究極のなべ焼きうどん

究極のなべ焼きうどん

雪妖姫の使い アオイ
そこでです！究極のなべ焼きうどんを作るための食材をって、聞いてますか？
(プレイヤー)
え？ああ、はい、聞いてますよ
雪妖姫の使い アオイ
本当ですか？いまちょっと、うわの空じゃありませんでしたか？
(プレイヤー)
そんな事は無いですよ、かれこれ十日くらい話を聞いていたような気がしないでもないですが
雪妖姫の使い アオイ
じゃあ質問です、究極のなべ焼きうどんに必要な食材を挙げてください
(プレイヤー)
緋緋色金(ﾋﾋｲﾛｶﾈ)製の土鍋、海皇龍で出汁を取ったつゆ、万年小麦を練った麺と後は……
(プレイヤー)
怒り椎茸、七色長葱、大名海老の天ぷら、でしたっけ？
雪妖姫の使い アオイ
すごいですー！ちゃんと聞いていただけてたんですね、試すような真似をしてすみません！
ひまり
おぬしらの話が聞こえて来たんじゃが、ちょっと良いか？
(プレイヤー)
なんでしょうか、ひまり様
ひまり
その話の筋、微妙にトリコっぽいので今のうちに止めておかぬか？
(プレイヤー)
僕もその辺りを危惧してるので、出来れば無しな方向に話を進めるつもりでした
雪妖姫の使い アオイ
そっちのご先祖様の言う通り、口にした者をことごとく虜にする恐るべき料理なんです！
ひまり
そう言う事にしておくと面倒が無いのでおぬしの言う通りとしておくか
(プレイヤー)
でも、どれも聞いた事が無い物ばかりなんですが本当に実在するんですか？
雪妖姫の使い アオイ
大丈夫です、この極寒の領域に伝わる料理の奥義書にはちゃんと記されておりますので
(プレイヤー)
(あれ……もしかして、ひまり様が残したインチキ指南書じゃありませんか？)
ひまり
(なんとっ！？わしが眠りについておる間、あんな僻地まで流れていたのか)
(プレイヤー)
(どうするんですか？既に色々な人が信じちゃってるみたいですけど)
ひまり
(かくなる上は何とかするしか無いのう……おぬしがじゃが)

次へ
一覧に戻る