手【予言】
子供の頃、とっても背が低かった宮崎少年。会う人ごとに「いつか必ず大きくなるね」と言われ続けてきたが、高校に入学するまで、背の順ではずっといちばん前だった。でも、人に言われたとおり、高校入学を境に背はグングン伸び、今では成人男子の標準サイズにまで成長。人は宮崎少年の成長を予言していたのである。実はこれには理由があった。宮崎少年は背は低いけれど、手と足のサイズが並外れて大きかった。特に手は目立って大きく、彼の成長は手によって約束されていたようなものだった。現在、各界のスポーツ選手とつき合いもでき、初めて会う人とは「どれどれ」と手の大きさを比べ、初対面の緊張をほぐすのが恒例となっている。なんとも便利な手だ。
ディオール【話題騒然】
最近、女性スタッフの間で何かと話題になっているのがクリスチャン・ディオールのスベルト。美容に詳しい方ならすでに御存知のことと思うが、塗るだけで痩せられるという、画期的なボディージェルである。中国の痩せる石鹸を手に入れ、それだけで満足していたCHAGE、ASKAはスベルトの効用を話半分に聞いていたが、実際「スベルトで太股が2.5センチも痩せたのー!」なんていう証言を女性スタッフに聞かされてから、俄然興味津々。特に興味を持っているのはCHAGEで、なんとか手に入れようと動いてみたが、スベルトは残念ながら日本全国のカウンターで売り切れ状態。どんなつてを頼ってみても、手に入れることはできない。数カ月前、こんなにも話題になる前は、成田の免税店で山のように売っていたスベルト。「買ってみなよ」と都合よくミヨコにふったものの、他の化粧品に夢中だったミヨコに「やなこった」とむげにされ、後ろ髪を引かれながら飛行機に乗った。なぜあのとき買わなかったのか……。今、涙するくらい悔やんでいるのは、CHAGEだけではなく、ミヨコも同じである。
てっちゃん【てっちゃんも偉くなったもんだねえ】
プロデューサー渡辺徹二氏は「てっちゃん」と呼ばれて育った。今では「ナベさん」という愛称で親しまれ、「てっちゃん」などと呼ぶ人はいない。しかし、たったひとりだけ、ナベさんを「てっちゃん」と呼ぶ人がいる。フジテレビの名物プロデューサー渡辺氏である。自分と同じ名字を口にするのがはばかれるのか、いつだってどこでだってナベさんは「てっちゃん」。当のナベさんも別に気にしていないのだが、お偉方が出席するシビアな打ち合わせのときだけは、そう呼んでほしくないと思っている。
出っ歯【三位一体出歯攻撃】
周辺には、とりあえず3人いる。
手短に【警告】
いつも忙しいCHAGEとASKAだから、仕事の用件は手短に終わらせてほしいと思っている。現在、リアルキャスト内で手短に用件を完結できるのは中野氏であると思われる。間に適当なギャグを交え、くすっと笑わせながら用件を伝える様は、さすが元アーティストのなせる技(【田々夢詩】の項参照)。中野氏の話術を参考に言えば、まず最初に結論を言う。そしてたたみこむように結論に行き着いた理由を言う。これがCHAGEとASKAに話を伝えるときのポイントである。お話上手だけれど、聞きべたのCHAGEは、人の話を聞くのは30秒が限度。30秒を過ぎた段階でとっとと席を立ってしまう。比べてASKAはまだもつほうだが、話の途中で「だからなんなんだよ!」という罵倒を浴びせることもあるので、スタッフは注意しよう。
てなもんや三度笠【日曜のお楽しみ】
♪てーなもんや、てなもんや~の主題歌に乗って現れる藤田まことさん、白木みのるさんの名コンビで世間を沸かせた時代劇『てなもんや三度笠』。先月の『月影兵庫』同様、CHAGEとASKAが幼少の頃、愛してやまないテレビ番組のひとつだった。藤田まことさんが頃合いを見て「そうだ、こんなときはこれだ!」とばかりに懐からクラッカーを出し「あたりまえだのークラッカー!」と叫ぶ。寸劇中のなんてことない生コマーシャルだったわけだが、CHAGEもASKAも前田のクラッカーが食べたくて食べたくて仕方なかった。当時、生コマーシャルは本当に強かった。『てなもんや三度笠』の藤田まことさん、白木みのるさん、『月影兵庫』の近衛十四郎さん、品川隆二さんと、思えばコンビは最強である。現在、CHAGEとASKAがコンビの強さをフルに発揮しているのも、ひょっとしたらこれらのテレビ番組の影響を、少なからず受けているからかもしれない。
デビュー16周年【CHAGE編】
「岡田、上島、山下、関口、ありじ……。うーん、さすがに16人も名前をあげるのは難しいなあ。こうなりゃ相撲取りの名前を出すか。えっ? 何の話をしてるんだって? デブ16人衆のことだろう?」
デビュー16周年【ASKA編】
8月25日でデビュー16周年を迎えるCHAGE&ASKA。去年は15周年記念として富士急ハイランドで盛大なイベントを行ったが、今年はツアー中ということもあり、身内でお祝いをするだけのささやかな記念日になりそうではある。しかし、15年をひと区切りとするならば、16周年の今年は1歳の誕生日。たくさんの関係者から「16周年ですね」と言われたら「いやいや、まだ1歳ですから」などと謙遜しようと思っているASKAだった。
テプラ【持ち出し厳禁】
リアルキャストの2大テプラ好きと言えば、ナベさんとCHAGE。これっきゃない。CHAGEはテプラが世に登場してからというもの、誰よりもテプラを活用していると断言できる。コンピューター、携帯電話、髭剃り、ツアーグッズの細々としたものまで、テプラで作った名前シールで、CHAGEの周りはCHAGECHAGEだらけ。「テプラってきちんと整理したいという日本人の気質をうまくついた商品だよねー。テプラを開発した人を表彰したいくらい」と、CHAGEはぞっこん。しかし、だからと言って、個人的には絶対にテプラ本体を購入しようとは思わない。もしも買ってしまったら、1日中シールを作って過ごしてしまいそうな自分が怖いからだ。「テプラは自宅に持ち込まない」これがCHAGEの鉄則。その代わり、リアルキャストのテプラを完全に私物化。CHAGEが長時間使った後、そのへんに放り出したままで帰ってしまうので、同じくテプラ好きのナベさんの「おーい! テプラはどこだー!」のイラつく姿がよく目撃される。
天ぷら【継承】
ちょっと前まで、CHAGEの実家は天ぷら屋さんだった。腕のいい板さんがCHAGEの父上。やさしい給仕さんがCHAGEの母上。味のいい天ぷら屋さんはたいそう繁盛して、活気に溢れていたものだった。この天ぷら屋さんを継ぐことになっていたのが次男坊のCHAGE。長男は父上の希望によりサラリーマンの道を選択。その代わり、父上は次男のCHAGEに店を継がせようと考えていた。父上の意に反してCHAGEはミュージシャンになってしまい、二代続いたお店もたたむことになってしまった。店は継げなかったけれど、父上の気っぷのよさと情の深さ、そして敏感な味覚だけは継いでいる。一説では世にも珍しい「とらちゃん的アーティスト」と言われているが、CHAGEは父上から譲り受けた自分のキャラクターに、とても満足している様子である。
田々夢詩【中野赤入れ禁止】
CHAGE&ASKAに少し遅れてデビューしたデュオグループ・田々夢詩(でんでんむしと読む)。チャゲ&飛鳥、雅夢、田々夢詩とくれば、ヤマハデュオ3グループとして嘱望されていたものだった。しかし、でんでん虫はシングル『夕暮れ』を出してあっけなく解散。「いいグループだったのに」と今だに惜しがっているCHAGEは、『ラジ王』で毎週でんでん虫の『夕暮れ』をかけ、今はなきグループを偲んでいた。ところが、どこからか圧力がかかって『夕暮れ』のレコードは消滅。『ラジ王』でかけることもできなくなってしまった。いったいどこの誰が圧力をかけたんだ。CHAGEはときどき思い出しては、力関係だけで動く業界に対して、強くいきどおりを感じている。ちなみにでんでん虫の片割れは、現在CHAGE&ASKAのプロデューサーとして活躍している。加えて、プロデューサー直々にラジオ局に圧力をかけたのではという情報も流れている。
最終更新:2025年06月23日 22:19