アルル

アルル()/Arle》

年齢 16歳
性別
得意技 ファイヤー
相棒 カーくん(カーバンクル)
本名:アルル・ナジャ
基本的に16歳の女の子であり魔導師の卵、つまり魔法使いである。魔導物語では幼稚園児時代を描いた作品(エピソード1)もある。誕生日は7月22日。身長は158cm。一人称は当初はひらがなで「ぼく」(「あたし」と言った時もあった)であったが、やがてカタカナで「ボク」に変わった(ボク少女)。例外もあるが多くの場合、闇の貴公子サタンに結婚を迫られている。「カーくん」ことカーバンクルという、額にルベルクラクという宝石が付いている不思議な生物と行動を共にしている。当初は芯が強くやや性格のきつい優等生タイプだったが、末期はかなりの天然ボケだが禁断の魔法が使えるという設定に変わった(これは、コンパイル社長である仁井谷正充の意向でもあるらしい)。

ちなみに、『魔導物語』・『ぷよぷよ』で4つ繋がったぷよぷよが消えるのは彼女が会得した禁断の魔法“オワニモ”による。

怖いもの知らずで、単体でも冒険に出る事も多い。男勝りと思われがちだが、実はそうでもなく、至って天真爛漫な女の子である。少々ワガママで周りを見ないことも多い無責任な所もあるが、憎めない。

MSX2版の魔導物語1-2-3までは名前が無かった(開発スタッフの間では「らっこ」と呼ばれていた)が、魔導物語1-2-3がPC-9801に移植された時に命名された。「アルル」はクラシック音楽のアルルの女、「ナジャ」は海外の小説に登場する女性の主人公から取られている。

なお、彼女に限らず『魔導物語』・『ぷよぷよ』の多くの登場人物は「描き手によって全く絵が違う」のが特徴である。当初は媚びの少ないヒロインだったが、「魔導シリーズ」が乱発されてくると次第に崩れていった。キャラクター設定もシナリオライターによってまちまちであり、作品間で人物関係などが大きく食い違っていることも多い。

普段は青と白を基調とした衣装を着ているが、ぷよぷよDA!では、赤いトップと黒いジャージを穿いていた。この時彼女はニット帽を被っていた為、束ねている部分は隠れていて見えない。この作品でゲスト出演したエレナとは普通に仲良く出来る様子。

アルルの主な魔法


ファイヤー
炎の魔法

アイスストーム
氷の魔法

ライトニング、サンダー
共に雷の魔法。元々サンダーは炎の卒園児で一般公募から選ばれた魔法だったが、炎の卒園児が発売されるより先にGG魔導Aでライトニング、はなまる大幼稚園児でサンダーが登場してしまった。サンダーの出番は2作品限りでそれ以降はライトニングが登場していたが、ぷよぷよフィーバーでは久々にサンダーを用いた。

ジュゲム
爆発を起す魔法。強力だがその分魔導力の消費も大きく、作品によっては成功率が極端に低い。

ヘブンレイ
わくわくぷよぷよダンジョンで登場した光の魔法。広範囲を攻撃できる。同作ではホーリーレーザーという直線状の敵を攻撃する光の魔法もあった。その後ぷよぷよフィーバーで使用、ぷよぷよフィーバーチューではアルルと同時にカーバンクルもビームを放つ。

ダイアキュート
次に唱えた魔法の効果を増強する(3倍であることが多い)。重ねがけすることでより効果が強まり、サンプリングボイスも「ダイアキュート」→「ダダダイアキュート」→「ダダダダダイアキュート」→「ファファファファファファファイヤー」とダイアキュート一回に付き次の呪文の頭の部分を2回(作品によっては1回)余分に繰り返す。製作者側も間違えることがあるがダイヤキュートではない。ぷよぷよフィーバーでは英語版のボイスが"diamond cutie"になっているが、魔法の効果から綴りは"di-acute"(diが2倍、acuteが強烈、鋭いの意)だと思われる。

ヒーリング
体力を回復させる魔法。GG魔導Iで他人にかけることが出来ることが判明した。
ばよひひひ〜、リバイア
自分が受けたダメージを相手にはじき返す魔法。作品によって痛み分けの場合と、こちらはダメージを受けない場合、そして返すことは出来ずに被ダメージを軽減させるだけの場合がある。

イリュージョン
幻影の魔法。自分の姿を竜に見せて弱い敵を近づけさせなくする。ぷよぷよ通では「ぼくもドラゴンになれる」とアルルが言っていたが、決して竜そのものに変身できる魔法ではなく、竜の姿はあくまでも幻影である。

ブレインダムド
相手の思考能力を奪う魔法。98魔導では、思考能力が奪われた相手は器用さが欠けたり、自らを攻撃したり、舌が回らなくなるといった行動に陥っていた。

ばよえ〜ん
相手を感動、もしくは誘惑させて動けなくする魔法。第1作のみ感動させてその場から立ち去らせる魔法であった。成功率と持続時間は作品ごとに異なるので、使い勝手も作品ごとに異なる。セガサターン版魔導物語のみおじゃまぷよを相手の頭上に大量に降らせる魔法になっており、とどめに太陽ぷよが落ちてくる。当初は「呪文の響きを聞いたものは感動に陥る」だったが、はなまる大幼稚園児でアニメーション化される際に、「花を咲かせて誘惑させる」に変更された。わくわくぷよぷよダンジョンやぷよぷよフィーバーで花が咲くのはこの為である。ダークアルルの場合、花ではなく、毒をまとった物質になる。

るいぱんこ
ゲームギア版魔導物語で登場。使うまで何が起こるかわからず、一回の戦闘で一度までしか使うことが出来ない。何かを召喚することが多く、魔物ともどもアルルがダメージを受けてしまうことも珍しくない。ぷよぷよ〜んでは一定時間おじゃまぷよの落下を防ぐ。名前はコンパイルを逆さから読んだもの。

オワニモ
同じ色をした魔物を4匹揃えると、それらを時空の彼方へ飛ばしてしまう魔法。使い道が無いので封印に近い形で忘れ去られていた。習得したアルル自身も使い道が無いと思っていたが、同じ頃、サタンがぷよぷよ地獄を作り出していたことで、使いまくることになる。と、ぷよぷよの説明書には書いてあるが、アルルがオワニモの呪文を唱えるシーンが描かれたことは無く、アルル以外の者がぷよぷよを4匹揃えたり、ぷよぷよが自発的に4匹揃った場合でもぷよぷよが消えてしまうことから、アルルがオワニモの封印を解いたことで、常にオワニモが発動している状態になっているものと推測される。
ゲームギア版のぷよぷよの説明書では、魔導の女神が作った呪文と語られていたが、同日に発売されたPC-98版のぷよぷよの説明書では、古の賢者が作った、時の女神の力を借りる呪文であると語られている。後の作品群では時の女神が登場していることから、後者の設定を採用しているようである。この魔法はあくまで、ぷよぷよが4匹揃うと消えてしまう理由を説明するために作られた魔法だったのか、中期作品からは名前が出てくることも無くなってしまった。ぷよぷよシリーズのゲーム中で名前が出てきたのは、ぷよぷよフィーバーチューが初めてである。

BGCOLOR(silver):関連ページ


コメント
名前:
コメント:

すべてのコメントを見る

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年08月03日 19:34