当社は三つの私鉄「成急電鉄」「東京高速鉄道」「京神高速鉄道」によって構成され、それぞれが違った誕生経緯を持つ。
このため、当社をひとくくりの歴史で取り上げることは出来ない。よって、各構成企業の沿革を一つづつ述べていくこととする。
まずは、当社最大の路線数を持つ成急電鉄から取り上げていこう。
成急電鉄
成急電鉄とは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・福島県・宮城県の1都7県に路線網を展開していた日本の私鉄。2010年に首都急電鉄「セラコム」に統合された際、同社の中核企業となった。セラコム路線の実に60%ほどが同社路線であり、かつては「西の近鉄、東の成急」とまで呼ばれた。
成急の沿革
1924年
- 4月 3日:東京貨物電軌創設。
- 9月 2日:貨物路線として中央停車場[現京橋]〜那須[現那須塩原]開業。
1925年
- 1月25日:貨物鉄道事業の傍ら、旅客事業を開始。
- 4月12日:1形を投入。
- 5月 1日:東北線宇都宮~千住[現北千住]間を3両編成で開業。
1927年
1928年
- 6月20日:多摩電気軌道が多摩線を2両編成で開業。
- 11月15日:東北線急行運転開始に伴い5形を投入。
1930年
- 1月25日:鉄道省に合わせてメートル法批准。
- 1月31日:東京線を3両編成で開業。
- 3月10日:10形を投入。
1932年
- 9月28日:鹿島線千住[現北千住]〜印旛[現印旛日本医大]間を4両編成で開業。
- 10月 2日:多摩電気軌道を吸収。
- 12月 1日:50形を投入、急行用に100形を投入。
1933年
- 2月25日:鹿島線印旛[現印旛日本医大]〜神宮北[現鹿島サッカースタジアム]間延伸開業。編成を4両から5両に組み替え。
1942年
- 1月11日:帝都貨物電軌に社名を変更。
- 5月26日:陸上交通事業調整法施行により多摩線が大東急に併合される。
1944年
1945年
- 3月10日:東京大空襲で車両の約7割を焼失。
- 8月15日:終戦。
- 10月 1日:帝都貨物電軌から帝都急行に社名変更、同時に企業形態を旅客運用主体に切り替え。
1946年
1948年
- 6月 1日:多摩線駒沢~尻手黒川道路[現北鷺沼]間を大東急から返還。
- 11月30日:東北線宇都宮〜那須塩原間延伸開業。編成を6両から7両に組み替え。
- 12月 1日:急行を高速(IC)に格上げ。
- 12月13日:福島線那須塩原〜郡山間を4両編成で開業。
1959年
- 3月20日:多摩線尻手黒川道路〜橋本まで延伸開業。編成を2両から4両に組み替え。
- 10月15日:IC用に50000形を投入。
1960年
1963年
1964年
1972年
- 12月25日:多摩線に3500形を投入。多摩線の編成を4両から6両に組み替え。
1973年
1974年
- 3月31日:京橋〜那須塩原間の貨物運転終了。
- 4月 1日:帝急から東京成国急行電鉄(以下成急)へ社名変更。
1981年
- 5月11日:多摩線に3900形を投入。多摩線の編成を6両から8両に組み替え。
1982年
1983年
- 3月 1日:3900形二次車を投入。
- 5月17日:葛西線の編成を3両から5両に組み替え。
1987年
- 8月20日:葛西線を葛西臨海公園まで延伸開業、特急用に60000形を投入。
1989年
1998年
2001年
- 9月12日:多摩線を西東京線と改称。西東京線の編成を8両から10両に組み替え。
2003年
- 10月27日:鹿島線、西東京線に7000形を投入。
2005年
・西東京線で、
女性専用車を平日の6:00〜9:00の八王子方先頭車に設定。
・葛西線、
西東京線で全線ATO自動運転開始。
・西東京線に
8000形を投入。
2006年
- 3月 頃:京神高速鉄道の吸収を表明。
- 11月20日:福島線に8030形を、東京線に8050形を投入。IC用に70000形を投入。
2009年
- 3月 頃:水面下で東京高速鉄道との合弁化が立案。
- 4月 1日:京神高速鉄道を併合、首都線と小田原線を獲得。
- 12月 1日:西東京線下り全線でホーム柵の設置開始。
2010年
- 12月 1日:同年の新企業誕生に向け、9000形先行試作車落成。
- 12月26日:東京高速鉄道と併合、新社名をセラコムと発表。以後、同社の中核企業となる。
2011年
東京高速鉄道(実在の旧東京メトロとは別)
東京高速鉄道とは、東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県の1都3県に路線網を展開していた日本の私鉄。現在は首都急電鉄「セラコム」に統合されている。
東京高速の沿革
2000年
2004年
- 5月22日 東川口線【東川口 - 北千住】・新宿線【北千住 - 七光台】間が暫定開通。同日より10000系・15000系・25000系の営業運転を開始する。種別は各停のみ。
- 12月11日 新宿線【北千住 - 横浜】間が開通。同日より川崎駅から川崎市営地下鉄・小田急多摩線との相互直通運転を開始に伴い10050系が運行開始。同日より東川口線内でワンマン運転・ATO自動運転を開始。同日より東神奈川駅から京神線との直通運転を開始。このときに「快速」「通勤快速」「急行」の3つの種別が新宿線に誕生した。
- 12月11日 新宿線全線で全座席指定の特急「サエール」と通勤時間帯を走る通勤特急「モーニングファースト」「イブニングファースト」(座席数限定列車)が運行開始。20000系がデビュー
2005年
- 3月1日 新宿・七光台を始発とするJR東海道線・伊東線・伊豆急線との横浜~伊豆急下田までの直通運転を開始。1日4往復。
- 5月9日 新宿線に限り、平日の始発~9:00までの上下全線全列車(特急除く)で女性専用車を導入。
2006年
2月11日 「東神宮駅」が「表参道ヒルズ」に改名。同日よりオープンした複合施設に合わせた改名となった。同日より土休日限定で快速・急行が止まるようになった。
- 3月18日 新宿線【横浜 - 横浜みなとみらい】間が開業。ちなみにこの区間は2004年1月で廃線になった旧東急東横線の高島町~桜木町間を転用した。同日より、新宿線・鎌取線に「快速急行」「区間快速」の種別が誕生した。これに伴い「通勤快速」廃止。及び急行停車駅の変更が行われた(新子安の停車化)。
- 3月18日 鎌取線(舞浜リゾートライン)【品川 - 舞浜】間が開通。同日より特急運転も開始された。
2008年
- 1月中旬 東川口線の15000系が順次6両編成化が行われる
- 3月15日 東川口線【東川口 - 埼玉スタジアム】間が開通。新宿線【横浜みなとみらい - 横浜スタジアム】間が開通。今改正より東川口線内で急行運転の開始・6両編成化が完了。また、弱冷房車の設定が従来の2号車に加え、5号車と9号車が追加された。(全線)
- 3月15日 特急の運行形態の見直しに伴い、伊豆急・JRとの直通運転が終了。鎌取線の特急が日中を中心に大幅に増発された。
2009年
- 1月9日 鎌取線延伸・新宿線延伸を前に25000系のモデルチェンジ車がデビュー。東京高速としては初となる幅広車体が導入された。
2010年
■ 新宿線【七光台 - 下館】間が全線開通。これに伴い分割運用が可能な10070系が運行を開始した。
■ 従来の種別「快速急行」と「快速」と「区間快速」が、「区間高速」、「準急」、「区間準急」にそれぞれ名称が変更された。
■ 松戸検車区が廃止。検車区の機能は岩井駅付近(岩井検車区)移転。(松戸検車区は現在、博物館建設の用地となっている。)
■ 女性専用車の設定が変更。7:00~9:00までの準急~快速急行の種別のみに適用され、導入区間も横浜方面は岩井から品川まで、岩井方面は始発駅から北千住までとなった。また、鎌取線の設定区間(全区間で横浜方面のみ)の変更はない。
■ 新型デジタルATCを導入。運行時間の短縮が図られた。
■ 当日付けで東京高速鉄道株式会社は「首都急電鉄(セラコム)」に統合。以降は清算事業として一部存置。
2011年
京神高速鉄道
京神高速鉄道とは、東京都・神奈川県の1都1県に路線網を展開していた日本の私鉄。2009年に成急電鉄に統合され、セラコムとなって現在に至る。かつては相模湖方面への観光特急「つくい」で名を馳せた「京神特急」を走らせていた神奈川県内でも有名な会社である。
京神の沿革
セラコム
以上の沿革をふまえ、2010年に誕生したのがセラコム(首都急電鉄株式会社)である。正確にいえば、各企業がそれを運営するグループごと合体したため、併合前の各企業が保持していた輸送業から製造業、不動産業など多数の業種を運営する大規模な企業となった。経営統括の中心にいる首都急グループは、いわばホールディングスに近い状態となっている。
セラコムは統合後に様々な路線、車両改革に乗り出し、誕生後すぐに新造車両も登場させている。
ここではそれらを中心に述べていく。
セラコムの沿革
2011年
2012年
西線区ではダイヤ改正を以下の内容で実施された。
■
新宿線の日中の各駅停車(1時間当たり)6本中3本が10両編成化
■ 鎌取線の各駅停車を8両編成化
■ 浦安支所所属の20000形「IC」が完全6両編成化(10両編成3本 → 6両編成4本・4両編成1本《新宿線に転属》に組み替え)
■ 新宿線「区間高速」の運行時間帯拡大
東線区ではダイヤ改正を以下の内容で実施された。
■ 東北線、福島線で各駅停車を全車10連化
■ 葛西線で急行運転開始
■
首都線「区間高速」の運行時間帯拡大
■ 鹿島線「区間高速」の運行時間帯拡大
最終更新:2014年02月05日 13:35