vag先生6

351 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/28(日) 11:54:19 ID:wXZcr06C0
339-341のつづき

懸命に身をよじって私の手から逃れようとするので、廊下の水溜りに投げつけました。
バシャっ!と水がはね、F1ちゃんは体も水にまみれました。
マンガのように、その場で床と水をシャカシャカと掻いて、それからダッシュで逃げました。
ダッシュする元気が残っていることに、私は大いに満足と嗜虐心を感じました。

F1ちゃんは水を撒き散らしながら廊下の終点で走り、そこで怯えるようにうずくまりました。
どこからかM1が現れて、そんなF1ちゃんを気遣うように寄り添いました。
M1は濡れたF1ちゃんの体毛をペロペロと舐めました。

私が近づくと、M1は非難するような目でこちらを見ました。
それにカチンときた私は「文句あるならおまえも同じ目に遭わせてやんよ!」と、
M1を捕まえて、先ほどのF1ちゃんと同じように頭部を水に沈めました。
オスなので、暴れ方も力も比較にならない激しさで、こちらのボルテージも一気に上がりました。


352 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/28(日) 11:55:20 ID:wXZcr06C0
2回目の水没中に、M1の後脚が私の前腕部をザックリと引っ掻き、こらちが流血しました。
腕まくりして水しぶきに濡れていた前腕に、スーッと真っ赤なスジが走り、あたりに血の匂いが漂いました。
そう言えば、大忘年会のあと猫たちのツメを切るのを忘れていたようです。
私は舌打ちしながらM1を高々と持ち上げ、壁に叩きつけました。
M1は「ギャンっ!!」と悲鳴を上げ、続けて「ゴァーーーーっ!!!」と咆哮しました。
数回叩きつけて、最後に床に投げつけると、全力ダッシュでF1の元へ逃げました。

私は物置から根性入魂棒を復活させ、寄り添いビビっているM1とF1ちゃんに躊躇無く振り下ろしました。
すっかりテンションが上がっているため、始めから手加減なんて無しで、振りかぶってからビシバシいきました。
堪らずM1が駆け出しますが、そう来ると思っていた私はカウンターで彼を蹴り飛ばしました。

が、5kg近い体躯のM1なので、石でも蹴ったかのように足の甲が痛みましたw
今回は、拙攻が目立ちますw


353 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2008/12/28(日) 11:56:23 ID:wXZcr06C0
M1を壁に蹴り飛ばすと、私はF1ちゃんを再び捕らえました。
気が済まなかったので、再び便器に水没させました。
F1ちゃんは失禁した他には大した抵抗も見せず、されるがままでした。
水から引き上げて、首根っこを押さえたまま根性入魂棒でめった打ち。
さらに拳を作って、虚ろな表情の顔を往復で殴打。

F1ちゃんは恐怖のためか寒さのせいか、全身ガタガタ震えていました。
ふと閃き、私はF1ちゃんを日当たりの良い部屋に連れていきました。
カーテンを開くと、外は太陽が燦々と輝く快晴です。
私は虫メガネを取り出し、首根っこで捕捉したままのF1ちゃんに太陽光線を集めました。

狭い額に焦点を合わせると、フワリと煙が漂い、焦臭い匂いがしてきました。
熱いのか、F1ちゃんは焦点から逃れようとクネクネ動きました。
気の向くまま焦点を移動させ、額から鼻頭に、鼻頭から口元に、口元からヒゲに、ヒゲから目に。
瞳孔に焦点を合わせると、F1ちゃんは瞬膜を出して防衛しました。


369 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/04(日) 15:16:50 ID:Qw2Mwle10
どうも。
近所のオバハンたちの間で(悪い意味で)噂にあがっているそうで、鬱です。
年末に久しぶりに帰ってきた母親から聞かされて、ショックで毎日フテ寝してました。

368
「ティアラ」と「祝福のカンパネラ」を予約してありますが、今は特にやってません。


370 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/04(日) 15:41:25 ID:Qw2Mwle10
351-353のつづき

痛覚神経が通っていないのか知りませんが、瞬膜に焦点を当てても反応がありませんでした。
白い膜からの照り返しで、こちらの目が眩惑されただけでした。
角膜が露出しているところを狙って焦がそうとしてみましたが、しまいには怒りのF1ちゃんにガブっと噛まれました。
タペタムの機能を破壊してみたかったのですが、ひとまずおあずけです。

噛まれたので、直ちに猫用ツメ切りを用意して、F1ちゃんの犬歯4本をバキバキ折りました。
永久歯だろうが知ったこっちゃありません。
飼い主に牙を剥く動物は、粛清か矯正されて当然です。
むしろ、ちょうどいい機会でした。

折った犬歯の切断面からは、例の如く血がジュワジュワ溢れてきました。
血の味が気になるのか、F1ちゃんは何度も何度も舌をペチャペチャ言わせました。


374 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/05(月) 09:57:12 ID:WQSvNz6i0
370のつづき

首から上と、身体の半分がびしょ濡れで、眩しく暖かいひなたにいるのにガクブルのF1ちゃん。
すっかりスイッチが入ってしまった私は、そんなF1ちゃんの姿や仕草、何を見ても苛立ちました。

散発的に顔面を往復殴打するなど、しばらくダラダラしました。
放免するか、更に痛めつけるか、迷っていたのです。
結局、ひとまずケージの中にぶち込んで、大きな水たまりと化した廊下を片付けようと決めました。
ケージに叩きつけるように投げ込むと、F1ちゃんは這うようにして隅っこに移動し、小さく丸まって眼を閉じました。
離れた場所から見ても明確にブルブル震えていたので、ちょっと溜飲を下げました。

物置から雑巾とバケツを持ち出し、風呂の浴槽からまだ暖かな昨夜の残り湯を汲みました。
やれやれ、糞かったるいことをしてくれた、とすっかり仏頂面な私です。
ところが、廊下に出たところでちょうどQ1ちゃんと出くわして、出会い頭にいきなりシャーっと威嚇されました。
これでまたプチンときました。


375 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/05(月) 09:58:40 ID:WQSvNz6i0
ほとんど条件反射で、お湯が入ったバケツをQ1ちゃんに投げつけました。
バケツはQ1ちゃんの下半身に当たりました。
激しく水飛沫が飛び散り、バケツが転がる音、飛沫が跳ねる音、そしてQ1ちゃんの「ニャギュっ!」という悲鳴が交錯しました。

尻尾をブワっと膨らませてQ1ちゃんは全力ダッシュで逃げました。
バケツも廊下も一切放り出して、その後を追います。

Q1ちゃんは応接間の隅っこで丸まり、大きく見開いた眼でこちらを見ながらウーウー唸っていました。
捕まえようと手を伸ばすと、一瞬の差でその横をすり抜けて、再びダッシュで逃げました。
私はニヤニヤ笑いながら、追跡を続けました。
応接間を2周したところで、私の足の横を駆け去ろうとしたQ1ちゃんにカウンターでシュートをお見舞いしました。
メスの子猫はとても軽く、壁までふっ飛ばしてもこちらはノーダメージでしたw

壁際を這って逃げようとするところを、ついに身柄確保。
さあ、スーパー金槌タイムといきましょう。


376 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/05(月) 10:09:01 ID:WQSvNz6i0
首根っこを掴んで、Q1ちゃんの顔を上向かせます。
その鼻頭を狙って、釘を打つ時の調子で金槌を振り下ろしました。

パワーは絶大で、たった1発で両方の鼻から鮮やかな赤色の鮮血がドバっと流れてきましたw
Q1ちゃんは悲鳴をあげながら、ツメを立てた四肢をメチャクチャに振り回して暴れました。
荒い呼吸のため、鼻血が溢れる鼻がプシュプシュ音を立てました。

反応が素晴らしかったので、さらに数発振り下ろしました。
もうこうなったら鼻の骨を折ってやろう、といわんばかりの勢いで。
Q1ちゃんは立て続けに失禁と脱糞をし、ウーウーウーと哀愁漂う鳴き声をあげましたw
やばいくらい良い反応です。

楽しかったので、ついでに頭も軽~くコチコチ叩いておきました。
バカになってしまうと困るので、本当に軽~くですけどね。


381 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/07(水) 14:25:19 ID:6EvsbHbT0
374-376のつづき

この辺で、だんだん気持ちが散漫になってきました。
水浸しの廊下や、猫が失禁・脱糞したところを掃除せねばならないと思うと、気持ちが殺がれてしまったのです。
スーッと面倒になってきて、Q1ちゃんをポイっとその場に放り捨てました。
Q1ちゃんはヘコヘコした腰つきで、いつもの自分の居場所に逃げていきました。

そんなわけで、最後にもう1度F1ちゃんに大好きな水遊びをさせて、以後自制することに決定。
ケージに戻ると、F1ちゃんは濡れた体のまま先ほどと同じ姿勢で丸まっていて、
その傍らにはやはり首から上が濡れたままのM1が寄り添っていました。

F1ちゃんは前回熱湯でヤケドした時と同じように、ギュッと眼を閉ざして身じろぎ一つしません。
デコピンを加えてみても無反応で、唸り返すことすらありませんでした。


382 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/07(水) 14:26:20 ID:6EvsbHbT0
が、そんなことお構いなしに、F1ちゃんの襟首を掴んで掻っ攫いました。
M1が驚いたような様子で、持ち上げられていくF1ちゃんを見送りました。
M1は、まだヨチヨチ歩いていた頃から一緒に暮らしてきたF1ちゃんのことが大好きなのです。
「ニャオーン」と心配そうに一鳴き。
為すすべもなく、F1ちゃんを見つめるM1でした。

さて、F1ちゃんにはとっておきの水遊びを満喫してもらわねばなりません。
力なく四肢を垂れたF1ちゃんを、まずはキャリーボックスに閉じ込めます。
狭い入り口をくぐる時、ちょっとだけ嫌がって身をよじりましたが、無理やり押し込めました。
キャリーに入ると、再び小さく丸まって大人しくなりました。
もう襲い掛かる運命に抗うことを諦めてしまったかのようです。

さあ、最後の舞台は猫にとっての約束の地、風呂場です。


383 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/07(水) 14:34:38 ID:6EvsbHbT0
浴槽では、さっきバケツを汲んだ時のまま残り湯が静かに湯気を立てていました。
そのお湯の中に、出入り口を上にしたキャリーボックスをゆっくりと沈めていきました。

F1ちゃんは突如自分が水没しだした事に気づき、ダメージも忘れてパニックを迎えました。
水から逃れようと、出入り口に向かって必死で前脚を伸ばしますが、足掛かりになるものがありません。
バシャバシャ水を掻きながら、「ゴアっ!ガーーーっ!!」と大音量で絶叫する様は悲痛そのものでした。
やがて、とうとうキャリーは完全に水没。
F1ちゃんは水中でボコボコと水泡を吐き出しながら、なおも自由を求めて四肢を振り回していました。

絶叫した口の形でもの凄い形相のままのF1ちゃんと、水越しに眼が合いました。
ここで一旦キャリーを水から上げました。
F1ちゃんは水から上がったことに気づかないのか、激しく暴れ続けましていました。


387 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/08(木) 11:34:48 ID:nsoko3S40
381-383のつづき

全身が水に浸かったF1ちゃんは、体毛がぺったりと身体に張りついて、貧相な姿でした。
もう何度も見てきた、恐怖と衝撃に満たされた表情で、不規則な呼吸をしていました。
激しい動揺が見てとれて、F1ちゃんには悪いのですが、笑ってしまいました。
(あー、今こいつ「死ぬかと思った!」とか考えてんのかなーw)と、ニヤニヤが止まりませんでした。

面白いので、少し間を置いて再び水没開始。
F1ちゃんはグングン上昇してくる水面から逃れようと、脱出への報われぬ抵抗をまた始めました。

口と鼻がギリギリ喫水しない高さでキャリーの沈下を停めてみると、
動かなければ何とか呼吸が保てる筈なのに、下手に暴れるから反って水没して水をガブ飲みしました。
溺れるものは藁にもすがる…と言いますが、パニックに陥るとこうも判断を誤るものかと教訓になりました。


388 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/08(木) 11:35:50 ID:nsoko3S40
と、その時、あまりにF1ちゃんが暴れたためにうっかり手が滑って、キャリーを手放してしまいました。
たちまちゴボゴボっと気泡を吐きながら、F1ちゃんは水中に没しました。
動揺した私は「うーん、どうしようどうしよう(棒読m」と手をこまねくばかりでした。

キャリーの中でF1ちゃんはひとしきりもがいていました。
が、「ん?なんか水が濁ってきたな?」と思った直後、口からドロっと消化しかけの胃の内容物を大量に吐き出しました。
そして、動画をストップさせたかのように、まったく暴れなくなりました。

明らかな様子の変化に気づき、私は急遽キャリーを水から上げました。
キャリーから濁りきった汚水と半分消化されかかったフードがザバーっと吐き出されます。
私はキャリーの出入り口を開き、風呂の洗い場に濁り湯もとろもF1ちゃんを放り出しました。
ずぶ濡れで、痩せ細ったような姿のF1ちゃんは、ぐったりして身じろぎ1つしませんでした。


389 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/08(木) 11:37:05 ID:nsoko3S40
間髪入れずに、F1ちゃんの後脚を持って逆さ吊りにしました。
そして上下に激しく揺すって水を吐き出させようとしましたが、まったく吐きません。
苛立たしく口の中を見ると、吐きかけの未消化物がたっぷりとノドの奥まで詰まっていました。
仕方なく、口の中に指を突っ込んで、取り除けるったけの未消化物を取り除きました。

その最中、F1ちゃんの下アゴがパカッと1回開きました。
お、蘇生したか?と一瞬思いましたが、それが最後の生体反応となりました。
F1ちゃんの絶命と同時に、野良犬の群れがいるかのような獣臭さが風呂場にたちこめて、息が詰まりそうでした。

哀れ、F1ちゃんは母になる喜びを知ることもなく、推定生後7ヶ月の短い命をここに呆気なく終えたのでした。

(次回、今シリーズ最終回)


394 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/09(金) 14:36:13 ID:JvCe62rd0
387-389のつづき

そして、黄昏の近づく頃。
M1は、F1ちゃんの亡骸を遠巻きに見つめていました。
まるで近づくことを恐れているかのように、一定以上の間合いを崩そうとしませんでした。

廊下に広げられた清潔なバスタオルの上。
一切の活動を止めたF1ちゃんが、静かに横たわっていました。

生乾きの体毛は、生前の艶やかさからは想像もつかないほど荒れて、毛並みも乱れていました。
半開きの口からは、折れた犬歯と、力なくはみ出しかけている舌がのぞき、
開かれたままの両眼は、早くも瞳孔が濁って、輝きもなく虚ろそのものでした。
背に触れると、死後硬直が緩やかに始まった筋肉から強張りが感じられました。


395 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/09(金) 14:37:14 ID:JvCe62rd0
Q1ちゃんは、半ガレージのケージに戻して、F1ちゃんの亡骸を見せないよう対処しました。
ずっと一緒に育ってきた、幼馴染みのM1にだけ、彼女を見送らせることにしました。

M1を抱き上げて、F1ちゃんの傍らに降ろしました。
M1は落ち着かない様子でウロウロ歩き、恐る恐るF1ちゃんの匂いを嗅ぎました。
そのままバスタオルの隅っこに腰を下ろして丸まり、黙ってF1ちゃんを見つめていました。

日が沈みかけ、辺りが薄闇に包まれる頃。
私はF1ちゃんをバスタオルに包み、さらにダンボール箱に詰めて、久しぶりにマンションの外へ出ました。
エレベーターも、エントランスも、静寂に包まれていて、誰とも会いませんでした。
私は、埋葬場所を目指して、黄昏の道へ自転車をこぎ出しました。(未完)


396 名前: ◆A6333/vag. [sage] 投稿日:2009/01/09(金) 14:38:29 ID:JvCe62rd0
てなことで☆
以上を第1部と位置づけまして、一旦終了します。
ご愛読ありがとうございました。

第2部は、いよいよ、と言うかやっと本題に入っていこうと思います。

成熟して性欲を持て余すM1、自閉的で粗暴な性格に成長したQ1ちゃんの、それぞれの運命。
新キャラF2の出現と台頭。
続々登場してくる子猫たち。
さらに強化された、可愛がりの新アイテム。
そして、儚く散っていく数多の命…。

第2部はそのあたりをモチーフに、これまでより更に緻密な描写を志向していく予定です。
お楽しみに。
最終更新:2010年01月28日 17:15