプロボクサーになって因縁の対決をするが、ジョーの階級に合わせるため、地下室のサウナに何日間もこもり、水さえも絶つという壮絶な減量をこなした力石は、試合には勝ったものの死亡。全国の力石ファンをがっかりさせたものだった。マンガのキャラクターの死ではあったが、なんと当時は力石のため、実際に葬儀まで設けられた。このときの模様はテレビや新聞で報道されたが、それを見たCHAGEとASKAは、力石の存在の大きさを改めて知って、心から感動した。この実在する人物さながらの扱いに、力石はCHAGEやASKAをはじめとする当時の少年達の、永遠のヒーローになったのだった。
なお、ときどき尋常を逸した減量をするASKAは、CHAGEから「ボクサーみたいなまねをするな」などと注意されていますが、これは別に力石のマネをしているわけではないので、そこんとこはみなさんも勘違いしないでください。
リッキーとリボルバー【あのときの】
昔、『リッキーとリボルバー』というバンドがいた。ボーカリストがCHAGEに似ているという噂があり、それだけでも見る価値ありと思ったASKAは、仲間とともに原宿のライブハウスへと繰り出した。そのバンドはビートルズフリークの集まりで、ビートルズしか演奏しないという、CHAGEが見たら泣きそうなバンドであった。それはそれでASKAは興味を抱き、ライブ終了後はバンドメンバーとともに大いに盛り上がった。しかし、そのときのキーボードプレイヤーがあの小林武史だったということを知ったのは、つい最近。どこで誰がどんなふうにサクセスするかわからないのが業界ドリームである。自分もそうであったように、これからも地道に音楽をやっている若いミュージシャンたちが立派に育てばいいなあと、ちょっとだけベテラン風を吹かせてみたくなるASKAであった。
リバプール【誓い】
昨年、CHAGEがMULTI MAXを始動させるきっかけになった地、リバプール。昨年の7月に訪れ、今年の1月には映像撮影のために、またまたリバプールへ行った。CHAGEはリバプールの港、アルバートドックに立ち、海に向かってMULTI MAXの活動終了の報告とともに、今後の自分の方向を確信してきた。いったいCHAGEはどんなことを海に誓ってきたのか? それは今後のCHAGE&ASKAで形になって表れるはずだが、CHAGEは三度目のリバプールで、海に向かって「ばかやろー!」と叫ぶようなことにはならないよう祈りたいものである。
リュック【リュックの中身はなんだろう】
CHAGEとASKAが子供の頃は、リュックと言えば遠足のときに持っていくものと相場が決まっていた。中はおにぎりと三百円までと指定されたお菓子とバナナと。リュックはそういうものを入れるべきものだった。ところが時代は変わり、今やリュックは遠足だけじゃなく、若者のほとんどが日常的なバックとして愛用すべきアイテムになった。普段バック類を持ち歩かないCHAGEとASKAだから、リュックが日常的になったことを知ってはいても、やはりリュックという言葉を聞くと、即座に遠足を思い浮かべてしまう。とくにCHAGEがリュックで思い描くのは、ストラップが紐型タイプのもの。子供の頃愛用していた型で、未だにそれしか思い描けない。一方ASKAは、街でリュックを肩から下げている若者を見ると、「いったい中には何が入っているんだろう」と考えてしまう。そしてそこにはやはり"旅のしおり"とかが入っていてほしいなんて、ぼんやり考えてしまうのであった。
リョンリョン【警告】
ツアー『史上最大の作戦 THE LONGEST TOUR 1993~1994』のときのこと。ステージの呼びもののひとつ、MC(おしゃべりコーナー)に入ったとき、客席からASKAに向かって放たれたひとこと。「リョンリョン~!」。これはASKAの芸名である飛鳥 涼の「涼」を崩した呼び方だと思われるが、これをつい耳にしてしまったのがCHAGE。思わずステージ上で「ぷーっ」してしまった。それにしても…。いろんな呼び方で呼ばれるのは、芸能人やアーティストの宿命かもしれないが、ASKAはまだましだとCHAGEは思っている。なぜならば、最近CHAGEは「チャゲっち」とか「チャゲピー」とか呼ばれるようになっちゃって、いい歳したアーティストに対する呼び方じゃねえだろうなんてことを思わずにはいられないからだ。だったら「チャゲラー」と呼ばれたい。これがCHAGEからのリクエストだが、この場合の「チャゲラー」とは、「アムラー」「マツラー」「トモラー」などとはまるで違い、自分で自分を「ラー」付けしたがる「シノラー」同様になってしまうことを、CHAGEは気がついているんだろっか?
最終更新:2025年06月23日 22:27