あとがき
短い間でしたが、楽しんでいただきましてありがとうございました。
みなさんのたくさんのお便りや、反応を伝えていただき、文字をつづるパワーにかえさせていただきました。デビュー以来はじめての連載でありまして、執筆の遅さから、随分カドカワのスタッフの皆さんにご迷惑をかけてしまいました。すべての事柄に感謝させていただきます。
さて、六カ月のロンドン生活でしたが、その間に様々な事が起こりました。降りかかって来る火の粉を払ううちに、どうしても皆さんと理解し合わなければいけない問題が起こりました。
某テレビ局で「チャゲ・アスは現代の演歌なのか」というタイトルを基に制作された番組がありました。僕らは放送後、怒りをあらわにしました。スポーツ紙や他の番組でもこれをとりあげたところがありましたが、僕らの真意を知っていただきたく思います。
この番組を放送するにあたって、事前に打ち合わせがあったわけです。お互いの納得のいくものを作りましょうということで、お手伝いをしました。
打ち出された企画内容にyes、no方式で内容を吟味いたしました。そして当日のその放送はnoと答えたもので構成の多くがなされていたわけです。
僕らは演歌と紹介されたことに怒ったわけではありません。演歌を歌われてる歌手の皆さんに失礼になります。そうじゃありません。
愛情を感じない言葉の上だけのフォローと、僕らの行為が遊ばれて終わってしまい、そういうやるせなさが今回の引き金になりました。
放送中に送られてきた皆さんのたくさんのファックスを拝見いたしました。僕らがひとつの形をなして怒らなければ、皆さんも納得できないであろうという判断も重なりました。
当初予定されていたFNS音楽祭も、あの番組のあとでは笑顔で手を振れないという理由で辞退させていただきました。
人や、物事には必ず理由があります。何故あのような放送になったか、僕らは僕らなりに理解してるつもりです。しかし、僕らには、守らなければいけないものがあります。
大人であるために、拳を下ろしてばかりでは誰もついてきません。
CHAGE&ASKAがCHAGE&ASKAであるために行ったパフォーマンスである、とお考えください。
最終更新:2025年08月17日 21:02