ぬう【縫う・裁縫】

ツアー中、秋田へ向かう日、飛鳥の出遅れで全員が飛行機に乗れなかったのはすでに報告済みであるが、実はこの事件の裏には意外な事実が隠されていたのである。当日、飛鳥は防寒対策として黒い革のズボンを用意していた。これは前の年に買ったもので、なかなか似合うと評判もよろしかった。秋田は寒いし、一年ぶりに出してはいていってみるか。彼は心を踊らせ、ズボンをはいた。セーターはズボンの中に入れたほうがあったかいんだ…。ぎゅうぎゅう。そしてボタンを閉めようと思った瞬間、セーターの厚みに耐えられなくなったボタンがパーンとはじけ飛んだ。彼はすぐにボタンを拾い、縫うことを決意。しかし相手は革のズボン。針が通らない。無理をすればポキッ。皮とボタンと針の格闘。
結局30分かけ、針を3本折り、縫うことに成功。改めてはいてみればヌクヌクと下半身は温かい。編みあげブーツにもよく似合う。うん、やっぱり革のズボンはいい。
少し気取って羽田へ行ってみれば、みんなの顔が怒っていた。

ぬえ【C&A考案の名前】

MULTI MAXの紅一点・浅井ひろみ。彼女とC&Aは昔からの知り合いである。歌手としてデビューするときも、彼女はC&Aにいろいろと相談をしていたという。いつもお世話になっているし、芸名はぜひ彼らに名付けてもらおう。きっと素敵な名前を考えてくれるに違いないわ。
そしてC&Aが考えた名前が、"豪徳寺ぬえ"。お嬢様っぽく、しかも親近感もあるネーミングと彼らは自信をもって命名。なのに彼女は浅井ひろみという名前でデビューしてしまう。何故ボツになったかは今だに不明。C&Aの中ではこの名前がすっかり定着してしまい、今でもひろみを「ぬえ」と呼んでしまうが、返事は返ってこない。

ぬかにクギ【ナベさんの口グセ】

諺好きのナベさん。なにかあるとすぐに諺を言ってしまう。特に怒っても怒っても平然と同じ失敗を繰り返すスタッフに対し「ぬかにクギ」と言ってはタメイキひとつ。他に同類諺として「のれんに腕押し」「馬の耳に念仏」「豚に真珠」「猫に小判」などがある。

ぬけがけ【コソコソとずるい行為】

名曲『ラブ アフェア』はぬけがけの歌です。ツアー中、いつもBLACK EYESにぬけがけされていたC&A。もちろんだからどうってことはないのですが、あまりいい気はしないので、次回のツアーではぬけがけ禁止令を出して、みんな仲良く平等にをモットーにしたいと思っています。

脱げない【飛鳥の苦しみ】

コンサート中、暑くなってくると上着をパッと脱ぐ飛鳥。ところが手がでかいため、袖口にひっかかってなかなか脱げないときがある。けっこうみっともなかったりするので、今度は両手にひっかかった袖口を利用して、上着で縄飛びしておちゃらけようと思っている。
また、シルエットを美しくするために、ステージ衣装のズボンはとても細く、こちらもなかなか脱げない。コンサート終了後、毎回ゴロゴロ転がりながら脱いでおり、脚はアザだらけである。

ぬしくる【博多弁の怪】

「塗る」という意味らしいのだが、それではまだ言い切れてなくて、「塗りこめる」とか「塗りたくる」のほうが近い博多弁の「ぬしくる」。チャゲに「おまえぬしくっとるなぁー」と言われたら、化粧が厚いという意味なので注意しよう。

ヌード【裸体】

博多には東洋小劇場というストリップ劇場がある。女性のヌードに興味津々の高校生たちは、歳をごまかしてよく出入りしてたもんだった。看板に「金髪ショー」なんて書かれてると、外人のヌードを一目見ようと若者がもう押しあいへしあい。なのに出てくる金髪は、髪を金色に染めただけの日本人。こんなもんだよなぁーと苦笑いする友達の話しをよく聞かされた柴田君と宮崎君。あくまでも話しを聞くだけで、二人は決して劇場へ入ったことはないという。
それではみなさん御一緒に♪ヌードで ヌードで ヌードで(『ゼロの向こうのGOOD LUCK』の節で)

ヌードル【幻のあっちっちー】

関西、東北、北海道地区でおなじみの日清レッドゾーンのCM。東京でのオンエアーが待たれていたが、諸事情によりオンエアーされなくなった。残念。

ぬりえ【子どもの遊び】

柴田君と宮崎君が在籍していた福岡第一経済大学。試験科目がぬりえと積み木で、両方とも得意だった柴田君はトップで合格。一方ぬりえがどうしてもはみ出してしまう宮崎君は、積み木で点数をかせぎ合格した。
…と言われている大学だが、もちろんそんなのは嘘で、二人とも立派な作文を書いて合格している。

タグ:

広辞苑 1991年
最終更新:2025年06月23日 22:01