三狐の領域からの使者

三狐の領域からの使者

ゆい
大変です!ついにこの日がやってきてしまいました!
プレイヤー
どうしたんですか?そんなに血相を変えるなんてゆいさんらしくないですよ
ゆい
そ、そうでした……読書を愛する深窓の令嬢で売ってる私が取り乱すなんて
ひまり
深窓の令嬢とやらはあんな穢れた書は読まんと思うがの
ゆい
失礼ですね、普通の書だってちゃんと読みますよ?
ひまり
薔薇薔薇や百合百合しておる書が普通ではない事は一応自覚しておったのか……
プレイヤー
先ほどから話が進んでいないので、続きを聞かせてもらえますか?
ゆい
はい、まずは深呼吸をば……すーはー、すーはー、よし
ゆい
私に長く仕えていたオウカと言う者が居るのですが、それがこの地に向かってます
ゆい
私を連れ戻そうなんて魂胆も見え隠れしてます、これはかつて無い危機ですよ
ひまり
ゆいよ、おぬし自身はどう思うのじゃ?故郷に戻りたいと思っておるのか?
ゆい
答えは否です。私はもうこの地に骨を埋める覚悟が出来ちゃってます
プレイヤー
なら決まりですね、ゆいさんの身は僕達が絶対に護ります
ひまり
うむ、いざと言う時の切り札として、ゆいの身柄は確保しておくべきじゃからの
ゆい
ああ、(プレイヤー)さんの愛とひまりさんの打算をひしひしと感じます……
次へ
一覧に戻る
最終更新:2020年07月01日 14:09