TAX【タックス・税金】

イギリスでは、人頭税(ポール・タックス)という金持ちが得して貧乏人が損をする悪税が承認され、市民は怒りを爆発させていた。市内のあちこちでは暴動が起き、商店のガラスを割る、車を燃やすと、かなり危ない状況下にいたのだ。
世界各国の新聞でも報道された、いちばん激しい暴動のとき、飛鳥は現場かあ10メートルも離れていないビルの地下にいた。市民の絶叫を耳にしながら、身をもって社会の流れを体験した。

たいこ【太鼓】

たいことは、つまりドラムのこと。多くの音楽業界の人々は、ドラムをたいこと呼ぶ。なんとなくかっこいい。

高い高い【大人が子どもを持ち上げて言う、一種のあやし言葉】

チャゲと飛鳥の高校時代の友人の中に、この「高い高い」が大好きな人がいる。当時からよく本人を持ち上げて喜ばしてあげていたものだった。
数年前、いきなりC&Aのコンサートを見にきて、楽屋にきてくれた。そのときチャゲがひさしぶりに「高い高い」をしてあげると、本人は「キャッキャッ」と大喜び。それを見ていた飛鳥は、変わらぬ友情に涙ぐんだ。

たきたけんじ【田北憲次・『終章』の作詞者】

大学時代のチャゲの同級生でもある。ずいぶん前に『夜のヒットスタジオ』の対面コーナーにおいでいただいたが、あまりの老け顔で、その後「本当に同級生か?」の問い合わせが殺到。チャゲ本人も「本当は先生だったのかも」と、あいまいな発言をしていた。
現在、博多でサラリーマンをしておられ、田北サン自身「オレは博多の小椋佳だっ」と豪語しているらしい。

たけしたけいこ【竹下景子・女優】

その昔、飛鳥が好きだった女優。以前、TV『コッキーポップ』スペシャル版で、憧れの人と御対面コーナーってのが企画され、飛鳥は彼女と対面。その後、コンサートにも来てくれた。一回だけ。
ちなみにチャゲが対面したのは大場久美子だった。コンサートにも来てくれた。それっきり。

ターゲット【C&A11枚目のシングル】

C&Aがイメージチェンジをはかったといわれた曲。この頃から現在の曲調の香りが強くなる。
衣装に凝り出したのもこの頃で、特にチャゲは意表をつくものを好むようになる。
当時のチャゲの衣装は、帽子にアゴまで隠れる毛布のようなコート、大きなサングラス。この姿でTV出演をしたのだが、見えるのは頬骨と指先だけ。TVを見ていた九州のバァちゃんは、正体がわからん!とブラウン管に湯のみを投げつけた。
以来、TVに出るときはなるべくアゴは出すようにしているチャゲである。

だけん、なんや【博多弁のだからどうした】

獅子てんやみたなだけん、なんや。チャゲと飛鳥が窮地に追いこまれ、ひらきなおるときによく使う言葉。

たまらんちゃ【博多弁のたまんなーい】

タランチュラみたいなたまらんちゃ。チャゲと飛鳥がどっかでモテまくり、人から羨望のまなざしを送られたとき、てれかくしによく使う言葉。

たなかかずお【田中B・もとC&Aのマネージャー】

ヤマハの人事異動により、このたび昇格。C&Aのサブマネージャーから、LINE-UPのマネージャーとしてひとり立ちすることになった。
ところで彼は、ずっとこの広辞苑に出ることを心待ちにしていた一人。【た】がくる前に異動しちゃったけど、もとスタッフも大切にするC&A。彼らの意向で堂々の登場だい。
おしゃれでロンドンみやげのポール・スミスのベストを、毎日着てる。ナベさんを人生の師と仰ぎ、今でもナベさんの指導下にいることに誇りを抱いているらしい。

たまり【キャニオンのFM局担当者】

FM局に、キャニオンのレコードをかけてくださいとお願いにいく宣伝マン。もちろんチャゲの『NORU SORU』にも、新譜を山のように抱えてやってくる。
香港ではシルクのパジャマを買った。独身なのに誰にあげるの?とみんなで突っこむと、汗をかきかき「オフクロ!」と答える。それは気持ち悪いってもんじゃないですか、たまりさん。
以来、彼は"シルクたまり"と呼ばれている。

ためいくるみ【溜井くるみ・C&Aのスタイリスト】

足がとてもでかく、いつも靴を探すのに苦労している。だからサイズの豊富な海外へ行くと、狂ったように靴をまとめ買い。誰よりも海外好きな女性である。
手もでかく、その握力を生かしたマッサージ法はプロも顔負け。ロンドンではミュージシャンたちにマッサージ師と勘違いされ、毎日毎日、せっせっとマッサージサービスをするハメに。あんまりである。
おしゃれで、ソニア・リキエルが大好き。カンガルーに似ているが、本人はカンガルーを見たことない。(以上、C&A談)

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最終更新:2025年06月23日 21:53