265 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/02(火) 15:26:35 ID:MUpN5oao0
259-261のつづき
さあ、本年も師走に入り、年の瀬もいよいよ押し詰まって参りました!
本日は1年の締めくくりの忘年会!
1次会が定番の飲み会、2次会が皆さんお楽しみのプレゼント交換です!
楽しく参りましょう!
まずはピペットで芋焼酎をクイクイッと。
♪Q1飲んで~Q1飲まないありえない!
♪ハイ!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!飲んで!
飲み足りないようなので、今度はアナルからグイグイッと!
♪Q1呑むぞQ1呑むぅぞ、Q1呑むぅぞ
♪アナルで呑むぞ、5秒ー5秒ー5秒ー
10ccくらい入ったでしょうか。
体重1.5kgの10ccなので、体重80kgの私なら530cc(およそ3合)くらい焼酎を(ストレートで)飲んだ計算ですね。
266 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/02(火) 15:27:32 ID:MUpN5oao0
断食3日目の空腹状態で530ccも飲んだら、下戸の私ならぶっ倒れます。
しかも直腸のアルコール吸収率は、経口で飲んだ場合の10倍に達すると聞いたこともあります。
歩みはフラフラになりながらも、ちゃんと正気を保っているQ1ちゃん。なかなか侮れませんね。
でも、階段に置いてみたら、あっという間に転げ落ちて、受身もとれませんでしたw
さて、お待ちかねのプレゼント交換です。
Q1ちゃんからのプレゼントはホカホカウンコ☆
私からはアロンアルファを贈らせて頂きました!
ベロンベロンでグンニャリしているQ1ちゃんを抱き上げて、先ずは右目に1滴。
目蓋を押さえて1秒で瞬間接着。
手を離しても、閉ざされた目蓋はまったく開きません。さすがの効き目です。
269 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/03(水) 10:49:40 ID:ye/ccfug0
265-266のつづき
自由にさせてみると、Q1ちゃんは愛用のトイレに逃げ込み、必死で目をこすり始めました。
猫はどうして危機を感じるとトイレに逃げ込むのでしょう?今後の研究課題になりそうです。
いくら目をこすっても目が開かず、手にたっぷりと唾液をつけて洗い流そうとますます必死なQ1ちゃん。
見ると、顔も手もビショビショになるまで唾液をかけていました。
でも瞬間接着剤はビクともしません。
将来ママになるのに隻眼では気の毒なので、接着剤を取ってあげることにしました。
目蓋にペットリ貼りついた接着剤を力任せにエイっと剥がすと、元の愛くるしい目が顔を見せ…
接着剤の一部が角膜にも貼りついていて、ちょっと濁った目がこんにちは☆
まあ光は感じているようですし、OKです。
あと、目蓋の周りの毛が接着剤ごと根こそぎ抜けて、ハゲになってしまいましたw
271 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/03(水) 10:52:01 ID:ye/ccfug0
255-257のもう1つのつづき
一旦リタイヤを余儀なくされたF1ちゃん。
2日ほど安静にした後、やっと餌を食べたり、M1と戯れたりできるくらいに回復しました。
ところが安静になるや、室温が冷え込む夜間は相変わらず私の布団に入ってくるのです。
ふてぶてしいことこの上ないです。
F1ちゃんがそうやって見せる、メスのえげつなさ、を直視するたびに、嗜虐心がムラムラと湧いてきます。
正直なところ、出産までどの子も傷つけたくないのですが、
古傷に塩を塗りたくられるような出来事が多すぎて、すぐに恐慌に至ってしまいます。
というわけで、首絞め5本です。
半分大人なので、絞め40秒・緩め20秒の厳しいメニューで取り組んでもらいます。
273 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/04(木) 11:17:25 ID:yJ3bjops0
272
287 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/10(水) 00:02:25 ID:oEIydy4I0
すみません。
「ヨスガノソラ」というゲームを始めてしまって、こっちのこと忘れてましたw
295 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/12(金) 19:29:38 ID:dTJfo+PX0
ふう。
陰惨な猫の虐待妄想から離れて、美少女ゲームで良い感じに命の洗濯ができました。
切なくて甘酸っぱいストーリーから一転、グジュグジュと膿んだ腐肉のようなこのジャンルに戻ってくる自分が嫌いです☆
さて、どこまで書いたか読み返すのが面倒くさいので、ひとまずリフレッシュします。
M1・F1ちゃん・Q1ちゃん、みんなピカピカで元気いっぱいなところからいきましょうね。
目蓋付近の毛なんて剥がれてないし、餌を無理やり食べさせられたことなんて、もちろん無いですよ。
新しい環境にすっかり馴染んだQ1ちゃんを優しく可愛がる、M1とF1ちゃん。
もうどこから見ても、素敵なお兄さんとお姉さんですね。
M1は、ちょっと女の子に関心が出てきました。
窓の外で見知らぬ女性のもの凄い喘ぎ声が聴こえてきたのが刺激になったようです。
たまにF1ちゃんが「ニャニャニャニャ」と慌てたように鳴いていると、決まってM1がF1ちゃんの首に噛みついています。
304 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/13(土) 22:54:35 ID:VPfO+eJi0
68-70のつづき
『幼い頃の想い出が残る片田舎
そこが彼らの新しい家になる
両親を失い、残された彼ら兄妹4匹は
逃げる間もなく、この場所に連れて来られた…』
ずっと前、火あぶり&生き埋めという非業の最期を遂げた、K3というメス猫がいました。
K3には5匹の幼い子猫が残されましたが、残念なことにそのうちの1匹は事故死してしまいました。
そして、4匹の子猫たちも母親を失い、飼い主に見捨てられるという、危機を迎えました。
自分たちの身の上に何が起きたのか、また起きるのか。
彼らにはまだまだそんな事は分からず、ちっちゃな目と耳でただじっと見つめるばかりでした。
305 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/13(土) 22:55:39 ID:VPfO+eJi0
彼らの名を、kR4(♂)・kC4(♂)・K4(♀)・ki4(♀)と、仮に定めます。
命名は形式的なものなので、特に覚えていただかなくても結構です、念のため。
また、詳細な特徴や性格は、もし機会があればその時に触れます。
さて。
問題は、スーパーの袋の中でガサガサニイニイ鳴く子猫たちなのでした。
誰か飼ってくれそうな人を探そうにも、同級生の中に友達と呼べる人間が1人もいなかった私には、当てがありません。
獣医を訪ねて保護を願い出るような社交性も、持ち合わせていません。
父親に隠れて、どこかでこっそり飼うような度胸もありません。
が、しばらく思案してふと名案を閃きました。
「いなかの婆ちゃんなら…」と考えたのです。
315 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/22(月) 11:17:08 ID:bCfZpyp20
304-305のつづき
子猫たちはまだ乳飲み子です。
K3が埋葬されて、すでに数時間経っていて、腹を空かせたチビたちはニイニイ鳴きじゃくっていました。
急がねばなりません。
私は急遽ATMで現金を引き出し、そのお金を握り締めて電車に飛び乗りました。
両親と暮らしていた当時の家から、父方の祖母の家のある村まで、特急と鈍行を乗り継いで約2時間半。
子猫たちの様子を案じながらさらにタクシーで20分走って、ようやくたどり着きました。
ちょうど祖母は在宅中でした。
慣れない遠出で軽く昂ぶった私の説明は的を射ませんでしたが、祖母は事情を察してくれました。
祖母は近所に猫を数匹飼っている家がいるから、そこでどうしたら良いか訊いてきてやる、と言い、
私の手から子猫たちを受け取りました。
316 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/22(月) 11:18:13 ID:bCfZpyp20
すぐに帰ってくるものと思っていましたが、祖母は10分待っても20分待っても帰ってきませんでした。
私は祖母の家に退屈し、幼少の頃の盆や正月にこの村でよく遊んだあたりに、散歩してみることにしました。
ところが、玄関を出ると、裏の納屋のほうから水音が聴こえてきました。
水道を出しっぱなしにしてるようで、タライに溜まった水が溢れる音がジャバジャバ響いていました。
大して興味もなく納屋に近づいて、私はハッとしました。
祖母が、こちらに背を向けてタライの前にしゃがんでいました。
その祖母の向こうから、辺りに響くけたたましい水音に掻き消されかけながら、確かにニャー!ニャー!と猫の鳴き声が聴こえていました。
私はそっと彼女の背後に近づきました。
祖母は、私が渡したビニール袋に無造作に手を突っ込み、適当に手が触れた子猫を1匹つまみ出しました。
そして躊躇うことなく、子猫を軽く握ったその手を水の中に沈めました。
317 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/22(月) 11:19:12 ID:bCfZpyp20
子猫は水の中で激しくもがきましたが、祖母の手からは逃れられず、乳白色の液体を口から吐いて動かなくなりました。
それを見ると祖母はグンニャリした子猫を水から上げて、面倒くさそうに地面に投げ捨てました。
子猫はカッと目を見開いていて、口からダランと舌を垂れていました。
その表情のまま、ピクリとも動くことはありませんでした。
私は祖母に声を掛けることも忘れ、軽い興奮状態でその表情を凝視していました。
祖母は馴れた様子で、淡々と4匹を溺死させました。
タライの水は、子猫が吐き出した乳の残滓もあらかた流されて、透明に澄み切っていました。
蛇口をひねる音がして、突然水音が止み、私はハッと我に帰りました。
ジャリっと砂を踏む音がして、祖母がこちらに振り返り、少々うろたえた様子を見せました。
321 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/23(火) 13:08:04 ID:rBzwixii0
315-317のつづき
祖母は何か言い訳したそうな感じでしたが、無視しました。
びしょ濡れで土の上に転がっている、まだ両手で包んだらすっぽり隠れてしまいそうな小さな子猫の亡骸を、1体拾い上げました。
だらしなく舌がはみ出した口を覗き込むと、針のように鋭い牙の奥、舌の根元の喉元では白く濁った粘性の液体が溜まっていました。
目も半目のまま開いていましたが、虚ろなガラス玉のように焦点の定まらない瞳孔は、1/3ほどシュン膜が被さっていていました。
全身の、元はフワフワだった柔らかな体毛はずぶ濡れで、子猫の愛らしさの面影は無く、痩せ細った何か別の小動物のように見えました。
頭だけつまんで、全身をブラブラ揺さぶってみましたが、当然何の反応もありません。
改めて確かめるまでもなく、子猫は息絶えていました。
「その辺に埋めてくるよ」と私は言い、まだ動揺している祖母からシャベルを受け取りました。
面倒なので、大きな穴を1つだけ掘り、折り重なるように死骸を放り込んで、土を被せました。
322 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/23(火) 13:09:15 ID:rBzwixii0
帰り道。
祖母から干し柿やリンゴや煎餅を貰って、来た時と同じようにスーパーの白いビニール袋を私は手にしていました。
いったい何をしに祖母の家まで行ったのかと自嘲気味に思い返しながら、名○屋へ向かう特急に乗り込みました。
既に日の暮れた宵の口、特急電車の自由席は混雑していて、私は座れましたが、通路にまで立ち席客が溢れていました。
私は、今日見た2件の猫の死のことばかり考えていました。
灯油を掛けられて紅蓮の炎に包まれて悶絶したK3。
タライの澄んだ水の中で気泡と未消化物を吐瀉しながら溺れた子猫たち。
父と祖母を残忍だとか思うことはなく、ただただ、その死に様に心が揺さぶられているのが分かりました。
憐れみでもなく、悲しみでもなく、例えば美術館で見た絵画に衝撃を受けた時のような衝撃。
世界の偽善を暴き、愚かさや醜さを踏まえたことで、初めて人の真実のの在り様を感じた時の、やっと地に足が着いたと思えた手応え。
虚言に満ち満ちた人の世から、ほんの一刹那、抜け出して精神の自由を回復したと、私はその時真剣に考えていました。
323 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/23(火) 13:10:32 ID:rBzwixii0
295のつづき
あの大忘年会のあと、我が家の猫たちには平和な時間が訪れていました。
執拗に叩き、蹴り飛ばし、様々に痛めつけました。
なのに驚いたことには、M1も、回復したF1ちゃんも、それでも私に懐いてきたのです。
私の足にまとわりつき、私がそれを払っても、ニャーンと鳴いて頭をコツンコツンとぶつけ、体を摺り寄せたのでした。
初めは疑心暗鬼だった私ですが、そうした彼らの振る舞いに触れているうちに、次第に悔悛する気持ちに振れてきました。
どうしてこんなに可愛い子たちを叩けたのだろう?
どうして、笑って蹴り飛ばすような残虐なことが出来たのだろう?
私は、それまで自分がしてきた行いに恐怖しました。
325 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/24(水) 12:30:52 ID:EGKgLbHs0
323のつづき
Q1ちゃんを、暗く寒い半ガレージに置かれたケージから、暖かいところに解放しました。
M1やF1ちゃんに与え続けていた砂糖やマーガリンまみれの不健康な餌を捨てて、良質なフードを提供し直しました。
そして、F1ちゃんのことですが。
見ないようにしていただけで、実は熱湯を浴びせた時の火傷が巨大なカサブタになっていて、
カサブタが剥げるたびに、その部分の体毛もごっそり剥がれて、ハゲのように表皮が剥きだしになってきていました。
カサブタがとても痒いらしく、暇さえあれば背中を掻いたり舐めたりしていて、ハゲた面積は日々拡大していました。
彼女の姿を見るたびに、後悔の矢が私の胸に刺さりました。
それはそうでしょう、煮えたぎった熱湯を執拗に浴びせかけられて、熱さと痛さにもがきまくったのです。
自分がそんなことをされたらどれだけ苦しむか、考えてみれば直ぐに分かることでした。
326 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/24(水) 12:31:53 ID:EGKgLbHs0
F1ちゃんには赤ちゃん猫用のフードを与えて、さらに日の当たる暖かな窓際で柔らかなクッションで寛がせて、
一日でも一刻でも早く、治癒してくれるよう願いました。
そして、F1ちゃんととても仲の良いM1と、
F1ちゃんが鼻血を流して弱っていた時に隣りで励まし続けてくれたQ1ちゃんを両隣りに侍らせて、
3匹勢揃いで、まるで両親と娘の家族のように、温和な時を過ごしてもらうようにしました。
3匹とも心が休まったのか、とても大人しくて鳴き声1つあげることもなく、どこまでも穏やかでした。
猫たちが寛いでいる間に、私は恐ろしい虐待に使用された道具を片付けました。
根性入魂棒、ドリームボックス・ミニ、瞬間接着剤…、
1つ1つの道具から己の為した悪意が脳裏に蘇り、何度となく良心の呵責で私は打ちのめされました。
あんなことをしておいて、何て都合のいい言い訳だらけな、卑劣な人間なのだろう、と我ながら思います。
327 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/24(水) 12:32:53 ID:EGKgLbHs0
道具を物置に封印してから、私は考えました。
今朝まではM1とF1ちゃんを、廊下と玄関まわり、そして夜間だけは寝室に限って出入りと行動を許していましたが、
もっと広いエリアを動き回れるほうが猫たちの精神衛生上良いのではないか。
そこで、段差が多くて上下移動が行えるようトイレを解放し、
ほとんど使っていない応接間もソファなどの調度品を別室に移して、猫が自由に駆け回れる部屋としました。
扉を開くと、3匹の猫たちはキョロキョロと警戒しながら室内に歩み入りました。
フンフンと床の匂いを嗅ぎ、絨毯に恐る恐る乗り、3匹3様に探索開始です。
M1は床に転がっている毛玉のオモチャを見つけ、それをくわえて私の足元に駆け寄ってきました。
F1ちゃんはカーテンが気になったようで、テテテっと駆け寄ると匂いを嗅ぎ、裾を潜り抜けて窓際に隠れました。
Q1ちゃんは壁際で小さく丸まって、他の猫や私の様子を警戒気味に見つめていました。
猫たちはこんなに可愛くて優しい生き物だったのか…、と私は穏やかな感激を一人密かに噛み締めました。
329 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/25(木) 12:38:36 ID:QisZB03F0
325-327のつづき
日が暮れて。
応接間に持ち込んだ石油ストーブに火を灯すと、心地よい暖気が室内に満ちました。
照明は絞って室内は仄かに明るく、また薄暗く、静けさによく合いました。
ストーブの前で、私は絨毯にあぐらをかき、猫たちはやや離れたところで3匹固まって猫団子になっていました。
真ん中を陣取ったQ1ちゃんがM1の下敷きになっていたのが微笑ましいです。
F1ちゃんはその2匹の保護者然とした感じで、たまにペロペロと舐めてやってました。
手を伸ばしてF1ちゃんの頭を撫でてやると、フガフガと音を立ててノドを鳴らしました。
つられて、M1もゴロゴロいい始めました。
こんなに穏やかに夜を過ごすのは久しぶりだったように思います。
いつも猫たちの一挙手一投足に神経を尖らせる毎日に溺れていましたから。
330 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/25(木) 12:39:37 ID:QisZB03F0
ベッドに入ると、F1ちゃんが一番乗りで潜り込んできました。
F1ちゃんは私の体の右側が定位置で、横腹にぴったり寄り添って、私の脇の下を前脚でプニプニ押すのが大好きなのです。
F1ちゃんを追うように、M1が続きました。
M1はF1ちゃんと私の間に強引に割り込もうとして、そのまま私とF1ちゃんの上でドスンと身を預けてきてしまいます。
彼はもうすぐ体重が5kgに達するので、ずっと乗られていると結構重いのですが、今日はそれも苦になりません。
Q1ちゃんはケージ暮らしを続けていたため、おずおずと寝室の隅っこに丸まるだけで入って来れません。
私はベッドから出て、そんなシャイなQ1ちゃんを優しく抱き上げると、2匹が寝そべっているベッドに彼女を招き入れました。
F1ちゃんの隣りに侍らせてみましたが、落ち着かないのか、Q1ちゃんは私の足元にモゾモゾ移動しました。
でもベッドの暖かさに気づいたのか、出ていこうとはしません。
みんなで一緒に眠ったおかげか、その夜はよく眠れたような気がします。
331 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/25(木) 12:40:43 ID:QisZB03F0
そんな日がしばらく続きました。
「ヨスガノソラ」に夢中になっていたこともあって、日々は平和そのものでした。
のんびりと風呂に入っていると、応接間と廊下から猫たちの駆け回る音が聴こえてきました。私はふと、
「このまま黒ムツは引退しよう。猫を虐めたって虚しいだけだよな…」
「苦手板のブックマークもはずす! 弱い生き物を慈しめる人間に生まれ変わろう!」
「となれば、ちゃんとワクチン接種や避妊手術も考えてやらなきゃな」
などと、取りとめも無く考えました。
思い立ったら善は急げで、近くにある動物病院の所在地を調べてみよう、と私は風呂から上がりました。今日はオナニーも無しです。
ところが、廊下に出てみると、とんでもない光景が私を待ち受けていました!
339 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/27(土) 13:09:55 ID:6A0RWZvh0
329-331のつづき
心臓を鷲掴みされたかと疑うほどの衝撃で、全身にドクンと鼓動が走りました。
廊下に溜まった大量の水。
そこに散らばってグチャグチャに溶け込んだ、千切れたトイレットペーパーの無数の断片。
トイレのドアが大きく開かれていて、水はそこから流れ出していました。
混乱状態のままトイレに入ると、ウォシュレットが作動していて、虚空に向けてシャーっとぬるま湯が噴出していました。
操作盤の上にはF1ちゃんがいて、噴出している水に前脚を差し出して遊んでいるところでした。
溜まった水溜りの淵にはQ1ちゃんが小さく佇み、水浸しの床を眺めていました。
ダメだ…抑えなきゃ…、キレちゃ…ヤバい…
ドクドクと湧き上がってくる或る衝動に、私は全力で抗おうと努めました。
340 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/27(土) 13:10:58 ID:6A0RWZvh0
しかし、あまりに唐突に不測の事態に遭遇してしまったため、理性は吹っ飛びました。
「なんだ~、水遊びしてたの☆」
にこやかにF1ちゃんに言うと、私は彼女を優しく抱き上げました。
腕に抱き、彼女の頭から背中までを、これ以上ないというくらいに柔らかく愛おしさを込めて、撫でてやりました。
数回撫でたところで、首の後ろ側の皮をそっと鷲掴みにし、支えていたほうの手で左右の前脚をまとめて掴みました。
「ほら、お水~♪」
そう言いながら、私はF1ちゃんの首から先を便器に溜まった水にドボンと突っ込みました。
と同時に、首を掴む手も、前脚を掴み手も、ありったけの力でギュッと握りしめ、慌てて逃げようとしたF1ちゃんをガッツリ固定しました。
F1ちゃんは後ろ足でカリカリと便器を引っ掻き、必死で水から顔を上げようとしますが無駄な努力でした。
341 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/27(土) 13:11:59 ID:6A0RWZvh0
しばらくすると、水中のF1ちゃんの口からコポコポコポっと気泡が溢れました。
少しずつ間を置いてそれが3回繰り返されたところで、今度はゴクンゴクンと水を飲み始めました。
首根っこを押さえた手に、水が嚥下される手ごたえが直に伝わってきます。
みるみるうちに、F1ちゃんはもの凄い量の水を飲みました。
暴れる力が弱まってきたところで、F1ちゃんを水中から上げました。
舌をだらしなく出したF1ちゃんは、ハッとしたように酸素を貪り始めました。
が、ハッハッハッと荒々しい呼吸をしているところを再び水中にドボン☆
虚を突かれて、今度はいきなり水をゴクンと飲みました。
そして、また定期的に気泡が溢れて、そして水をゴクリゴクリと大量飲み。
すぐに動きが弱々しくなってきたので水から顔を上げさせてみると、驚愕と恐怖に満ちた表情をしていました。
水遊び、楽しいね!
最終更新:2010年01月28日 17:14