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橋本 和仁

【生年月日】

1955年6月23日

【出身地】

北海道南幌町

【肩書】

東京大学 先端科学技術研究センター
東京大学 工学系研究科 応用化学専攻 教授

【学歴】

1978年 東京大学 理学部化学科 卒業
1985年 東京大学 工学系大学院にて博士号取得

【予想授賞理由】

光化学を基礎とする環境・エネルギー化学技術の研究により。
藤嶋 昭氏との共同受賞の可能性がある。

【受賞歴】

2012年 日本化学会賞

【著書】


【主要業績】


【研究内容】

発見から22年経った89年になって、藤嶋研究室の助手になった橋本和仁先生(現東大先端科学技術研究センター教授)が、トイレの臭い消し、黄ばみ消しに使えないかと考えた。大手メーカーの東陶機器(TOTO)と連絡をとり、同社の基礎研究所で脱臭装置の研究に取り組んでいた渡部俊也先生(現東大先端科学技術研究センター教授)らとの共同研究へと発展する。
トイレの臭いは、尿に含まれるアンモニアを細菌が栄養分にして増殖し、アセトアルデヒドやメチルメルカプタンなど悪臭を発する有機物が生成されるからだ。これを光触媒で分解できないかと考え実験が進んだ。さまざまな条件を加えて実験を重ねているうち、弱い蛍光灯の光にも紫外線があることを確認し、蛍光灯程度の光でも光触媒が有効に機能してメチルメルカプタンが分解されることを突き止めた。
タイルに酸化チタンの膜を貼り付ける技術開発に成功する。タイルの表面に酸化チタン膜を貼りつけて実験をしてみると、大腸菌や緑膿菌、抗生物質の効かないやっかいなMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)をほぼ100%死滅させた。清潔感があり、きれいなタイルに抗菌効果という付加価値がついた。
ホンダ・フジシマ効果の発見から27年を経た97年秋に、東大とTOTOの研究者が共同開発した光触媒を応用したタイルが市場へ出て行くことになる。いまTOTOが売り出している抗菌タイルは、同社のタイル全体売上の70%までシェアを伸ばしている。
その後、酸化チタン光触媒は、ガラスの表面に薄く塗布しておくと、汚れを分解し雨によって流してしまうクリーン作用の効果があることが分かった。また壁材などに塗布すれば汚れ防止にもなる。水を弾き飛ばす撥水効果があることや水蒸気でガラスが曇るのを防止する作用があることなども分かり、応用範囲が広がった。

近年,光触媒は,水や空気の浄化,抗菌,建物外壁の防汚,鏡や窓ガラスの曇り止め等,生活の環境改善や快適化に役立つ技術として注目されてきた.光触媒の研究の歴史は古いが,1967年酸化チタンと白金の電極を対として光により水が電気分解され酸素と水素を発生する現象が東京大学藤嶋昭名誉教授(当時本多健一教授研究室の大学院生)により発見され,ホンダ・フジシマ効果と呼ばれて注目された.しかし太陽光による水素発生の効率は低く実用性は認められず,1980年代になるにつれ研究は下火になっていった.そのような状況の中で今日の光触媒の発展のきっかけを作ったのは,1989年に藤嶋教授のもとに招聘された橋本和仁教授(当時講師)である.同氏により酸化チタン(TiO2)は屋外や室内の生活空間にある微弱な紫外線照射であっても建築材料表面の菌や汚れの分解に適用できることが提言されて以来,快適な生活環境の創造という新しい方向に目を向けた研究やアプリケーション開発が進みだした.近年ではグローバルに応用開発が行われ,さらに地球環境改善への適用も試みられるようになってきた.

【その他】


【本人HP】


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最終更新:2013年12月25日 23:18